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2005年8月16日<br />アンマンからイルビットを経由して、国境の町ラムサに来る。ここから乗合タクシー(2JD)に乗って、国境を越えて、シリアに入国。乗合タクシーはダラーまで行き、そこからミニバスに乗り継いで、ボスラに。ボスラにはローマ劇場があって、そのまわりに遺跡が点在している。このボスラの町にはあまりホテルがなく、安宿もなさそうなので、バックパックまるごと持って、ローマ劇場に向かう。ちょうどバスから降りた目の前がローマ劇場だった。<br />バックパックを受付のところに置かせてもらって、中に入ることに。どこのローマ劇場もやっぱりローマ劇場であったが、これは中東一の大きさで、2000年近くの歴史があると言う。客席上方を一巡して、ステージの方へと降りていく。そしてステージから部屋に通じそうな道に入っていく。工事中だったので、迂回して、再び外に出ると、そこでちょうど地元の若者が私の方を振り返り、「写真を撮ってもらっていいですか?」と絶妙のタイミングで出た瞬間に言ってきた。他に男女2人ずついて、学生ぽかった。<br />「どこから来たのですか?」と尋ねてきて、「だったら、この歌を知っていますか?」と「走れ♪走れ♪○×○×飛べ♪飛べ♪○×○×・・・♪♪♪」と日本語で歌ってきた。<br />これは日本の有名な漫画の主題歌なんですよと言われても、どんな漫画なのか見当もつかない。どうやらシリアのテレビで放映されている日本の漫画の歌らしい。「えっ、知らないの?」とこんな有名な漫画を日本人のくせに知らないのかとちょっとびっくりしたらしい。<br />いきなり和気藹々のムードとなり、私と一緒に写真を撮りたいと言ってきた。それから「これから予定があるのですか? よかったら一緒に回りましょう」と誘ってきた。<br />男3人ともテレビ漫画に登場するキャラの名前をニックネームにしている。よっぽどその番組がおもしろいのだろう。外に出て、そこから遺跡巡りに向かった。彼らは色々と案内してくれる。女性2人はエジプトからの留学生で、しばらくダマスカスの大学で勉強して、もうすぐ帰国するらしい。男3人もダマスカス出身だが、このボスラに来るのは初めてらしい。どうやら大学の修学旅行らしかった。他にも男2人と女1人がいた。ローマ劇場のまわりには宮殿やら、カテドラル、モスクなどの遺跡があって、そのあたりを学生たちと雑談したり、写真を撮ったりして、回った。<br />そして時間が来て、学生たちはバスに向かったが、私も一緒について来ないかと再度、誘ってきた。これからシャハバの方に向かうらしい。それからダマスカスに戻るようだった。これは好都合だと思って、一緒にバスに乗ろうとしたが、運転手が何やらどうたらこうたらと学生たちに言い始めた。しかし、しばらく話し合った後、大丈夫だと言われて、私もバスに乗らせてもらった。バスの中ではワイワイガヤガヤと学生タイムになって、いきなり私に一番話し掛けてきた男が音楽のリズムに合わせて踊りだした。私にも踊れと言う。バスは爽快に砂漠の中を駆け巡る。<br />そして連れて行ってもらったところが火山の噴火からできた洞窟だった。なぜか知らないがレストランの下に入り口があって、そこから入っていく。地面はドロドロしている。しかし、見事なカマボコ型になっていて、人間の力で作られたトンネルのようだった。<br />シャハバの町に来ると、そこで昼食時間になった。友達のひとりがその町で待っていてくれて、彼にレストランに案内してもらう。ちょっと高級そうなレストランに入った。学生たちはおそらく裕福な家の出身らしい。総勢11人が長テーブルに坐る。最初に出されたものはフモス(豆をペースト状にして、タヒーナやレモンを添える。超おいしい!)やムタッバル(ナスのペースト)、ナッツ、ホブス(チャパティのようなパン)、サラダ、フレンチフライなど盛りだくさんで、これだけでお腹一杯になりそう。しばらくして、メインのカバブやコフタ、ローストチキンが出てきた。<br />超お腹一杯になって、またバスに乗り込む。今度は先ほどと比べて、非常に静かになった。腹が一杯になると、どうしても眠たくなる。私の口が開いた寝姿を学生に撮られてしまった。不覚。<br />ダマスカスに着くと、男の学生3人が私をホテルまで連れて行ってくれると言う。バスは大学の構内に戻り、そこからタクシーに乗って、ダマスカス中心地に向かう。アンマンのホテルの情報ノートに載っていたホテルの住所を見せて、そこまで行ってもらう。タクシー代を払おうとしたら、学生に先を越されてしまった。申し訳ないが、これがムスレム式旅人歓迎行為である。こういった事を何度と経験したことか。小さな親切の積み重ねが本当に旅を楽しくしてくれる。ここはありがたく受け取るしかないだろう。シリアはとんでもなく素晴らしい国だ。少なくとも1日に1回はこのような親切を施してくれる人が必ずと言っていいほど現われる。<br />

アンマンからアンマンへ7カ国をゆく#2(シリアI、ボスラ)

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2005/08/14 - 2005/09/16

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ホットマン2世

ホットマン2世さん

2005年8月16日
アンマンからイルビットを経由して、国境の町ラムサに来る。ここから乗合タクシー(2JD)に乗って、国境を越えて、シリアに入国。乗合タクシーはダラーまで行き、そこからミニバスに乗り継いで、ボスラに。ボスラにはローマ劇場があって、そのまわりに遺跡が点在している。このボスラの町にはあまりホテルがなく、安宿もなさそうなので、バックパックまるごと持って、ローマ劇場に向かう。ちょうどバスから降りた目の前がローマ劇場だった。
バックパックを受付のところに置かせてもらって、中に入ることに。どこのローマ劇場もやっぱりローマ劇場であったが、これは中東一の大きさで、2000年近くの歴史があると言う。客席上方を一巡して、ステージの方へと降りていく。そしてステージから部屋に通じそうな道に入っていく。工事中だったので、迂回して、再び外に出ると、そこでちょうど地元の若者が私の方を振り返り、「写真を撮ってもらっていいですか?」と絶妙のタイミングで出た瞬間に言ってきた。他に男女2人ずついて、学生ぽかった。
「どこから来たのですか?」と尋ねてきて、「だったら、この歌を知っていますか?」と「走れ♪走れ♪○×○×飛べ♪飛べ♪○×○×・・・♪♪♪」と日本語で歌ってきた。
これは日本の有名な漫画の主題歌なんですよと言われても、どんな漫画なのか見当もつかない。どうやらシリアのテレビで放映されている日本の漫画の歌らしい。「えっ、知らないの?」とこんな有名な漫画を日本人のくせに知らないのかとちょっとびっくりしたらしい。
いきなり和気藹々のムードとなり、私と一緒に写真を撮りたいと言ってきた。それから「これから予定があるのですか? よかったら一緒に回りましょう」と誘ってきた。
男3人ともテレビ漫画に登場するキャラの名前をニックネームにしている。よっぽどその番組がおもしろいのだろう。外に出て、そこから遺跡巡りに向かった。彼らは色々と案内してくれる。女性2人はエジプトからの留学生で、しばらくダマスカスの大学で勉強して、もうすぐ帰国するらしい。男3人もダマスカス出身だが、このボスラに来るのは初めてらしい。どうやら大学の修学旅行らしかった。他にも男2人と女1人がいた。ローマ劇場のまわりには宮殿やら、カテドラル、モスクなどの遺跡があって、そのあたりを学生たちと雑談したり、写真を撮ったりして、回った。
そして時間が来て、学生たちはバスに向かったが、私も一緒について来ないかと再度、誘ってきた。これからシャハバの方に向かうらしい。それからダマスカスに戻るようだった。これは好都合だと思って、一緒にバスに乗ろうとしたが、運転手が何やらどうたらこうたらと学生たちに言い始めた。しかし、しばらく話し合った後、大丈夫だと言われて、私もバスに乗らせてもらった。バスの中ではワイワイガヤガヤと学生タイムになって、いきなり私に一番話し掛けてきた男が音楽のリズムに合わせて踊りだした。私にも踊れと言う。バスは爽快に砂漠の中を駆け巡る。
そして連れて行ってもらったところが火山の噴火からできた洞窟だった。なぜか知らないがレストランの下に入り口があって、そこから入っていく。地面はドロドロしている。しかし、見事なカマボコ型になっていて、人間の力で作られたトンネルのようだった。
シャハバの町に来ると、そこで昼食時間になった。友達のひとりがその町で待っていてくれて、彼にレストランに案内してもらう。ちょっと高級そうなレストランに入った。学生たちはおそらく裕福な家の出身らしい。総勢11人が長テーブルに坐る。最初に出されたものはフモス(豆をペースト状にして、タヒーナやレモンを添える。超おいしい!)やムタッバル(ナスのペースト)、ナッツ、ホブス(チャパティのようなパン)、サラダ、フレンチフライなど盛りだくさんで、これだけでお腹一杯になりそう。しばらくして、メインのカバブやコフタ、ローストチキンが出てきた。
超お腹一杯になって、またバスに乗り込む。今度は先ほどと比べて、非常に静かになった。腹が一杯になると、どうしても眠たくなる。私の口が開いた寝姿を学生に撮られてしまった。不覚。
ダマスカスに着くと、男の学生3人が私をホテルまで連れて行ってくれると言う。バスは大学の構内に戻り、そこからタクシーに乗って、ダマスカス中心地に向かう。アンマンのホテルの情報ノートに載っていたホテルの住所を見せて、そこまで行ってもらう。タクシー代を払おうとしたら、学生に先を越されてしまった。申し訳ないが、これがムスレム式旅人歓迎行為である。こういった事を何度と経験したことか。小さな親切の積み重ねが本当に旅を楽しくしてくれる。ここはありがたく受け取るしかないだろう。シリアはとんでもなく素晴らしい国だ。少なくとも1日に1回はこのような親切を施してくれる人が必ずと言っていいほど現われる。

  • おっと、たまには特殊効果で遺跡さんにエソテリックになってもらったりして・・・

    おっと、たまには特殊効果で遺跡さんにエソテリックになってもらったりして・・・

  • 学生さんたちと運命の出会いの場となったローマ劇場。正しい時に正しい場所にいるセレンディピティーがハプンしました。

    学生さんたちと運命の出会いの場となったローマ劇場。正しい時に正しい場所にいるセレンディピティーがハプンしました。

  • ボスラ遺跡の列柱道路です。どうも列柱が好きなもので・・・

    ボスラ遺跡の列柱道路です。どうも列柱が好きなもので・・・

  • エジプトからの留学生さんたち。ちょっと恥ずかしいわ。

    エジプトからの留学生さんたち。ちょっと恥ずかしいわ。

  • どうだ! これすべて前菜です。でも、美味しいから一杯食べよっと!

    どうだ! これすべて前菜です。でも、美味しいから一杯食べよっと!

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