上海・新華路は地元の人自慢の道なのかも・・・

2005/09/28 - 2005/09/28

日本領事館に用がありまして虹橋開発区まで行きました。
帰りは新華路を散策しました。

新華路は、今までジョギングで何回か通りましたし、
バスでは数知れず通った道です。
しかしながらジックリ散策したことは有りません。

この日の散策で、いろいろ見えてきました。
この地域は旧フランス租界ではありません。
英米共同租界からも外れる地域なんです。
しかしながら欧米の雰囲気を残しております。

表紙の写真は新華路の中間地点にありました
新華路の由来を書き込んだ大きなコンクリート板です。
お邸の壁と一体になっています。
壁新設の時に付近住民の意向が汲み取られたのかどうか・・
そういう意味合いで組み込まれたものでしょう。

どうも、この新華路に住む人たちは、ここに住むことを
誇りにしてるのかな、と思われてきた次第です。

新華路の昔の名はAmherst Road(安和寺路）です。
上海歴史ガイドマップによりますと、
スピルバーグの「太陽の帝国」の主人公のジム少年のお邸は
アマースト路にあったということですので、
この新華路沿いのお邸だったのかもしれません。

エリア 上海(中国)

日本領事館のある虹橋開発区へは我が家からは８０６路バスが便利なのです。
このバス停は打浦路というバス停です。
８０６路バスは、このあと・・・・
打浦橋⇒大木橋⇒楓林路⇒呉興路⇒広元路⇒番禺路⇒
香花橋⇒虹橋開発区⇒水城路⇒虹許路⇒虹梅北路⇒
程家橋⇒上海動物園⇒虹橋机場
・・・・に止まります。

虹橋開発区に着きました。
我が家から２元です。虹橋空港まで行きますと４元です。
距離によって料金が違うバスの場合は車掌がいます。
その車掌が親切なのです。虹橋開発区手前になりましたら、私のところまで来まして、ココが虹橋開発区だよと教えてくれました。
私は何度も来て、分かってますので、ギリギリまで席を立たなかったんです。それを見て、心配して伝えに来たんでしょう。

日本領事館前の万山路です。
右のテープで囲まれたところが領事館の入り口です。
対面の歩道には人がたむろしてますが、何かしら領事館に用がある連中なのか・・・・。
領事館の中で、もう、どうしようもなくビックリしたことに出会いました。
四谷のＪ大学の同窓生にバッタリ会ったんです。
計算しましたら３３年ぶりです。
彼は先月、上海に駐在になったばかりだと・・・。
こういうこともあるんですね。

領事館での用事が終わり、散歩を開始しました。
興義路を行き、虹橋開発区の中心部と言える地域を見渡しました。
右側にはシェラトン・ホテルが見えます。
左側の湾曲したビルは新世紀広場です。
その後ろの高層ビルの名前は知りません。

興義路を遵義南路まで来て、振り返りました。
新世紀広場と、その後ろの太陽広場です。
この２連のマンションは日本人専用のマンションです。
６・７年前までは９９％が日本人住人でしたが、今でもそうなのか・・・
ちなみに、左下に写ってます女性３人は、日本人でした。うちのマンションは、どうのこうの・・・と話していました。

延安路に出ました。
手前左が虹橋賓館、右奥が銀河賓館です。
どちらも４星だったような・・・・・・・。

虹橋賓館を超えますと右に抜ける脇道があります。
コレが新華路です。
しかし、この道はココ１０年くらいに出来た新しい道でして、昔は無かった道のはずです。

新華路と中山西路の交差点です。
中山西路上部の高架は内環状線です。
上海の白バイはYAMAHAが多いです。
SUZUKIも時々、見かけますが・・・。
宣伝効果を狙うために公安に使ってもらってるのか、
あるいは、優秀なバイクが必要だと考えた公安側が購入したのか・・・
お互いの思惑が絡み、格安で購入・・・なのかなと、思いますが、どうなんでしょう。
まさか、無料提供と言うことはないと、思いますが・・。

中山西路を渡り、新華路へ。
７年前までは、この道は地上を走っていました。
つまり東華大学のキャンパスの中を走っていました。
今は、地下を走ってるということです。

地下道はもうスグ終わりです。
コレを出ますと、新華路らしい新華路に入ります。

やっと、新華路らしい新華路になりました。
プラタナスの並木道です。
しかしながら、新華路の並木は我が家の近くの瑞金二路の並木よりは若いように見えます。

コンビニが３つ並んでます。
日本ではあまり見かけませんよね・・。
右から、光明、可的、好徳ですね。
光明は牛乳メーカーが母体だと思います。
可的は・・・・昔、Cultyと言う人が牧場をやっていたそうですが、その漢字の当て字が可的だったそうです。
その関連の牛乳メーカーでしょう。
好徳は、タクシーやスーパーなどを営業展開してます農工商が母体です。
それにしても、なんで同じものが３つ・・・・
でも、こういう形態は上海人にとっては不思議ではないのかもしれません。
同じ系統の店が並ぶ道などが、あっちこっちにありますから。

梅泉別墅という小区です。
別墅という名が付くんですから、高級感があるんでしょう。
一応優秀歴史建築に指定されています。
家賃がどのくらいか・・・調べましたら・・・
１室１庁１衛・３８?。
ただし、衛生間（トイレ・シャワー）は２家で共用。
家具、電気製品付き。
以上の条件で１５００元のようです。
やぁ、結構、高いですね。

定西路が近づいてきました。
定西路を左に（北方向）行きますと中山公園にぶつかります。
五星紅旗が飾られているのは、もうスグ、国慶節だということでしょう。

香花橋と言う地域です。
昔、この辺りに橋があったのか・・。
となりますと新華路は水路だったのかもしれません。

香花橋を超えた右にありました小区です。
名前は分かりません。

やはり右側にあった小区です。
新華路３９３号です。
まるっきり洋風ですね。
煙突もありますから暖炉もあったのか・・・

小区の奥へ行きましたら、小さな公園もありました。
向こうに小さく見えるのが新華路からの出入り口です。

また、新華路へ出ました。

東華大学関連の施設のようです。

蝶翠軒と言うレストランです。
場所もイイし、敷地も広く、相当高級なレストランなんでしょう。
もしかしますと、この建物は上海民族楽団所有の建物かもしれません。

この蝶翠軒、調べてみましたら日本人が経営する高級中国料理店でした。

この店、開店以来、日本から上海を訪問する政府要人や現地日系企業の幹部に加え、味にうるさい現地の食通達が通う店のようです。

新華別墅です。
昔は外国弄堂と言っていました。
上海歴史ガイドマップによりますと・・・
1925年、付近の越界築路の建設に伴って、英商普益地産公司が開発した高級住宅地。２階建花園住宅２９棟。231号のイタリア風邸宅は現在、商業一局職工療養所となり、上海市優秀近代建築に指定。Ｊ．Ｇ．バラードの自伝的小説「太陽の帝国」の主人公ジムのアマースト路の邸宅はこのあたりになるか・・・・
となっています。
この新華別墅の出入り口は２つあります。
この写真の出入り口は、西側のものです。

奥に入り、振り返りました。
向こうが新華路沿いの出入り口です。
中は緑豊かですね。

脇へ延びる道も緑豊かです。

奥に入りましたら蔦の絡まる洋風建物が目の前に現れました。
優秀歴史建築指定の銘板が取り付けられていました。
そこには・・・
英式花園住宅。1945年以降はスウェーデン公使館になっていた・・・と書かれていました。

こんなお邸が２９棟も、この敷地にはあるのでしょう。

また新華路へ出ました。
小さな緑地帯があり、こんなオブジェもあります。
緑の向こうにはお邸の屋根が見えます。
煙突も見えますね。

これも、優秀歴史建築に指定されてるようです。
入り口の右の門柱に銘板があります。
そこには英国カントリー・スタイル・ガーデン・レジデンスと表記されています。1930年竣工です。
現在は商業一局の職工療養所になってるようです。

コレも優秀歴史建築に指定されていますね。
やはり、英国カントリー・ガーデン・レジデンスとなっています。1925年、建造らしいです。

上のお邸の塀に刻み込まれて新華路の由来です。
英語文を全部転記します。
-----The Introduction of Xinhua Road------
First built 1925, Xinhua Road starts from Huaihai Road on the east and ends to West Zhongshan Road on the west,total 2277 meters. It was originally called Amherst Road, then Chahaer Road in 1943. In 1947, it was renamed again----Fahua Road, named after the famous ancient town Fahua. Its been called Xinhua Road since 1965. During its first construction, local and foreign merchant princes set up numbers of gardens and residences along the line, which forms villa of different styles. After decades of construction, Xinhua Road is covered with trees and flowers, city sculptures and ablazing lights appreciate your eyes. Converged wth Chinese and Western culture, it forms its special culture style and particular city civillization. In recet years, it has been honored Shanghai Civillization Leading District and National Civillization Construction Model Area.
［固有名詞の説明］
Xinhua Road⇒新華路、Huaihai Road⇒淮海路、West Zhongshan Road⇒中山西路
Chahaer Road⇒察哈尓路、Fahua Road⇒法華路、

新華別墅の東側の出入り口です。
緑も豊かで、なかなか風格もあります。

上海世紀出版集団・上海《漫動作》雑誌社となってますね。
５・６年前は漢語大詞典編纂所だったようです。
1945年竣工の建物です。

コレは、英国式ガーデン・スタイルを模して最近造られたものなんでしょう。
レストランのようです。

まもなく番禺路です。
昔の名はColumbia Road（哥倫比亜路）です。

番禺路手前にある日本料理屋です。
「和」と言う屋号ですね。
脇道には立派な並木があり、奥にはやはり英国タイプのお邸がありました。

奥の様子です。
和風の門と、その向こうの英国式のお邸です。

番禺路との交差点に来ました。
ホリデイ・イン・クラウン・プラザですね。
その手前は上海影城です。
映画センターと言うところでしょう。

番禺路を超えました。
右側にはレンガ造り３階建ての住居が並びます。

淮海中路は、もうスグです。
右側は公園ですね。

淮海中路手前で左を見ましたら、クラブ・エンドレスなる看板が・・・
調べました・・・そうしましたら、
「上海チャーリーハウス　査理之家」
http://plaza.rakuten.co.jp/charlielong/diary/?ctgy=2
と言うサイトにぶつかりました。
そこには・・・・
上海新華路にあるクラブエンドレスは、日本人駐在員に大人気のスポットである。
連日満席で、夜11時ごろまで空席待ちで列が出来る。
女性が随時60名ほどいるが、身長１６０cm以上を面接の対象とし、毎日日本語教室が開かれ、とにかく日本人へのサービス充実に努めている。
ボトルがシーバス６００元は相場だが、これに女性へのチップ３００元が必要。
3人以上で部屋を取ると女性が一生懸命、ボトルを開けるためにどんどんお酒をグラスに注いで来る。
このあたりも社長の教育が行き届いている！？
とても私のような小遣い制の身では、お金が続かない。
接待と称して、連日通う企業用であるが、とにかく女の子の質は高いので、一度お試しください。
・・・・・と書かれていました。
私には全く縁のない世界です。
こんな所で遊ぶ金もないし、夜９時には寝る生活が身に付いてしまってますので・・・。
ちなみに、このサイトのチャーリーさんには北京でお会いしたことあります。

淮海中路に出ました。
新華路はココで終わりです。
道の向こうは上海交通大学の敷地です。

新華路と淮海中路の角にある鴻発苑という高層マンションです。
１LDK、６７?で家賃は1000ドル。
衛星放送ＢＳ１・２も見られるそうです。
あと、ジム・サウナ・テニスコートもある。

オススメポイントは・・・・
淮海路に面した立地。中心部からは少し離れた、静かで落着いた場所です。比較的廉価でありながら、週2回の掃除・タオル、シーツ交換が賃料に含まれています。交通大学に近いので、企業派遣の留学生にもお勧めです。・・・・・・といことらしいです。

淮海中路を華山路まで行きます。
右側は交通大学の敷地です。
そして、その塀には交通大学が関連してる会社の広告が
ビッシリ。
交通大学は、製薬会社も、不動産会社もやってるようです。産学共同が進んでいるというか・・・
やり過ぎというか・・・とにかく金儲けが好きなんでしょう。
赤い広告看板に、赤い服を着て闊歩する女性・・・
狙って撮ったわけではないんですが・・・

交通大学の校舎の一部ですね。
レンガ造りの校舎は、相当古い建物のはずです。
阿片王・里見甫など、昔の中国で活躍しました若者の多くが卒業した東亜同文書院は、昔ココにありました。

もうスグ華山路です。

淮海中路と華山路の交差点です。
向こうに見えますレンガ造りの建物は又斯登公寓です。
1910年竣工。

華山路に入り南に行き、８０６路のバス停まで行きました。
バス停の手前にありました、公衆便所です。
入って小用をしましたが、綺麗なトイレでしたね。
去年はありませんでしたから最近出来たんでしょう。
「小」は無料ですが、「大」を料金を取ります。
1元でしょうか・・・？
去年の11月だったか、夕方８０６路バスを待ってる時、
小がしたくなり我慢しきれなくなり、立ちション〇ンをこのあたりで、しちゃいました。
だから、去年は、このトイレ無かったということなのです。

８０６路のバス停です。
バス停の名は交通大学です。

８０６路バスの中です。
このバスは小さ目のバスなんです。
４時過ぎでしたの下校の学生で混んでいました。

今日の散歩はコレで終わり。
今日の経費は
８０６路バスの往復・・・・・４元
ダイエット・コーク・・・・・２元
合計・６元でした。

この旅行記へのコメント （2）

• りっちゃんさん 2005/10/07 08:57:33

  国慶節はどんなんですか？

  お元気ですか。
  
  夫が国慶節休暇なので京都に戻っています。
  どんなお祭りなのかちょっと興味があったのですが、今年は体験
  する事が出来ませんでした。
  10月2日には上海でマラソンもありましたよね。
  去年は11月って聞いた様な気がして、わたしも出たかったのに。
  
  9月末から若い社員はウキウキしているとか、10月1日が祝日でも
  その前日の昼ごろから会社もお休み状態になるって。
  この休暇を利用して帰国する日本人が多いのか、飛行機の便も
  思うようには取れませんでした。
  龍陽路からのリニアも中国人の団体でいっぱい
  (リニアが混んでいるのをはじめて見ました）
  空港の出国審査も40分並び、、、大移動なのです。
  香港のディズニーランドなんて、すごかっただろうなぁ。
  
  国慶節だから食べるもの、行くところってあるのですか？
  どんな休日を過ごされましたか？
  
  

  井上＠打浦橋＠上海さん からの返信 2005/10/07 11:30:40

  リニアは上海人はあまり利用しない

  りっちゃんさん、儂好。
  マラソンは、毎年１１月だったですよね・・・
  私はジョギング好きですが、今まで参加したこと有りません。
  ハーフで３時間以内と言うのはキツイですから・・・。
  
  先日、Ｂ級グルメの会が孔乙己酒家でありましたが、
  参加者は８人でした。皆さん、国慶節休みで日本に帰ってしまったんでしょう。
  前回の博多新記でのＢ級は２７人の参加者だったのに・・・。
  
  国慶節が近づきますと、
  イロイロなところに飾りつけが増えますね。
  ボンボリやら鉢植えの小さな花やら・・・。
  我がマンションの小区も、そんな飾り付けが一杯です。
  夜はイルミネーションが輝き、綺麗なもんです。
  
  ことしの国慶節は、殆ど雨で、我が家では東方緑舟ということろに
  行くつもりでしたが、結局行けそうもありません。
  今日も雨模様ですから。
  それと娘は小学校の宿題が、メチャメチャ多くて、
  それをこなすのに、時間がとられ、なかなか身動きできません。
  
  リニアが混んでたのは、地方からの旅行者が多かったからでしょう。
  あれは、観光名物ですから・・・・
  地元の上海人は、利用する人いないでしょう。
  龍陽路近くに住む人、地下鉄２号線沿線に住む人だけしか、
  利用価値ないですもん・・。
  
  国慶節だから行くところ・・・
  しいて言えば北京の天安門広場でしょう。
  食べるモノとなると、そんなものはないでしょう。
  ホンの６０年前に出来た節日ですから・・・・
  春節とか端午節とかでしたら、大昔からある節日ですので、
  特別の食べ物があってしかるべきですが・・・。