北京秋天(@_@)熟年旅游?香山と景山に登ってみる

2005/09/10 - 2005/09/15

先生、那个要不要？（旦那さん、それ要りますか？）

人出の多い場所で飲み終わったペットボトルを持っていると必ず、声を掛けられる。
ペットボトルの空き容器を集める商売をしている人が結構、見かけられる。
ときどき、ペットボトルが捨てられていないか、ごみ箱を覗いたりしている。
ペットボトルを飲み終わりそうな人を見つけると、さり気なく近づいて欲しそうな視線を送ってくる。
中には、飲み終わる前から声を掛けてきて、飲み終わるのを待っているちゃっかりさんもいる。
ペットボトルにありつくと足で踏んで潰してから手持ちのビニール袋に入れる。

そんな、きょうこの頃の北京、今回は山に登るがテーマです。

エリア 北京(中国)

頤和園の前から、タクシーに乗るとおよそ２５分、２６元で香山の駐車場に着いた。

山の麓に大きな駐車場が出来ていてそこからおよそ１５分ほどお土産屋街を歩いていくと香山の入口に到着というシステムになっている。

写真はその駐車場近くにある公衆トイレ。
新しいせいかも知れませんが、私の知る限り、中国で一番のきれいなトイレです。

その内部の様子です。
思わず、写真に撮ってしまいました。

北京は冬場相当に寒いらしく、暖房用のラジエーターがついています。

中国の男性用トイレ特有のあのツンと来る臭いが全くしません。
小便器と小便器の間にある仕切り版も中国では貴重です。

もちろん、段差のない床面や個室も含めて身障者対応型です。

ここ数年、ほとんど無料になってうれしい中国の公衆トイレですが、ここのトイレには五つ星をあげたいと思いました。

さて、スッキリしたところで参道を登っていきます。

ごみ箱の方は超キレイとはいかないようです。

たくさんあるお土産物屋さんで、目をひくのがご覧のような篭に入れられて並んだ木の実。

写真右下から、　銀杏、野生の胡桃、干しアンズ、鮑魚果（アワビの実？）、アンズの種の中のさね、胡桃、松の実、長寿果（香山特産で胡桃の一種）、干しイチジク、干し百合？、開心果（ピスタチオ）、杏仁、クコ、ハシバミの実（ヘーゼルナッツ）など。

私は、こういったものが結構好きです。
たくさん試食させて貰ったものの中から、長寿果半斤（２５０ｇ）１０元と鮑魚果半斤（２５０ｇ）１４元を買いました。
今考えるともっと買っておけば良かった…

道端のレストランの入口の前で…

写真を撮って良いかと聞くと大きく頷いてくれました。

さて、最終のお土産物屋さんで大好物の蜂蜜酸牛奶を見つけました。
夏場の北京でよく売られているお薦めヨーグルトです。
ここでは、ひとつ１．５元と大変に安く売られていました。普通市内の店先では２元、王府井の歩行街などでは、３元する事もあります。容器を店に返さない場合は容器代に１元追加して払います。

美味しいヨーグルトを飲んで？　　さあ、ぐぅあんぶぅぁるぞぉ〜。

入場料ひとり１０元。

香山公園はまだちょっと時期が早いですが、北京郊外の紅葉の名所として有名です。

山頂は標高５５７ｍで香炉峰と言うのですが、あの清少納言の枕草子に出て来る「香炉峰の雪は御簾を掲げて看る」の香炉峰は白居易の詩が原典なので廬山が本家と思われます。

入口近くの案内標識。
園内はかなり広く、碧雲寺は別料金です。

最近は中国でも身障者対策が充実してきました。

オート三輪？　　重慶銀翔　

園内の作業用でしょうか？　
まだ新しいものがさり気なく停められていました。

いくらするのでしょうか？
日本に持って帰れるものなら買いたいと一瞬思いました。

小人のお家？

園内の植え込みの中にありました。
犬小屋サイズです。

最初、インターネットや本で調べたとき遊覧索道があると出ていたので、ゴンドラだと思っていましたが、実際はスキー場にあるのと全く同じ二人乗りのリフトでした。

片道ひとり３０元。
なぜか、往復券は売っていませんでした。

乗り場はトラブる人が多い？所為か、中国にしては厳重で係員が２人両側について乗るのを補助しています。

乗った感じはこんな感じです。

全長１４００ｍ。
乗車時間１８分。

場所によっては、かなり高く、そして長い時間乗ります。

琉璃塔です。

まだ、低い位置からですが、北京の市街地方向です。

ガスっていなければ、景山やテレビ塔などが見えるはずです。

真上の方向はこんな感じ。

リフト沿いにミニ万里の長城？がありその脇が登山道になっています。

普通に登ると一時間半かかるそうです。

ここは、中間地点。

請勿下車（降りないで下さい。）の表示があります。

頂上近くで…　　こんな人もいます。

さて、ここが頂上の香炉峰です。

例によって記念写真スポットは混雑しているのですが、待っている人に悪いから早く撮ろうなんて気は全く無いようでした。

南西方向には石炭火力発電所らしき建物がいくつか見えました。

さて、山頂近くのお土産屋の横の軒先のベンチでお弁当です。

北京市内のセブンイレブンでおにぎりを買ってきました。
日本人はやっぱりおにぎりです。
カレー鶏肉入りのおにぎり。

鮭のおにぎり。
赤いのは梅干しではなく、後ろにいる外人さんです。


しかし、廻りの中国人はマナーが悪い！
ベンチには土足で上がるは、痰は吐くは、ゴミは捨て放題状態。

棗子zaoziです。日本では私は食べたことがありませんが、ナツメと言うと思います。

味は小振りのあまり水気のない、酸っぱ味のない、リンゴのようとでも言いましょうか？　そんな感じです。

これは、ランプータン。

あっ　いけない！

とっておきの桃の写真を撮らずに食べてしまった。
本当に美味しかったのに！

さて、リフトの下りなのですが、案内表示の矢印をたどっていくとお金を払わずに乗れてしまいました。
え、３０元得しちゃったと思っていたら…

降りたところで、お金をちゃんと取っていました。
世の中、そんなに甘くはなかった。

でもこれって、お金を持っていない人が乗ってしまってお金を払えないってことが起こらないのかなと思いました。
中国で３０元は結構大金だと思うのですが！？

次は園内にある碧雲寺に入場料１０元を払って行きます。

人が少なくて？きれいななかなか良い寺です。

孫文ゆかりの寺でもあるようです。

仁王様？

仁王門の中に向かいあって２体ありました。

それにしても、目がまん丸！

一番メインの塔？

香山の観光を終えて北京市内に帰ります。

駐車場内のバス停で待っていると次から次とバスがやってきます。

我々は９０４路のバスに乗って西直門へ向かいます。

バス代はひとり２元。

バスの中はこんな感じ。

車内に２つあるテレビでは、ビデオ映像が流されています。
最初は観光地の案内のようなものが流れていましたが、番組が病人の介護の仕方を紹介したものになると熱中して見入っている人もいました。

バスはおよそ１時間ほどで西直門汽車站に到着しました。

こんどはタクシーで景山へ移動です。

途中の信号待ちの交差点で…
となりにリヤカーを牽いた自転車に乗ったおじいさんがいました。

北京の夕景スポットの景山公園にやって来ました。

ここは、風水を考慮して故宮の北に作られた人工の山で、市街地一の標高１０８ｍ（地上高４３ｍ）を誇る。

入場料が安いせいか、夕方になるとやたらカップルが多く、目のやり場に困る程だとか…

それで、これが景山の頂上からの南側の風景。

すぐ目の前に故宮独特の黄色い屋根瓦が広がっている。

西側の風景。
北海が見えます。
左端に見えるのは北海公園のシンボルの白塔です。
いま、改修工事中で足場に覆われています。

この辺はかなり、外人さん観光客の密度の高い場所です。
かれらの言動を見ているとそれぞれにお国柄がかいま見えたりして結構おもしろい…

おばあちゃんと孫でしょうか…

公園の北側はこんないい感じの場所になっています。

北京市少年宮。
少年宮とはおよそ３０年ぐらい前に活発だった少年少女の課外活動センターのようなもの…

まだ、健在なのでしょうか？

参考：　http://4travel.jp/traveler/ajiajiro/pict/10286651/

おっと、リスが前を横切っていきました。

まだまだ　続く…

この旅行記へのコメント （6）

• enyasuさん 2005/10/10 16:59:14

  ペットボトルは１角

  リフト代３０元残念でしたね。おいしい桃も見たかったですよ。
  
  我が家ではペットボトルがたまると、カンカンと音を鳴らして歩くおじさんおばさんに、部屋の前まで上がってきてもらいます。
  
  ペットボトルが１０本だと１元・・・つまり１本１角で計算して持っていってもらいます。ちり紙交換みたいな感じですね。
  
  次の旅行はどちらへ行かれるのでしょうか？
  
  ではまた。
  
  

  ajiajiroさん からの返信 2005/10/10 22:41:14

  RE: ペットボトルは１角

  
  enyasuさん、毎度どうも！
  
  そうですか！　ペットボトルの空容器は１角で引き取られるのですか…
  実は女房とあの容器はいくらで売れるのだろうかと話をしていたところでした。
  
  ちなみに日本では…ペットボトルの空容器は無償で引き取られています。
  引き取り自体は無償なのですが、運送にはコストがかかるのでおおくの自冶体ではペットボトルの空容器を分別した後、機械に掛けて穴を開けてからプレスして、PPヒモを掛けて一抱えぐらいのブロックにしてから引き取り先に輸送していました。
  
  >次の旅行はどちらへ行かれるのでしょうか？
  上海蟹が呼んでいるような気がするのですが…
  
  では、また。　　　　　再　　見　　　(^_^)/~

• 井上＠打浦橋＠上海さん 2005/09/30 20:09:19

  私は隠れ北京派

  ajiajiroさん、どうも。
  相変わらず、中国に出没してますね。
  北京の香山公園は、階段を歩いて上まで行ったことあります。
  景山公園は、もう、何度行ったか・・・
  なんせ、北京に行きますと、短くて１週間、長くて２ヶ月居ますので、
  そういう時は、必ず、早朝、景山公園まで行きます。
  そして、あの山と言うか丘と言うか、あのテッペンまで、８回上り下りします。
  まあ、朝の、運動ということですね。
  気持ちイイですね・・・・
  あそこの頂上まで行って、北京の四方を眺めるのは・・・
  時々、燕が、サァーッと目の前をよぎったり・・・・・
  北京はイイです。
  私、上海のことばかり書いてますが、ホントは隠れ北京派なんです。
  
  

  ajiajiroさん からの返信 2005/10/01 00:42:02

  RE: 私は隠れ北京派

  
  井上＠打浦橋＠上海さん、毎度どうも。
  
  え、朝の運動で景山を４往復ですか？
  すごい元気ですね。　(・O☆) 吓一跳
  恐れ入りました。 m(_ _)m
  
  私はからっきし弱くて今回の旅行で足にマメをつくってしまい後半はだいぶフットワークが落ちました。
  
  北京と上海どちらが好きかと聞かれたら、私は絶対上海です。
  
  では、また。　　　　　再　　見　　　(^_^)/~

• ゆっくり歩くさん 2005/09/24 12:12:22

  世の中，すっかり変わってますね。

  　香山も，景山も20年も行っていないので，その変わりようはすごいですね。特に香山の変化にはうなるばかり。今度北京に行ったら行ってみます。

  ajiajiroさん からの返信 2005/09/27 23:49:43

  RE: 世の中，すっかり変わってますね。

  ゆっくり歩くさん、こんにちは！
  いつもお世話になっています。
  
  香山は北京のミニ筑波山みたいな感じでなかなか良かったです。
  出来れば、紅葉の季節に行きたかったのですが…
  
  では、また。　　　　　再　　見　　　(^_^)/~