1972/08/04 - 1972/08/04
16178位(同エリア17057件中)
片瀬貴文さん
1961年8月4日(木)
今日は、パリ到着一ヶ月目。
給費750フラン(54,000円)入手、まさに干天の慈雨。
ベルリン封鎖に対するドゴールの強硬措置で、パリは極度に緊張。
大戦以来最大の危機を迎える。
F君によれば「パリにソ連が原爆を投下しても不思議ではない」との観察意見。
私はと言えば、ラジオさえ充分に聞き取れないので、情勢が充分に判断できなくて、不安が大きい。
日本と違うのは、事件が極めて身近に感じられること。
日本ならば、対岸の火だろうが、ここでは隣の火事の感覚。
危険を少しでも避ける方法は、と考え、中立国スイスへの避難を思いつく。
スイスは今、天候が一番安定している季節でもあろう。
もし、一年間でヨーロッパを見ようとするならば、夏の内にスイスとスカンジナヴィアを回ったておく必要がある。
本格的にスタージ(現場研修)が始まれば、時間の拘束が増え、旅行は困難になるだろう。
この十日間、旅を選ぶか、フランス語を選ぶかと迷った末だった。
ちょうどタイミングよく、ここは旅を選ぼうと決断する。
フランス語はいつでも出来るが、旅行は今しか機会がない。
もともと私にとって、今回の旅の第一目的は、実際のヨーロッパ社会に肌で触れ、心で感じ取ることであった筈だ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
片瀬貴文さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0