2005/07/14 - 2005/07/14
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こまちゃんさん
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2005年は、4月から9月まで敦煌滞在をしていますので、友人が来たりした時に、有名所へ出掛けて写真を撮ったりしています。
今回は「陽関」に朝日を見に出掛けて来ましたので、その時の様子をご覧下さい。
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朝5時に出発し、空いている戈壁灘の直線を120kmで飛ばしてきたので、1時間も掛からずに到着。
6時でしたがもう既に明るくなってきています。
でも、早すぎて陽関博物館の門が開いていません。。。
陽関はこの博物館の向こうです。入場しないと奥へは行けないのでしょうか・・・? -
半ば諦めかけ、玄関前広場から見える景色も殆ど同じなので、そこで撮影を始めた所、建物の左側に裏へ向かう道がある事に気が付いて、「関係者以外の立ち入り禁止。罰金200元」と言う看板を無視して中に入りました。広く大きな陽関博物館の裏へ回るのも一苦労。。。時間との戦いです。
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重たい一眼レフを抱え、東の空の明るさが次第に高さを増して来るのを、手で押さえたいような気持ちで睨みながら、やっと裏手まで到着。
でも、陽関の狼煙台までは行けないかも・・・(結構離れて居るんです。博物館が開館していなかった場合、狼煙台への交通機関が動いていない筈・・) -
ここから狼煙台まではあと2km程。ただ丘を登り上まで行く必要があり、このスロープを走って登って行ったら、どう考えても間に合わない。。。
そこで裏手の出入り口から入れば、博物館城壁の楼閣に登れるので、そこから撮影する事に決めました。 -
見つかっても入場料は払えばいいし、兎に角目の前に現れて仕舞いそうな日の出をカメラに納めるのが先決。
すると、始まりました!!
朝日が昇るまでをご覧下さい! -
徐々に輝きが増す東の空をご覧下さい。
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陽の頭が出てきました!!
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とっさに、爺ぃを一緒に撮って上げようと考え、早速ピンナップ写真!
・・・・・失敗でした。
いや、この写真自体は結構出来が良かったのですが、
そのせいで、日の出の一番良いタイミングの風景写真が撮れませんでした・・・(ーー; -
その後に撮影したものです。
少し太陽光がきつめで、丸い形が捉え切れません。 -
ここまで昇るともうダメですね・・・
でもこの日は、雲が上手い具合に散らばっていて、そこに当たる光がなかなかでした。 -
朝日を浴びて赤く浮かび上がる陽関博物館の中。
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雲が散らばって居たお陰で、時間が過ぎてもこんなコントラストで楽しめました。
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雲の上と下とで世界が違うような色合いに、カメラを合わせるのが大変です。。。(~~;
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朝日を浴びて輝く陽関の狼煙台。
その横にあるのは、西域に思いを馳せた昔の人と、同じ時間を過ごしている気分に浸れる楼亭。
ここへは狼煙台から歩いて行きます。
並んで見えますが、狼煙台の向こうに位置します。 -
陽が昇って暫くしたら、博物館従業員も起きてきました。客が居るので、送迎車も営業開始してくれました。
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ちょっと演出をば・・・(^^;
朝日を浴びて佇む中国独創画家。 -
狼煙台近くの楼閣回廊。
ここには色々な人の詩などが掲げてあります。
これも楼亭も、観光用に建設されたものです。
この向こうには、大昔に城下が栄えていた跡。今は枯れ切った土の地帯が広がり、その向こうには、更に果てしのない戈壁灘が広がっています。 -
さっき説明した楼亭へ向かう爺ぃ。
狼煙台は2回見ているので、前に行かなかった楼亭へ一目散。 -
ボクらは狼煙台も眺めました。
朝の光に照らされて、昼間とは少し色が違って見えます。 -
まだたどり着いていませんね。。。
後を追うのが憂鬱・・・(@@;
後に映える祁連山が、雪を讃えているのが綺麗です。
朝日を浴びた戈壁灘は、なんとも表現し難い皮膚感がありますね。オレンジに輝く絨毯地みたいです。
でも、どうしてピンボケなんでしょう・・・(ーー; -
狼煙台のシルエット。
右の出っ張りは「{土敦}{土敦}山峰燧」と書かれている表示台です。 -
楼亭にて、遙か遠くの西の國を思いを馳せながら、物思いに耽っているのかどうか・・・。
小さくしか見えませんが、爺ぃが座っております。 -
あ、次男坊のお嫁さんと、その楼亭前でツーショット。
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楼亭に、雪が降っている感じ?
雲が見る見る形を変えて行きます。
雲を眺めるのも、敦煌では面白い事に気付きました。 -
回廊式の楼閣が、本来の色になって見えてきました。
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ここでは、朝日の逆光が似合う感じ。
楼閣回廊に当たる逆光を撮ろうとしましたが、全部を入れると上手く決まりませんでした。
角度的にはコレが限界。。。 -
楼閣回廊を背景に。
爺ぃの次男坊です。 -
ウロウロしているウチに、この角度なら楼閣回廊が上手く入る事に気が付き、さっそくパチリ!
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同じものばかりを被写体にして遊んでいます。
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陽が高めになってきて、本来の色になったかな?
再び狼煙台です。 -
陽関博物館に戻り、料金を払う為に中を通り抜けて玄関へ向かいます。従業員は朝礼をしていました。
これは紀元前120年頃の外交官で、張騫(チョウケン)と言う方の銅像です。
良く、「王維」と言う人が多いようですが、彼は詩人で温厚な性格の人として有名ですので、馬に跨ったイメージでは表現しないでしょう。
霍去病と言う人も惜しい(以前の爺ぃ談)のですが、時代が合わない。
今回行った時に、台座に張られていたプレートに「張騫」と記してあったのを確認。(でも、その事すら暫く忘れていたりで、この頁をアップする際に再調べしました・・・(^^;ゞ)
2003年、春の陽関紀行に、はっきりした画像があります。
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10031526/ -
陽関博物館内部のメインストリート。
本来、正面から入れば、張騫に意の一番に出会えます。
(撮影している後が玄関) -
陽関博物館入り口の裏側。
順光なので撮しました。 -
陽関博物館正面。
朝は逆光ですので、撮影は辛いですね。 -
次の雅丹地貌(ヤルダン)へ向かう道すがら。
やはり雲が最高に綺麗。
こう言う筋雲系を、まるで沢山の飛天が舞っているようなので、我々は「飛天雲」と呼んでいる。 -
その「飛天雲」のアップ。
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こんなのも見られます。
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戈壁灘で出会う雅丹地貌のミニチュア版。
この先に待っているだろう奇妙な岩石群の予告編かな?
〜2005年の陽関紀行〜おわり。
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この旅行記へのコメント (4)
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- SUR SHANGHAIさん 2005/08/21 11:38:27
- 日はまた昇る
- また、お邪魔します。
地元に住んで、いつどこで太陽が昇るのを見るのが一番いいかを知っているからこそ、撮れた写真ですね。
人が居ても居なくても、静寂の中で毎日繰り返されるドラマが美しい。
- こまちゃんさん からの返信 2005/08/24 02:21:24
- RE: 日はまた昇る
- SUR SHANGHAIさん、またお越し下さいまして有り難う御座います。
この他にも、自然界で繰り広げられているドラマが、阻害される事の無いように祈っています。中国では、中国人のアングローバルな判断で、自然環境に手が加えられている所が増えてきていますから。
火焔山前に有料駐車場が出来たとか、九寨溝に飛行場が出来たとか・・・。
他の楽しみ方があると思いますが、商業的匂いがして残念な事です。
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- kyokosa-nさん 2005/08/19 08:05:31
- 感動的な写真を見せていただきました。
- 朝の誕生のドラマ、素晴らしいです。
刻々と変わる日の出のドラマに感動です。
私もその時に遭遇できたら手を合わせて写真を撮らせてもらったかも
知れません。中国の壮大な大地と歴史を感じる建物のシルエットが夜明けのドラマの主役になっていて素晴らしいです。
- こまちゃんさん からの返信 2005/08/19 14:08:08
- RE: 感動的な写真を見せていただきました。
- kyokosa-nさん、書き込み戴きましてどうも有り難う御座います。
広い大地の暗闇が、辺り一面うっすらと明るくなり、その一部が暁色に
染まりだします。
始まった!と思ってその一点に釘付けになり、何をどう撮ろうか・・・
等と考えている暇は殆どなく、ただ、デジカメのシャッターを押し続ける
だけでした。
丸い太陽が目視出来る瞬間に出会えたのは、とても感動的でした。
最近の敦煌は、立秋の後2週間ほど曇の多い天気が続いています。
このシルエットを見るのもなかなか難しそう。。。
暑い真夏のウチに行っておいて正解でした。・・・(^^;
昨年の今頃は、毎日快晴続きだったので、熱射日続きで大変だった
のですが、でも、住んでいる我々にとって、今年は涼しくて良いですね。
(^^;
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