2004/04/03 - 2004/04/10
9位(同エリア66件中)
さすらいおじさんさん
- さすらいおじさんさんTOP
- 旅行記2001冊
- クチコミ3789件
- Q&A回答1件
- 6,231,429アクセス
- フォロワー170人
世界最大の石造建築物であるピラミッド。なかでもギザの3大ピラミッドは建造から4500年以上経った今でもほとんど崩れておらず、古代エジプトの建築技術の高さを示すとともに世界7不思議の一つといわれる。
1952年にアメリカで開発され10年程上映されたが,技術的な問題で惜しくも中断した「シネラマ」という方式の映画があった。スクリーンの大きさは当時のスタンダード画面の6倍の大きさで、人間の視野にほぼ近い146度の広角度パノラマスクリーンに3台の映写機で撮影した3つの映像を同時に上映するので、迫力のある画面で「飛び出す映画」と言われた。現代で言うマルチスクリーンに当たるのだろうか。このシネラマで「世界の7不思議」を上映したのは1950年代後半だった。画面いっぱいの壮大なピラミッドやスフインクスを見て驚き、感激し、いつかは実物を見たいと思ったものだ。したがって今回のピラミッド見学は50年来の夢が叶ったものだ。
「シネラマ」で紹介されたカフラー王の完成されたピラミッドとスフインクスを見て感激したのだが、今回1979年に世界遺産に登録されている「メンフィス周辺のピラミッド地帯」を見学して、ピラミッドも最初から堅固な造りではなく、いろいろ試行錯誤しながら完成したことが解った。ピラミッドの建築技術向上の歴史概要は次のようなものだ。
1.サッカラ・ジュッセル王の階段ピラミッド;紀元前2650年頃、古王国第3王朝時代に建造された世界最古のピラミッド。箱型のマスタバ墳を6段積み上げて造られた。
2.ダハシュール・スネフル王の屈折ピラミッド;紀元前2610年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺188.5m、高さ105m、下部角度54.27度、上部角度43.22度下部が急角度で崩れて緩やかな角度に変えたとの説がある。
3.ダハシュール・スネフル王の赤のピラミッド;紀元前2600年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺220m、高さ104m、傾斜角度43.22度(屈折ピラミッドの上部と同じ)二等辺三角形の初の真正ピラミッド。屈折ピラミッドの失敗を修正したと言われる。だが傾斜角度が緩やかすぎて迫力に欠けるといわれた。
4.ギサ・クフ王の大ピラミッド;紀元前2550年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺230m、高さ146m、傾斜角度51.5度の真正ピラミッド。ダハシュール・スネフル王の屈折ピラミッドの急傾斜の下部角度54.27度と赤のピラミッドの緩すぎる傾斜角度43.22度を修正して51.5度に設定したのだろう。このピラミッドは4500年間ほとんど崩れたことが無いそうだ。平均2.5トンの石を230万個積み表面を石灰岩の化粧石で覆ったこの巨大石造遺産は、現代の技術でも建造が難しい完璧なピラミッドと言われている。
ピラミッドはこのように試行錯誤しながら改造を続け、世界の7不思議と言われる壮大かつ完璧な建造物になったのだが、ギザの3大ピラミッドをピークに小型化し、紀元前1500年代新王国時代にはルクソールの王家の谷のように岩窟墓へと変わっていった。
エジプトの歴史文化の変遷は1000年単位で見なければならないが、日本では縄文時代という先史時代にエジプト人はこのような素晴らしい技術を持っていたことに驚きを禁じえない。(写真はギザのカフラー王のピラミッドとスフインクス)
-
1.サッカラ・ジュッセル王の階段ピラミッド;紀元前2650年頃、古王国第3王朝時代に建造された世界最古のピラミッド。箱型のマスタバ墳を6段積み上げて造られた。
-
2.ダハシュール・スネフル王の屈折ピラミッド;紀元前2610年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺188.5m、高さ105m、下部角度54.27度、上部角度43.22度下部が急角度で崩れて緩やかな角度に変えたとの説がある。
-
3.ダハシュール・スネフル王の赤のピラミッド;紀元前2600年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺220m、高さ104m、傾斜角度43.22度(屈折ピラミッドの上部と同じ)二等辺三角形の初の真正ピラミッド。屈折ピラミッドの失敗を修正したと言われているが、傾斜がなだらか過ぎて、迫力に欠けると言われた。
-
ギザの3大ピラミッド。
4.ギサ・クフ王の大ピラミッド(左から2番目の一番大きなもの);紀元前2550年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺230m、高さ146m、傾斜角度51.5度の真正ピラミッド。4500年間ほとんど崩れたことが無い。平均2.5トンの石を230万個積み表面を石灰岩の化粧石で覆ったこの巨大石造遺産は、現代の技術でも建造が難しい完璧なピラミッドと言われている。 -
ギサ・クフ王の大ピラミッドの内部に入る人達。
4.ギサ・クフ王の大ピラミッド;紀元前2550年頃、古王国第4王朝時代に建造されたもの。一辺230m、高さ146m、傾斜角度51.5度の真正ピラミッド。4500年間ほとんど崩れたことが無い。平均2.5トンの石を230万個積み表面を石灰岩の化粧石で覆ったこの巨大石造遺産は、現代の技術でも建造が難しい完璧なピラミッドと言われている。 -
ギザのカフラー王のピラミッドとスフインクス。
-
ギザのカフラー王のピラミッドとスフインクス。
-
ギザのスフインクス。全長57m、高さ20m。エジプトで最大で最古のスフインクス。
-
サッカラ・ジュッセル王の階段ピラミッド;紀元前2650年頃、古王国第3王朝時代に建造された世界最古のピラミッド。箱型のマスタバ墳を6段積み上げて造られた。
-
サッカラ・ジュッセル王の階段ピラミッドの内部に入る入口。
-
サッカラのジュッセル王の階段ピラミッドに置かれたジュッセル王の像。
-
サッカラの中廊。ここを抜けるとピラミッド・コンプレックス(複合体)が見える。
-
サッカラのウナス王のピラミッド。紀元前2400年頃の建造と見られているが、石組が崩れている。
-
サッカラのウナス王のピラミッド。紀元前2400年頃の建造と見られているが、石組が崩れている。
-
1950年代後半のシネラマ、「世界の7不思議」のポスター。
-
メンフィス遺跡のラムセス2世の巨像。
-
メンフィス遺跡のラムセス2世の立像。
-
メンフィス遺跡のスフインクス像。
-
メンフィス遺跡のスフインクス像。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
さすらいおじさんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
19