2005/04/20 - 2005/04/20
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ソフィさん
パリと聞いて、一番懐かしく思い出すのは、メトロ。
この便利な乗物は、パリ文化の高さの象徴。
メトロはパリを縦横に走っていて、文字通り市民の足。
市内ならばどこでも500メートル以内に駅があり、駅に入りさえすれば誰でも(言葉が話せなくても)迷うことなく、望むところに行くことが出来る。その安心感たるや何物にも代え難い魅力だ。
車は汚いが風格があり、乗客にはパリ住人らしい個性が感じられる。
ラッシュでも体が触れれば「パルドン、ムッシュー(御免なさい)」と言い合う。
生活のゆとりが、ここまでも染み込んでいるよう。
日仏学院で教えるフランス人マダムは「日本の国電はソヴァージュ(野蛮)」と言っていた。
今なるほどと思う。
ホームの入口にポルティヨンと呼ばれるドアがあって、電車が入ってくると自動的に閉じる仕掛けになっている。
ホームに入ろうとする人の流れをここで止める結果、ホームの危険な混雑を避けると共に、客を電車に詰め込むことがなく、スムーズに客が乗れて、ダイヤの乱れを防いでいる。
反面、ラッシュアワーには電車の数が多く、ポルティヨンは空いたかと思うとすぐ閉まるので、客はホームに入れずに何回も待たされることがある。
そんなとき、目の前に電車を見ながら、指をくわえていなければならず、せっかちな日本人には辛い。
(1961記)
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