2005/04/04 - 2005/04/07
151位(同エリア262件中)
さすらいおじさんさん
- さすらいおじさんさんTOP
- 旅行記2001冊
- クチコミ3789件
- Q&A回答1件
- 6,228,735アクセス
- フォロワー170人
1971年の9月に私はケルンを流れるライン川を眺めながら列車で鉄橋を渡った。列車のコンパートメントで一緒になったドイツ人の大学生と「ローレライ」のメロディを口ずさみながら、ライン下りをして「ローレライ」を訪ねなかったことを悔いていた。あれから34年。ようやくライン下りが実現した。
歌曲ローレライは作詞はハインリッヒ・ハイネ、作曲はフレードリッヒ・ジルヒャー、日本語訳詞は近藤 朔風。
『1. なじかは知らねど 心わびて昔の伝説(つたえ)は そぞろ身にしむ 寥(さび)しく暮れゆく ラインの流れ入日に山々 あかく栄ゆる
2. 美(うるわ)し少女(おとめ)の 厳頭(いわお)に立ちて
黄金(こがね)の櫛とり 髪のみだれを梳(と)きつつ口吟(くちずさ)ぶ 歌の声の神怪(くすし)き魔力(ちから)に 魂(たま)もまよう
3. こぎゆく舟びと 歌に憧れ岩根も見為(みや)らず 仰げばやがて波間に沈むる ひとも舟神怪き魔歌 謡うローレライ』
ザンクト・ゴア近くにそそり立つ板岩質の岸壁が「ローレライ」(写真)である。ライン川の中でもローレライの近くは川幅が狭く、流れは渦巻き、岩礁もあり、古代から座礁に砕かれ沈没する舟も多かったそうだ。19世紀にはローレライに舟がさしかかると警鐘が3回鳴らされ、舟人は祈祷することを命じられた。そしてローレライに大声で呼びかけるとこだまが返り、これは魔女の声だと信じられていた。
こうしたライン川の歴史の中でローレライの伝説は生まれている。『舟が近づくとローレライに住むこの世のものとは思われない美しい魔女が現れ手琴を奏で妖艶な歌声で誘う。舟人は艶美な魔女に心を奪われ、舟は座礁に砕かれ渦中に巻き込まれ、永遠に戻らぬ人となってしまう。』歌曲ローレライはこの伝説を詩と曲にして世界中の人達に愛唱されてきた。
現代のローレライは流れは緩やかで座礁の危険はほとんど無くなり、魔女らしき姿も見当たらずスリルを覚えることは無かった。ローレライの岸壁を『世界3大がっかり』と呼ぶ人達もあるようだが、ローレライを目にしたときは、私にとっては34年間の思いを果たした一瞬であった。
(写真は「ローレライ」)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- wakabunさん 2005/04/20 15:58:58
- 3大がっかり
- ローレライ、さすらいおじさんの旅行記を見ると、なんだかとても壮大なものに見えますね。私は実物を見て、ただの岩じゃないか〜!とがっかりした口なのですが、思い入れがあると、また違ったものに見えるんでしょうね。
↓の英語の歌、魅惑的ですね。
ところで世界3大がっかり、さすらいおじさんはどこだと思いましたか?私はやっぱり、マーライオン、しょんべん小僧、ローレライかなあ・・・コペンハーゲンの人魚は人魚そのものよりも背景にがっかりしました。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/20 19:09:40
- RE: 3大がっかり
- wakabunさん
>↓の英語の歌、魅惑的ですね。
ローレライの英語版、いいですね。英語版は舟人を誘惑する魔女の歌う歌そのものだったので驚きました。日本の詩より聞いている方は催眠術にかかりそうではるかにインパクトがありますね。
>ところで世界3大がっかり、さすらいおじさんはどこだと思いましたか?私はやっぱり、マーライオン、しょんべん小僧、ローレライかなあ・・・コペンハーゲンの人魚は人魚そのものよりも背景にがっかりしました。
思い入れがあったり、歴史、背景を知ってればそれなりの感動があるし、そうでない場合はがっかりすることは多いでしょうね。マーライオンはシンガポールの国名で国の象徴、小便小僧はおしっこで火を消し、町を助けた逸話、ローレライは歌やハイネの詩、人魚姫はアンデルセンの童話---など私も深く知りませんが思いの深い人は感動すると思います。
-
- 桜桜さん 2005/04/19 20:23:11
- 私の大好きな詩です! 英語版はリズムが美しく、ステキなんですよ。
- I am the spirit of the living river
the nymph that sings
when the moon is full
You, strong, handsome
women and men
hear my call:
Let go, let go, let go
Come to me
dive deep into the waters
of your soul
remember what has been forgotten
って感じなんですが、私の大好きな詩で、よく読んでましたし、覚えてるものですね・・・後半は忘れたんですが。
ここがローレライの場所なんですね〜。 ものすごく感動〜(*^^*)
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/19 22:25:55
- RE: 私の大好きな詩です! 英語版はリズムが美しく、ステキなんですよ。
- >hear my call:
Let go, let go, let go
Come to me
dive deep into the waters
of your soul
ハイネのローレライ英語版ですか、初めて知りました。嬉しいです。
なじかは知らねど---現代人にはわかり難い日本語よりリズムもいいし解り易いですね。美女から、こんなに呼ばれれば、水に飛び込んでしまいます
英語訳を教えていただいてありがとうございます。(v^-^v)♪
-
- 続・魔女ランダさん 2005/04/18 20:07:55
- 34年間の想い。
- ローレライへの想い、素敵ですねー。さすらいおじさん。
ライン川下り(のぼりかな?)あいにくのお天気だったんですね。
でも、お城がみんなとっても素敵に撮影されています。
私も昨年車でライン川のぼりを試みましたが、写真はどれも・・・・・(@-@;)で、結局一度掲載した旅行記を破棄してしまいました。
うーん、もう一回行こうかな!?
途中で寄られたバッハラッハの町はいかがでしたか?
私は次回はこの辺のワイナリーを訪れたいと思います。
ドイツ生活もあと3ヶ月になってしまいました。
寂しいですー。
ではー。
魔女ランダ(*'ー'*)ノ~~
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/18 20:35:47
- RE: 34年間の想い。
- 魔女ランダさん ドイツ旅行記お読みいただきご評価もいただきありがとうございます。
>私も昨年車でライン川のぼりを試みましたが、写真はどれも・・・・・(@-@;)で、結局一度掲載した旅行記を破棄してしまいました。
うーん、もう一回行こうかな!?
破棄されたのですか、もったないなあ、魔女ランダさんの写真の色彩はどれも素晴らしいから妥協を許されないのでしょう。私など人様にお見せするようなレベルでない写真も厚かましく出しています。
>途中で寄られたバッハラッハの町はいかがでしたか?
私は次回はこの辺のワイナリーを訪れたいと思います。
停船したのですが残念ながら下りて観光する時間はありませんでした。
またゆっくり行ってみたいです。
>ドイツ生活もあと3ヶ月になってしまいました。
寂しいですー。
3ヶ月ですか---残念ですね。思いっきりヨーロッパをお楽しみください。!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
さすらいおじさんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
12