ヨーロッパ４ヶ国の旅【６】　アルプスのおとぎの国　リヒテンシュタイン公国

2005/04/07 - 2005/04/07

リヒテンシュタイン公国は世界で４番目に小さな国で、世界で唯一の立憲君主国である。面積は１６０平方キロメートル、大阪府１８９３平方キロメートルの１０分の１以下の小さな国土に約３万人が居住し、首都ファドーツでは約５千人が生活している。国土全体がライン川に面し、スイスとオーストリアの間に位置し「アルプスのおとぎの国」と呼ばれるが、何故こんな小国が大国に合併されずに存在しているかに興味が沸く。リヒテンシュタインは１２世紀に最初の君主による君主国となり、オーストリアのハプスブルク家の一貴族国であった。ハプスブルク家の家臣であったリヒテンシュタイン候が当時のステータスシンボルであった神聖ローマ帝国議会に出席するために１７１２年に現在の領地を買い取り１７１９年に神聖ローマ帝国から自治権を持つ独立国として認められた。その後事実上オーストリアの属国であったが第１次大戦後はスイスと密接な関係を持っている。それにしてもヨーロッパの侵略戦争の歴史の中でこのような小国が生き残ったことはやはり不思議である。
（写真はファドーツ市庁舎前の花壇）

エリア リヒテンシュタイン

丘の上のファドーツ城。現在も君主の住居である。

ファドーツ市庁舎前には大きなチェスがある。

ファドーツ市のカトリック教会。国民の９０％かカトリック教徒。

ファドーツ市の街並み

リヒテンシュタインの桜。

ファドーツ市庁舎前の花壇。

ファドーツ市内観光用のプチ・トレイン。

アルプスが美しい。

ライン川にかかる屋根付きの橋。１９９５年メリル・ストリーブがアカデミー主演女優賞候補になった「マディソン郡の橋」を思い起こさせる。

ファドーツではブロンズ像が街を飾っている。Ｇｕｎｔｈｅｒ　Ｓｔｉｌｌｉｎｇ作　「Ａｆｒｉｃａｎ　Ｋｉｎｇ」

ファドーツではブロンズ像が街を飾っている。Ｆｅｒｎａｒｄ　Ｂｏｔｅｒｏ作　「女」

ファドーツではブロンズ像が街を飾っている。Ｎａｇ　Ａｒｎｏｌｄｉ作　「馬」

この旅行記へのコメント （14）

• 続・魔女ランダさん 2005/04/18 20:17:03

  おおお、プチトレインここにも！

  さすらいおじさん、また魔女です。
  
  リヒテンシュタインにも行かれたんですね。
  本当に小さな国ですよね。
  
  魔女ランダの夫は、恐ろしいくらいの切手マニアなので、
  リヒテンシュタインに行こうか？と誘ってみたのですが、
  リヒテンシュタインの切手なんかはインターネットで容易に買えるので
  わざわざ行く事はない。といわれてしまいました。(^_^;)
  
  空港もないし、ちょっと行きにくいところですけど、
  素敵な写真を拝見できて、嬉しかったです。
  
  そうそう、ハイジの村にも行かれたんですか？
  シュピーリの原作を読んでから一度訪れたいと思っているんですが、
  なかなか、ここも行きにくくって・・・・。
  
  さすらいおじさんに開拓していただいたところを、
  追っかけることになりそうです。（*＾＾*）
  
  では(*'ー'*)ノ~~
  魔女ランダ

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/18 20:49:03

  RE: おおお、プチトレインここにも！

  魔女ランダさん　
  リヒテンシュタインもお読みいただきありがとうございます。
  
  ＞リヒテンシュタインにも行かれたんですね。
  本当に小さな国ですよね。
  魔女ランダの夫は、恐ろしいくらいの切手マニアなので、
  リヒテンシュタインに行こうか？と誘ってみたのですが、
  リヒテンシュタインの切手なんかはインターネットで容易に買えるので
  わざわざ行く事はない。といわれてしまいました。(^_^;)
  空港もないし、ちょっと行きにくいところですけど、
  素敵な写真を拝見できて、嬉しかったです。
  
  小さな国だからでしょうが、観光で生きていこうと、切手、ビザスタンプの販売、街も美しく整備している努力が感じられ勉強になりました。
  
  ＞そうそう、ハイジの村にも行かれたんですか？
  シュピーリの原作を読んでから一度訪れたいと思っているんですが、
  なかなか、ここも行きにくくって・・・・。
  
  ハイジの村はハイキングコースができているのでお弁当を持ってご家族で行かれると楽しいでしょう。ここからリヒテンシュタインも近いです。
  
  ＞さすらいおじさんに開拓していただいたところを、
  追っかけることになりそうです。（*＾＾*）
  
  情報がお役に立てば嬉しいです。ドイツでの３ヶ月間、お楽しみください。！
  

• チビケイさん 2005/04/16 19:56:39

  また来ました(笑)チビケイです(*^。^*)

  ＞健康的にも大丈夫なときに後悔を残さないようにさすらいたいのです＜
  上のお言葉、凄く好きな考え方で思わずまた来てしまいました！
  ＝後悔を残さないように＝私がとっても好きな考え方なんです(^^♪
  シンパシィを得られたようで本当に嬉しい言葉でした。
  
  行かなかった事を後悔するより行ってしまって多少反省事項があったとしても行くほうを選びたいチビケイです(笑)
  今を大切に今日が明日に続くのだから今したい事、今行きたい所には
  多少の無理をしても行こう！常々そう思っています。
  （経済的事情が許されるかぎりですがぁ(^_^メ)）
  
  流石さすらいおじさんさん！とても素敵な考え方に感銘しました！
  
  度々お邪魔してゴメンナサイねm(__)m
  ではこれより荷物詰めを再開します(*^^)v
  （どうにか今日中に詰め込まなくちゃあ〜(^^ゞ女は短い旅にも
  持って行くものが多くて困ります〜）
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 20:44:13

  RE: また来ました(笑)チビケイです(*^。^*)

  ＞ではこれより荷物詰めを再開します(*^^)v
  （どうにか今日中に詰め込まなくちゃあ〜(^^ゞ女は短い旅にも
  持って行くものが多くて困ります〜）
  
  チビケイさん　お忘れ物なく、お気をつけてお楽しみください。(*^_^*)
  

• チビケイさん 2005/04/16 15:54:31

  今回も素敵なご旅行の記録楽しく拝見させて頂きましたm(__)m

  リヒテンシュタイン公国にも桜があるなんて知らなかったので
  ちょっとした驚きでした(*^。^*)
  
  行った事のない小さな国って気になります。
  世界で4番目に小さな国なんですね。
  知らない事が多くてとても勉強になりました(^^)
  
  小さな美しい国の持つポリシーと力強さを感じます。
  
  しかしさすらいおじさんさんはタフです！
  アッ帰っていらっしゃったな(^^)と、思っていたら
  もう次の旅へ行ってらっしゃったぁ〜本当に気持ちよいさすらい方が
  頼もしく次の旅行記を楽しみにいつも拝見させて頂いています<(_ _)>
  
  私も明日早朝（自宅を車で朝6時にはでます(-"-)）より成田に向かい
  午前11時のガルーダでバリ島へ行って来ます〜
  
  帰ってきましたらまたお邪魔させて下さいねm(__)m
  さすらいおじさんのように写真を上手には撮れないけれど
  頑張ってボケない写真を撮ってきます(笑)
  
  ではまた〜〜〜♪

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 19:47:31

  RE: 今回も素敵なご旅行の記録楽しく拝見させて頂きましたm(__)m

  チビケイさん　いつもお読みいただきありがとうございます。
  
  >行った事のない小さな国って気になります。
  世界で4番目に小さな国なんですね。
  知らない事が多くてとても勉強になりました(^^)
  小さな美しい国の持つポリシーと力強さを感じます。
  
  ヨーロッパの国は侵略を受けた歴史を持った国が多いので、おっしゃるように国を守る強い意志を感じます。日本でも小さな町村は合併されていますが、小さな国が独立を守ることは経済的にも大変な努力が必要だと思います。
  
  ＞しかしさすらいおじさんさんはタフです！
  アッ帰っていらっしゃったな(^^)と、思っていたら
  もう次の旅へ行ってらっしゃったぁ〜本当に気持ちよいさすらい方が
  頼もしく次の旅行記を楽しみにいつも拝見させて頂いています<(_ _)>
  
  健康的にも大丈夫なときに後悔を残さないようにさすらいたいのです。
  いつも励ましありがとうございます。チビケイさんのお言葉がパワーになっています。
  
  ＞私も明日早朝（自宅を車で朝6時にはでます(-"-)）より成田に向かい
  午前11時のガルーダでバリ島へ行って来ます〜
  
  バリは１回しか行ってませんが私も好きなところです。
  気をつけてお楽しみください。
  
  ＞帰ってきましたらまたお邪魔させて下さいねm(__)m
  さすらいおじさんのように写真を上手には撮れないけれど
  頑張ってボケない写真を撮ってきます(笑)
  
  ありがとうございます。
  写真お上手ですよ。いつもの、ほのぼのとした楽しい旅行記を楽しみにしています。行ってらっしゃ〜い！☆(*^-^*)
  
  

• 気楽トンボさん 2005/04/16 12:25:04

  ヨーロッパの小さな国ですね。

  今も、丘の上のお城が君主さんのお家とか。
  
  チュ−リッヒからリヒテンシュタインのツアーがあると聞き参加しました。
  何の疑いなく参加！　なんとそのツアー名「ハイジの国」でした。
  メインは「ハイジの国」の遊園地だった。
  
  リヒテンシュタインには寄っただけ！
  パスポートにスタンプを押してもらっただけ！
  ちょっと間違ってしまいました。
  
  お花が綺麗ですね。
  沢山のお花をみていると、芳しい香りが漂ってきそう！
  お花の色彩がモダン！　
  色んな造形があり、アートなお国なんですね。
  
  小さい国でも国名は長くかっこいい！
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 12:43:51

  RE: ヨーロッパの小さな国ですね。

  　>なんとそのツアー名「ハイジの国」でした。
  メインは「ハイジの国」の遊園地だった。
  
  「ハイジの国」はスイスのマイエンフェルトのことですか？私も旅行記に書こうと思っています。
  
  ＞リヒテンシュタインには寄っただけ！
  パスポートにスタンプを押してもらっただけ！
  ちょっと間違ってしまいました。
  お花が綺麗ですね。
  沢山のお花をみていると、芳しい香りが漂ってきそう！
  お花の色彩がモダン！　
  色んな造形があり、アートなお国なんですね。
  小さい国でも国名は長くかっこいい！
  
  小さい国だけに、観光国として独立を守っていこうとする努力を感じました
  
  気楽トンボさんもチューリヒからツアーに参加されるとはさすが旅の達人ですね！

• 桜桜さん 2005/04/16 10:06:06

  リヒテンシュタイン公国って言うんですか・・・。

  はじめて聞きました。リヒテンシュタイン公国・・・。公国って事は本当に一国ですよね・・・。　他国に吸収されないのは当時の権力者が絶大なパワーを持っていたのでしょうか、それとも天然資源など、豊富な財源で国が豊かなんでしょうか・・・？
  
  小さい国で有名どころはモナコですが、あそこだってもしクレースケリーが男の子を出産できなければ吸収される危機的状況にあったんですし、観光業でなりたってる所があるので、このような小さい公国は国家努力も並大抵じゃないんでしょうね・・・。　非常に興味があります　（＾＾*）
  
  こんな小さな国までも桜が咲いてるんですね。
  桜は世界中で愛される可憐な花ですね・・・。　無論、日本のが一番綺麗だけど・笑
  
  
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 11:11:31

  RE: リヒテンシュタイン公国って言うんですか・・・。

  ＞はじめて聞きました。リヒテンシュタイン公国・・・。公国って事は本当に一国ですよね・・・。　他国に吸収されないのは当時の権力者が絶大なパワーを持っていたのでしょうか、それとも天然資源など、豊富な財源で国が豊かなんでしょうか・・・？
  
  私も良く解りませんがヨーロッパの小国、バチカン、モナコ、サンマリノ、アンドラ、ルクセンブルクなどの歴史も勉強してみたいです。
  リヒテンシュタインには資源は乏しく観光と外国資本によるハイテク産業が主力です。資源がないから狙われなかったかもしれません。
  
  ＞小さい国で有名どころはモナコですが、あそこだってもしクレースケリーが男の子を出産できなければ吸収される危機的状況にあったんですし、観光業でなりたってる所があるので、このような小さい公国は国家努力も並大抵じゃないんでしょうね・・・。　非常に興味があります　（＾＾*）
  
  リヒテンシュタインは永世中立国のスイスと関係が深く、通貨もスイスフラン、スイスの１都市というイメージがあります。戦争をしないスイスについたのが良かったかもしれません。いずれにしても国を維持する努力は大変だと思います。
  
  ＞こんな小さな国までも桜が咲いてるんですね。
  桜は世界中で愛される可憐な花ですね・・・。　無論、日本のが一番綺麗だけど・笑
  
  桜桜さんの季節ですね。桜はスイス　ベルンにも咲いていました。ＵＰしますのでお楽しみに！☆♪( ^-^)
  
  
  

  きゃんさんさん からの返信 2005/04/16 11:14:27

  公国が保持できたのは・・

  　こんにちは。リヒテンシュタインは一度訪問したいと
  思っている国の一つです。
  
  　たしかにこの小国が戦中に支配されずに生存してきた
  ことは不思議ですね。例えば、バルト三国は戦後はソ連
  の支配下にありましたし、ポーランドは2度も分断され
  ました。北欧諸国は20世紀に入るとスウェーデン(フィン
  ランドを除くナチス・ドイツの支配を受けましたしね。
  
  　LONLY PLANETを見ていると、ここがポイントなのでは
  ないかな、と思いました。(http://www.lonelyplanet.com/destinations/europe/liechtenstein/history.htm)
  
  　皇帝ナポレオン率いるフランスに支配された時期はあった
  ようですが、その後ドイツ同盟(メッテルニヒが同盟の中心
  となる、対フランスを意識したドイツ君主国の同盟)において
  独立を果たしたようです。
  
  　20世紀における2つの大戦中は中立を尊重されたようですが、
  どうもスイスが面倒を見ている事が大きな要因ですね。スイス
  の永世中立政策がリヒテンシュタインにも及んでいるようです。
  
  　一般に、中立は武装をしてどの国の侵略をも排除する意思を
  見せていないと(実際侵略時は対抗しないと)中立国として認め
  られません。
  
  　国民に(女子は入っていたかは失念しました)兵役を課して、
  いつでも侵略には戦う意思のあるスイスが関与していれば、
  先の大戦でも大国に攻撃されずに済んだのかな、と私は考え
  ました。

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 12:10:08

  RE: 公国が保持できたのは・・

  きゃんさん　貴重な情報をいただきありがとうございます。
  添付いただいたＵＲＬの情報も拝見しました。
  私もリヒテンシュタインはスイスと強い関係を持ったことが独立維持に大きいのだろうと思いますが、どの国を訪問しても歴史文化の奥の深さを感じております。いつも疑問は尽きません。
  また、情報をお教えいただいたり、コメントをいただければありがたいです。

  桜桜さん からの返信 2005/04/16 12:50:29

  RE: 公国が保持できたのは・・>きゃんさん、非常に参考になりました　<(_ _)>

  教えていただいた情報、とても貴重ですね、ありがとうございます（*＾＾*）
  ナポレオンに侵略されそうになった時はドイツをバックにつけ、ドイツ同盟が解散した時には80人の軍隊で高らかに中立国家を宣言して少人数でも戦う強い意志をみせたのに対し、スイスが共感して庇護下に置いたんでしょうね。　
  
  志が一緒だった為Liechtenstein　は上手に侵略・戦争の網をくぐったのだと思いました。またそれと同時にやはり国家努力が感じられました。第二次世界大戦後スイスに負担をかけることなく、スイス銀行など、経済中枢都市として国の財政を世界有数の裕福な国民所得と当時１．４％という失業者率をアピールしていったあたりが独立国として認められた要因の一つではないでしょうか？
  
  ・・・それにしても80人でも戦う意志を見せたLiechtensteinの誇り高い精神にあっぱれですね（*＾＾*）　・・・捨て身の覚悟を感じましたよ（*-*；）
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/04/16 14:08:28

  RE: RE: 公国が保持できたのは・・>きゃんさん、非常に参考になりました　<(_ _)>

  >志が一緒だった為Liechtenstein　は上手に侵略・戦争の網をくぐったのだと思いました。またそれと同時にやはり国家努力が感じられました。第二次世界大戦後スイスに負担をかけることなく、スイス銀行など、経済中枢都市として国の財政を世界有数の裕福な国民所得と当時１．４％という失業者率をアピールしていったあたりが独立国として認められた要因の一つではないでしょうか？
  ・・・それにしても80人でも戦う意志を見せたLiechtensteinの誇り高い精神にあっぱれですね（*＾＾*）　・・・捨て身の覚悟を感じましたよ（*-*；）
  
  さすがに頭脳明晰な才女！素晴らしく適確な国際情勢、歴史の分析ですね。
  またまた、脱帽です。ヾ(*ΦωΦ)ﾉ
  
  桜桜さんの　次の旅行記、楽しいものも素敵なのですが、日本が一番懸念している、日中関係、日韓関係、上海でも大規模デモが起こっていますが、現地の方の国民感情、根本的な問題などの桜桜さんの考えを　記述いただければ、トラベラーの間で、大きなテーマになるのではないでしょうか。私の個人の考えでは、日本は一部の歴史学者だけでなく、中、韓が主張する「歴史認識」をまず日本国内で正確に取り上げ、日本国民一人一人が内容を評価することから始めるべきではないかと思っているのですが。私は中韓の歴史教育の内容など恥ずかしながら不勉強で正確に把握しておらず、勉強したいと思っていますが---一度ご検討いただければと思っております。
  (￣Θ￣;)