toyokazuさんのクチコミ(59ページ)全1,166件

朝、法華院温泉山荘を出発し、鉾立峠から白口岳に登り、稲星越を経て、くじゅう中央連山を眺めながら、久住分かれにやって来ました。
ここから北に進み、北千里浜を歩いて硫黄山の横を通ります。
北東の風に乗って時折三俣山からガス雲がかかります。
黄色いペンキをたどって、下りていくと北千里浜に着きます。荒涼とした北千里浜の草原の左に、噴煙を上げている硫黄山のこれまた荒涼とした峰が続きます。まさに火山の風景です。
北千里浜はガスがたまりやすいので注意が必要です。
歩いて三俣山へ向かいました。

長者原から歩いて約２時間の法華院温泉山荘に泊まりました。前日は平治岳、大船山を登り、今日は白口岳、三俣山と登ります。
法華院山荘を出発し、鉾立峠へ。白口岳が急坂をかまえています。あえぎながら登り続けると、白口岳山頂に到着。
北東からガス雲が時々ザーッとやってきて晴れたりガスったりしています。平治岳、大船山は常時ガスっています。
白口岳はくじゅう中央連山の北東に位置する山で、ガスが晴れるの待つと、くじゅうの中央連山が一望です。
景色をたっぷり楽しんだ後は、稲星越を経て、稲星山、中岳、天狗ヶ城、御池、久住山と眺め歩きながら、久住分かれへと向かいました。登山客も適度にいます。

長者原の九重登山口から今日は平治岳・大船山を登って、坊がつるに戻り、法華院温泉山荘に泊まりました。
料金は前払い制で、個室１泊２食付きで９，０００円、大部屋だと８，５００円です。
山の中の宿なので、基本、食事と布団、温泉がつくのみと思ってください。他は自分のことは自分で準備し行います。ごみも持ち帰らないといけません。歩いてこないといけないし、荷物は必要最低限で。
個室は鍵はなく、貴重品については登山客を信用するしかありません。部屋の中は布団のみです。音がよく響くので、他人の迷惑にならぬように。
温泉は内湯のみで、硫黄の湯の花がたっぷりです。坊がつるに排水が出るため、せっけんや洗剤の類は使用不可です。湯につかるのみ。日帰り湯の登山客がちょこちょこ寄ってきました。
食事はまさに山の中の食事です。ごはんのみお替り自由。夕食は１８時。朝食は７時です。
食堂のみにテレビがありますが、見る人はなく、みんな夕ご飯を食べると早めに眠ったようでした。テレビを見ない貴重な一日。食後のひとっ風呂の後、気持ちいい睡魔に襲われ、いつしか眠ってしまいました。朝は早く目覚め、またひとっ風呂。
朝食を終えると、みんなバタバタと準備を始め、山に入っていきます。チェックアウトは一応９時ですが。
喫煙は指定場所で。他に談話室・乾燥室、法華院の観音堂があります。

平治岳・大船山登山にやってきました。
長者原の九重登山口から雨ヶ池越を経て、徒歩約２時間で坊がつるに到着します。
キャンプ場を東へ向かうと、平治岳と大船山の分岐があります。まずは平治岳へ、左をとります。
「平治岳の自然を守る会」？の「一石運動」に協力し、石を持って登ります。どんどん登ると大戸越へ。
平治岳はミヤマキリシマの名所で、混雑緩和のため登り道と下り道が専用になっています。ミヤマキリシマがよく繁殖しているので、服などが引き裂かれないように注意。急坂をあえいで、南峰、そして平治岳本峰と到着です。
向かいの三俣山や坊がつるが一望です。

独占状態の景色を楽しんで、大戸越に戻り、次は大船山に向かいます。大戸越から１時間弱で段原火口原に到着。大船山の山頂が見えました。東の黒岳はガスに覆われていて、南東の風で大船山もガスがかかっていましたが、晴れてきました。
北大船山を経て段原へ。ここから最後の登りです。
頂上からは、坊がつるを中心にくじゅうの山々が一望できます。頂上付近は少し紅葉しはじめていました。大きな米窪、段原火口原、御池と３つの火口も見えます。
ここも独占状態でくじゅうの景色を満喫できました。

くじゅう連山の東側、平治岳・大船山登山に来ました。
長者原の九重登山口から九州自然歩道で、雨ヶ池越を越えて、坊がつるへ到着。徒歩約２時間です。北側の吉部から（入口は有料駐車場）も徒歩約１時間半で来れるようです。
坊がつるは、長者原のタデ原湿原とともに２００５年にラムサール条約に登録された広大な湿原です。外来生物の種が入らないように、九州自然歩道の入口では靴の裏を拭いて入るようになっています。
ススキの原が見事で、天気にも恵まれ、周りのくじゅうの山々もよく望めました。
キャンプ場では、この時期でも３つくらいテントを張ってる人がいました。

くじゅう連山の東側、平治岳・大船山登山へ向かいます。
長者原の九重登山口から少しして、標識に従って左折し、九州自然歩道に入ります。タデ原湿原の自然研究路との交差をまっすぐ行き、原生林の中を森林浴を楽しみながら歩きます。溶岩のゴツゴツした道を１時間強歩くと、雨ヶ池に到着。木道がかかっていて、その名のとおり雨後にのみできる池で、いろんな花が咲くそうです。
ちょうどヤマラッキョウの花の時期でかわいい紫色のお花畑が広がっていました。天気にも恵まれ、しばし鑑賞。