loropianaさんのクチコミ全8件
- サムネイル表示
- リスト表示
- ホテル
- ショッピング
- グルメ・レストラン
- 交通機関
- 観光スポット
- 基本情報
-
投稿日 2012年09月12日
総合評価:4.5
"千陽"さんというと鮫町にある八戸水産科学館マリエントの四階にある太平洋を臨む"千陽"さんを思い浮かべら
れる方も居られることと思いますが両店ともに腕を揮われているのは店主である『原 泰典』さんであり客席全般を
見て居られるのが店主の実母である『原 佑子』さんなのです。
マリエントの"千陽"さんは11:30~15:00迄の営業でどなたでも手軽に利用できる店ですが新たに堤町に構えられ
た"千陽本店"さんは18:30~の営業で完全予約制の料理店です。といっても以前の"千陽本店"さんは"焚久味"
さんが現在、店を構えている場所にあった訳ですから新たにという表現より再びという表現の方が適切でしょうか。
伺ったのは京都の寝城から盛岡の寝城へと移動した一月中旬の土曜日のこと、久しぶりに味わう原さんの料理を
楽しみにして寄せて戴きました。
今回は二階に或るプライベートルームを貸切での利用、先ずはハートランドの生ビールで喉を潤し料理は『活いか』
を使った『千陽流いか腑腸和え』。平たく云えば『いかの塩辛』ですがその辺りの居酒屋で供されるものとはモノが
違います。最も活かった食感を愉しむことが出来る耳の部分と弾力のある身の部分は糸造りにされ中央部に鎮座、
その周りを細かく刻まれて腑腸を和えられた下足が囲んでいます。これを混ぜ合えて戴くのですが濃厚な腑腸の味
を纏った『耳』のパリパリ感と身の部分のモッチリ感、細かく刻まれた下足のプチプチとした食感がアクセントとなり、
単なる塩辛とは一線を画す立派な一品料理に昇華させられておりました。烏賊の箸置き確信犯的に使われている
辺りも流石です(笑)
二品目は氷を敷き詰めた器に、ひと足早い春の息吹を感じる『筍の造り』に粟腑とマイクロトマト、筍と云えば四月頃
が本格的な収穫時期となる食べ物ですが南国 鹿児島産の宮内庁御用達の業者より直接仕入れられたという『筍』
を一月中旬に八戸で味わうことが出来る幸せ。筍は小ぶりで灰汁がなく造りとして戴くには最適なものでした。
自然の甘みが口中に広がり早春の香りが鼻腔から抜けるこの感覚は正に春の訪れを感じさせてくれる一品であり
思わず頬が緩みました。湯剥きされたマイクロトマトは酸味と甘味のバランスが良く、モッチリとした食感が味わえる
『粟麩』には勿論、おろしたての『本山葵』。
三品目の料理は『造りの盛合せ』。造りと云えば東北の地に店を構えながらも紅白の色採りで鮪や『鯛』を兎角、
使いたがる店もありますが残念ながら東北では美味しい『鯛』を味わうことが出来ません。山形や秋田でも確かに
鯛は獲れますが能登沖以北の鯛は猫も跨ぐと云われますし稀に三陸沖でも水揚げされる鯛に至っては更に大味で
あり天然モノとは云っても食べられたものではありません。京阪神で供される本当に美味しい『鯛』の味を知っている
店主は紅白の色採りを『鱒の介』と天然ものの『とら河豚』で現しての登場です。
『鱒の介』とは『キングサーモン』のこと。適度に脂ののった身は口の中でとろけます。そして『とら河豚』は対極の歯
応えを楽しめるようにと『河豚ブツ』に近い厚切りというように食感の強弱まで全て計算されています。
四品めには『伊賀牛の網焼すてーき』と『海老芋の田楽仕立』の『焼物』。『伊賀牛の網焼すてーき』は表面を岩塩と
ブラックペッパーを効かせパリッとした食感で中は綺麗なピンク色、肉は店主の拘りにて若い雌牛を使われています。
雌牛の脂は雄牛や去勢された牛の脂に比べ融点が低いということは賢者の方であればお判り戴けると思います。
ステーキの美味しさは肉の本来の味を愉しむのならば赤身肉が良いでしょうが一般的には溶けた脂が肉のエキス
と舌の上で一体化することで美味しいと感じる筈、脂は口内の温度で溶け出し口福な気分にしてくれる凄い肉でした。
一方の『海老芋』は舌にねっとりと絡みつく美味しさで田楽みその中には隠し味にバルサミコ酢が使われているよう
な味がしました。
続いて供された料理は『椀物』代わりの『鍋』、鍋の種ものは造りでも味わった『鱒の介』に菊菜、湯葉に焼き豆腐。
昆布出汁が張られた鍋の中には予め若芽が入れられており、こんな感じで召し上がってくたさいナと女将さんから
レクチャーを受けて味わう鍋。造りで味わった『鱒の介』とはひと味もふた味も違いましたが鍋に『鱒の介』を使うと
は何とも贅沢ですね。
そしていよいよ〆の『食事』です。熱せられた南部鉄器の中には鮑の肝を和えられた『肝バターライス』、その上に
活の『鮑』と『海胆』と刻んだ青菜。これを女将さんが杓文字で一気に混ぜあえて仕上げ供してくれました。女将さん
にこの料理は何というの?と問いますと何かいい名前をつけてくださいナということで『いちご煮ぱえりあ』と勝手に
命名させて戴きました(笑) 『鮑』と『海胆』と肝が混ぜられたバターライスの組合せ、想像しただけでも涎垂ものです。
いゃぁーほんとうにこれは美味しかったです。『香の物』は酒粕に漬け込まれた胡瓜の古漬けと茗荷、白菜の浅漬け
に柚子香る大根とどれもが『いちご煮ぱえりあ』の味を引き立ててくれる名脇役でした。
食後の水菓子代わりの果物、一見ただの林檎とミニトマトと思われる方も居られるでしょうが林檎は皇室献上林檎
の『金星』でありミニトマトは『ピッコロカナリア』です。『金星』はゴールデンデリシャスと国光の掛け合わせ。甘味が
強く薫り高き林檎であり『ピッコロカナリア』はオレンヂ色をしたミニトマトであり、これもほんのりとした甘味が楽しめ
るトマトです。素材に拘られている店主ならのセレクトです。
素材に拘られ器にも拘られる、部屋の設えも拘られ用意された日本酒も限定酒やレアものだけという物凄い拘りと
最高のもてなしに感無量。京都の老舗割烹"浜作"さんで磨かれた確かな腕で目と舌と心を存分に愉しませてくれる
"千陽本店"さん。みちのく八戸で雅やかなかほりを満喫できる素晴らしき料理店です。
.- 旅行時期
- 2012年01月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 10,000円未満
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 4.0
-
投稿日 2012年09月12日
総合評価:3.5
今回の八戸遠征のもうひとつの目的は隣接する三沢市でこの時期に味わうことが出来る三沢『ほっき丼』です。
資源保護の観点から年末の十二月から年明け三月までの期間限定で供されるもので八戸への遠征のついで
に三沢まで足を延ばしてみました。
北寄貝を使った郷土料理と云えば全国的に知名度の高いのが宮城で春先に戴くことが出来る『北寄めし』です。
『北寄めし』と云えば真っ先に思い浮かぶのが亘理町に店を構えられていた人気店"浜寿司"さんと山元町に店
を構えられていた"田園"さんの二軒ですが銘店"浜寿司"さんは先の東日本大震災で被災をされ現在は休業中。
今年は『北寄めし』どころではないと思っていた矢先、青森にも町を挙げて『ほっき料理』を売り出されているエリア
があることを知ったのです。それが八戸から車で30分程の位置にある三沢市、三沢と云えば米軍基地のある町
という程度の認識しか持ち合わせておりませんでしたが実は港町で初夏の『烏賊』とともに『北寄貝』の一大産地
であるということ。三沢市主導の下、市内に店を構えられている日本料理店から中華料理の店まで全三十一軒
の店で供されているという『ほっき丼』を遅めの朝餉として戴く為にカーナビに導かれるまま三沢へと一路、車を
走らせました。
『三沢ほっき丼グルメマップ』にひと通り目を通し数軒に絞り込んだ店の中から今回寄せて戴いたのが"鮨 大竹"
さんであり三種類用意されている『ほっき丼』の中から店主イチオシの『ほっきしぐれ丼』を戴いてみました。
程無くして供された『ほっきしぐれ丼』、主役の丼の他に副菜で茶碗蒸しとひじき大根、人参を炊いた小鉢、北寄貝
の紐を椀種に使った吸物が黒い塗り盆の上に並べられて席へ運ばれて来ました。
『ほっきしぐれ丼』には炊き込みごはんでも寿司用の舎利でもなく普通の白いごはんが使われており、その上に
『海老の朧』と北寄貝で作られた『そぼろ』、刻んだ浅葱と大葉、その上に軽く湯引きされた後に火で炙り香ばしさ
が加えられた肉厚の北寄貝が花びらの如く円を描くように綺麗に飾られ中央の大葉の上には味噌らしきものが
のせられていました。
中央部に鎮座した『味噌』の正体は北寄貝の紐をミンチにしたものに八丁味噌と豆板醤で味が調えられた手の
込んだもの。ぷっくりとした肉厚の北寄貝は見ためよりも柔らかく甘味もあって美味しいものでしたがワザアリと
感じたのは『海老の朧』と『北寄貝のそぼろ』がごはんの上に散りばめられていたこと。このひと手間の仕事が
『ほっきのしぐれ丼』の味を間違いなくワンランク上の味へと昇華させていたことは云うまでもありません。
北寄貝の自然の甘味に海老の朧と北寄貝のそぼろの甘みが加味されそれを八丁味噌の隠し味に加えられて
いた『豆板醤』の辛味が上手く全体の味を引き締めるのに役立っていたのも見逃せません。
副菜として供された小鉢の味もなかなかのものでしたし、茶碗蒸しも蒸したて熱々のものが供されましたが種物
に銀杏ではなく栗の甘露煮が使われていた辺りは北海道に近いという土地柄からなのでしょう。
北寄貝の紐が使われた吸物も適度に美味しいものでしたし、この内容で千弐百円ナリは納得もの。単純に比較
はできませんが宮城の亘理町の"浜寿司"さんや山元町の"田園"さんで供された『北寄めし』は千六百円程の
値段でしたから、それらと比べても三沢の『ほっき丼』は費用対満足度は高いと云えるのではないでしょうか?
目指すは全三十一軒の『ほっき丼』の全軒制覇ですが、とりあえず今回絞り込んだ数軒の店の『ほっき丼』だけは
何とか達成したいと虎視眈々と目論んでいるところであります(笑)- 旅行時期
- 2012年01月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 1,500円未満
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 3.5
-
投稿日 2012年09月12日
総合評価:3.5
當店は八戸の中心部に店を構えられている中合三春屋さんという地場の百貨店の地階にテナントとして出店されて
いる持ち帰り専門の寿司屋さんであり過去に何度か利用させて戴いています。
店自体は何処にでもあろうデパ地下の持ち帰り寿司店ですが此処の凄いのは驚愕のCP、画像の写真を見てこれが
幾らの寿司なのか見事に当てられる方は先ず居られぬことでしょう(笑)
画像の一枚目は『いか』を主体に『サーモン』、『鯖』、いかの耳と甘海老の軍艦やサーモンの端材と甘海老の軍艦、
それに『げそ』の握りが盛り込まれたもの。そして画像の二枚目は『いか』と『鯖』の詰合せです。
當店の凄いところは店頭に並べられ売られている寿司の販売ばかりではなく注文を受けてから握りはじめる寿司も
あり、お好みの詰合せは無論のこと、予算に合わせた寿司にも臨機応変に対応されているということ。
使われている寿司種は全国連鎖の回転ずしのソレと比べたら数段上。特に『いか』や『鯖』等、八戸の前浜で水揚げ
されるものは街場の寿司屋さんと比較しても遜色のないものが使われているということ。
そしてロボットが握った舎利の上に単に寿司種をのせたものとは違い本当の職人さんが握られているということです。
舎利の大きさは所謂、銀座サイズに近い小ぶりで上品な大きさのもので握りの按配は想像以上に良く下手な寿司屋
で不味い寿司を喰らうよりは精神衛生上的にも余程良いのです。
さて、ではこの寿司の驚愕のCPの高さを御披露することと致しましょう。画像一枚目のものは握り六貫に軍艦巻が四
貫入り『三百五十円』。画像二枚目のものには鯖といかの握りが十貫詰められて何と『三百円』という驚異的な値段。
前浜を持つ港街ではありますが本当に信じられぬ値段で供されています。こんな値段で採算が合うのか?この値段
でテナント料を本当に捻出出来るのであろうか?とこちら側が心配してしまう程の驚愕の値段設定です。
豊富な魚介類が水揚げされる日本屈指の漁場を持つ八戸は全体的に物価の安い街であり魚好きであれば此処に
住んで暮らしてみたいと思うもの。冗談は抜きにして半年間ぐらいこの街で生活してみようかとマジに考えています(笑)
デパ地下の単なる持ち帰り寿司店と決して侮るなかれ。"勢登鮨"さんは費用対満足度がすこぶる高い佳店なのです。
.- 旅行時期
- 2012年01月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 1,000円未満
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.0
- 料理・味:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.5
-
ザ・漁師めし"平目漬丼"史上(市場)最高の丼ナリ … 『みなと食堂』。
投稿日 2012年09月12日
総合評価:4.0
今までに何度か伺っていろいろな丼にも浮気をしてみましたがやはり此処では元祖 漁師めしの王道である
『ひらめの漬丼』を戴くに限ります。
丼のお供には吸物がもれなくついてきますが折角ここまで足を延ばしたならば海胆と鮑の潮汁の八戸名物
『いちご煮』をぜひ一緒に味わいたいものです。『いちご煮』は缶詰で販売されている鮑モドキのロコ貝を使っ
ているものとは全くの別物であり正真正銘の『鮑』が使われています。海胆と鮑の量が以前と比べて少なく
なったような気がしない訳でもありませんが街中の店ではこの値段では味わうことができませんので、、、、。
主役の『ひらめの漬丼』は丼を覆い尽くすように鮮度抜群の『ひらめ』が横たわり、その上に『卵黄』が鎮座。
横から眺めると黄身がこんもりと盛り上がっており絵になる丼です。粉っぽい山葵が天盛りされているのは
ご愛嬌としてもこの『ひらめの漬丼』はお奨めの一品です。
今回、副菜で供された小皿には『鱈の子』と高野豆腐を炊き合わせたもの、輪切り唐辛子のピリっとした辛さ
が味のアクセント、しっとりとした『鱈の子』はこれだけでも旨し。今回もとても満足な昼餉を戴きました。- 旅行時期
- 2012年01月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 2,000円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 4.0
-
投稿日 2012年08月18日
総合評価:3.0
本来はラーメン店のようですが店先で"たこ焼"や大判焼を焼いているようで興味本位で店に近づいて
みると『東和名物たこ焼』の幟とPOP、ちょうど小腹も空いていたので迷わず暖簾をくぐってみると実に
愛想の良いスタッフが出迎えてくれた。
たこ焼について尋ねてみるとテイクアウトが主体のようですがイートインも可能とのこと、15個で430円
だというが、ひとりで15個食べるのは流石にしんどい、ダメモトで10個では駄目ですか?と尋ねてみた
ところ、すぐさまOKという快諾の返事を戴きイートインで戴くことに…。
ちょうど茹で上がったばかりの蛸を使って作ってくださる。とのことに、ひとり歓喜、その蛸はしっかりと
岩手の三陸沖で獲れたものを使われているとのこと、結構モータリア産とかの冷凍輸入蛸を使う店が
多い中で此処はきちんと使う素材にも拘りを持たれているようです。
カウンター席から"たこ焼"が店先で作られてゆく工程をひととおり眺めておりましたが水で溶いた生地
をたこ焼型に流し込み先程切ったばかりの蛸を一個づつ投入した後に揚げ玉、キャベツ、微塵切りの
紅しょうがに鰹節が手際良く散りばめられ更に上から生地をかけて焼かれています。完成まで大凡15
分ほどで素焼きの状態のたこ焼のお目見え、カウンターの上にはソースらしきものは用意されておらず。
アルミ容器に入れられていた液体は醤油をベースに作られた特製のたれでこれを刷毛で塗ってどうぞ…
とのこと。その言葉に従い食べてみると生地はモチモチ感と醤油の香ばしさが相まり素朴な味、ソース
のようなコテコテ感はなくあっさりしているので何個でもいけちゃうんぢゃないか?という気がしないでも
ないが結構、腹には溜まるたこ焼だった。ただ生地は小麦粉を水で溶いただけのもので出汁感はゼロ。
本来は外側がカリッ中がトロ~リでハフハフいいながら食べる関西風のたこ焼が好きだがこれは別物。
生地もモッチリ感があるので確かにソースより醤油ベースの特製だれとの相性の方が良いのでしょうね。- 旅行時期
- 2012年02月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 500円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.0
- 料理・味:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.0
-
投稿日 2012年08月18日
総合評価:4.5
遠野には某携帯電話のCMのロケ地となり一躍知名度がアップした"河童淵"と岩手を代表する孤高の料理人の
ひとりである"和田大地"さんが腕を揮われる日本料理店"旬菜和田"さんがあります。
コース料理の腕の見せどころはコースの華である『椀物』であり、その『吸い地』の出来栄え如何によってコース
全体の印象も大きく変わてしまう要の料理です
五感を研ぎ澄まし繊細でありながらも奥深い旨味を愉しむということこそ日本料理の真髄てはないでしょうか?
四国四県よりも広大な面積を有す岩手、その中にあって空間の雰囲気、侘び寂びの心、使われる器とその器に映
し出す料理の美しさと安定感の高さでは新旧数多の料理店を見渡しても當店の右に出る店は見当たりません。
『器あしらい』は完璧に行われていました。『器あしらい』とは温かい料理を盛り付ける器は温めた器を使い冷たい
料理を盛付ける場合には反対に冷やした器を使うということで料理店の基本中の基本のことがらなのですが意外に
も軽視されがちですが先に前述したような居酒屋に毛が生えた程度の料理店ではこれが全く成されておらず冷たい
器に温かい炊き合わせを入れたり造りを食洗機の中から取り出したばかりのような温かい器に平気で盛り付けたり
して供されますが此処ではそういったことは全くなし。- 旅行時期
- 2012年02月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 10,000円未満
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 観光客向け度:
- 4.0
-
投稿日 2012年08月17日
総合評価:3.5
『名物 焼きおにぎり定食』六百五十円也。
盆の上には主役であるカーガングロ系で大人の握り拳大の大きさの『焼きおにぎり』が二個の他に副菜の皿が
ふた皿、ひとつは天ぷらの揚げ浸し、もう一皿はさっぱりとした御浸し、これに味噌汁と香の物という内容でした。
『天ぷらの揚げ浸し』は人参、南京、オクラ、玉ねぎ等の地場で採れた野菜を揚げ浸しにしたものでしたが薄衣
で軽い揚がりのものでなかなか口あたりの良いものでしたし御浸しは箸休めと口直しに最適なものでした。
『かぶらの味噌汁』もしみじみ美味しい滋味溢れるもので気持ちがホッと和む一杯、この味噌汁に使われている
味噌も自家製の味噌とのことでしたが主役の『焼きおにぎり』も醤油味ではなく『味噌味』でありこちらに使われて
いる味噌は五年程寝かせて熟成させた自家製味噌を使われているとのこと、二度焼きされた『焼きおにぎり』は
外側はカリッと香ばしく中はふんわりとした絶妙な仕上がりで噂に違わぬ美味しさに満足。
派手さのない定食ですが価格据え置きで供されている『名物 焼きおにぎり定食』、名物に旨いものナシ…という
格言もありますがこの『焼きおにぎり』はそんな言葉とは無縁、一食の価値アリです。- 旅行時期
- 2012年08月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 1,000円未満
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.0
- 料理・味:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.5
-
投稿日 2012年08月17日
総合評価:3.5
一人前は15ヶで餃子1ヶのサイズは縦5.5?×幅2?程のひとくちサイズのもので"焼餃子"というより
"揚げ餃子"にも近いものでした。
外側の皮はモチモチとしており中の餡はふわふわとした不思議な食感で"ニンニク"が程良く利い
ており後を惹く魅惑的な味の"焼餃子"でビールとの相性は云うまでもなくレモンサワーやハイボール
との相性もバッチリであり自分が知る限りでは"岩手県"の"焼餃子"の"Best 3"に入るものでした。
何故に三人前が良いかと云いますと"焼餃子"を焼くフライパンのサイズにぴったりの個数が三人前
であり店主の"伊藤達夫"さんも三人前が一番美味しく焼けるのでお奨めと話されておりました。
"B級グルメ"的な"焼餃子"ですが見た目のインパクトと独創性に敬意を表し総合評価は★★★☆
(3.5)と評価させて戴きましたが、これは一食の価値アリの"餃子"であると思います。
.- 旅行時期
- 2012年08月
- 利用した際の同行者
- 友人
- 一人当たり予算
- 1,500円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 3.0
- 料理・味:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.0