聖堂内のステンドグラスに差し込む木漏れ日は、虹色の光に変わり教会を彩ります。
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- 旅行時期:2024/06(約2年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
長崎市 クチコミ:12件
長崎県長崎市南山手町にある「大浦天主堂」についての情報を発信していきます。今回、「大浦天主堂」を訪れたのは2024年6月21日です。「大浦天主堂」へのアクセスは、「長崎駅前」から路面電車に乗り、「新地中華街」で乗り換え「大浦天主堂」電停で降りると「大浦天主堂下信号」があるので左手に進みます。150mほど進むと「ファミリーマート長崎グラバー通り店」があるので、そこの角を左折し、200mほど坂を上り進むと正面に「大浦天主堂」があります。階段を上ると左手に「大浦天主堂拝観券売り場」があります。
「大浦天主堂」は、現存する国内最古の教会です。「大浦天主堂」は、なぜ建てられた経緯は、「大浦天主堂」の建立直前の文久2年(1862年)に聖人に列せられた「日本二十六聖人」に捧げられた教会であり、「大浦天主堂」の正面は殉教の地である西坂に向けて建てられています。
「大浦天主堂」の歴史を紐解いてみると、「大浦天主堂」は文久4年(1864年)末に完成しました。設計を指導したのは、フランス人宣教師の「フューレ」と「プティジャン」の両神父で、施工は天草の「小山秀之進」で、慶応元年(1865年)2月19日に、「大浦天主堂」の献堂式が行われました。。当初はフランス人のための教会としてスタートしました。鋭い尖塔を持つ異国風建物は、「ふらんす寺」と呼ばれて大勢が見物に押しかけたそうです。「大浦天主堂」は、昭和8年(1933年)に国宝となりましたが、原爆による損傷の修復が完了した後、現存する日本最古の教会建築として昭和28年(1953年)に再度国宝に指定されました。また、平成20年(2018年)にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
そして、「大浦天主堂」で忘れてはならない画期的な歴史的出来事が、慶応元年(1865年) 3月17日に起こりました。この日に、「大浦天主堂」の門の前にやってきた15人程度の人々の中から、一人の婦人が「ここにおります私どもは、皆あなた様と同じ心でございます。」と「プティジャン神父」に告白し、聖母子像の前に案内すると「サンタ・マリアさまだ」と口々にささやいたそうです。
では、早速「大浦天主堂」に入っています。教会の入口には階段があり、階段を上ると左手に「大浦天主堂拝観券売り場」があるので、ここでチケットを購入します。そして、また、階段があり上ると左手に「信徒発見記念碑」があります。当日は、「長崎港」に中国の客船が停泊していたので、中国人の観光客が大勢いました。そしてさらに階段を上ると「大浦天主堂」の「聖堂」入口になります。「聖堂」入口前には、「日本之生母 信徒発見記念」と台座に刻まれたマリア様が出迎えてくれます。これより先の「聖堂」内は、残念ながら写真撮影は禁止です。聖堂」内に入り天井を見上げると本格的な「リブ・ヴォールト天井」になっていました。ちなみに「リブ・ヴォールト」とは、ゴシック建築でよく用いられた天井の様式のひとつです。「聖堂」内の両側のステンドグラスに差し込む木漏れ日は、虹色の光に変わり教会をさらに彩り、幻想的な雰囲気を醸し出していました。「聖堂」内では、「大浦天主堂」の歴史などの説明のアナウンスが流れているので、厳かな雰囲気の中、席に座ってゆっくりと説明を聞くことができます。「聖堂」を出て、左手に進むと、かつては「旧羅典神学校」や「旧長崎大司教館」であった建物が、「キリシタン博物館」として生まれ変わり開館しています。長崎のキリシタン関連資料が展示されており、歴史上重要な資料を数多く見ることができます。「大浦天主堂」の後は、今日の最後の目的地である「グラバー園」に向かいます。
01_【「大浦天主堂」の一口メモ】
⑴ 所在地…〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3 電話:095-823-2628
⑵ 内覧時間…8:30~18:00(最終入館17:30)
⑶ 拝観料…①大人1,000円 ②中高生400円 ③小学生300円
02_【「大浦天主堂」へのアクセス】
⑴ 路面電車を利用して
★乗車経路:[長崎駅前]⇒[新地中華街](乗換)⇒[大浦天主堂]
★乗換:≪長崎電気軌道1系統「崇福寺行」≫⇒≪長崎電気軌道5系統「石橋行」≫
① [長崎駅前]⇒[新地中華街]まで
・路面電車のりば:「JR長崎駅」東口から「新浦上街道」に向かうと歩道橋がありその下にあります。
・4停留所目(「出島」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均17~18便
② [新地中華街](乗換)⇒[大浦天主堂]
・3停留所目(「大浦海岸通」の次の停留所) 所要時間約7分
・9時から17時の間に1時間平均6~7便
・「大浦天主堂」電停で下車し、「大浦天主堂」まで徒歩4分350mほど
→路面電車を降りると「大浦天主堂下信号」があるので左手に進みます。150mほど進むと「ファミリーマート長崎グラバー通り店」があるので、そこの角を左折し、200mほど坂を上り進むと正面に「大浦天主堂」があります。階段を上ると左手に「大浦天主堂拝観券売り場」があります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 長崎駅から路面電車を乗り継ぎます。「大浦天主堂」電停で下車し、「大浦天主堂」まで徒歩4分350mほどです。
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 観光名所だけあって大勢の観光客でにぎわっています。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 「聖堂」内の両側のステンドグラスに差し込む木漏れ日は、虹色の光に変わり教会をさらに彩り、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
クチコミ投稿日:2024/07/11
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