明治のノスタルジックが漂う絵に成る駅 ~ 大隅横川駅
- 3.5
- 旅行時期:2023/09(約9ヶ月前)
-
by 機乗の空論さん(男性)
霧島温泉郷 クチコミ:15件
肥薩線「大隅横川」は明治36年に開業した県内最古の木造駅舎で桟瓦葺きの切妻屋根に下屋が取り付けられた当時のままの姿で現存しています。
外観も駅舎・構内もノスタルジックな雰囲気が漂い時が戻ってタイムスリップしたかのようです~。
この駅とそっくりな駅舎が同線の嘉例川駅で同時に開業し共に国の登録有形文化財に登録されてます。
ホームのベンチに佇めば大きな荷物を背負った行商人や町へ買い物に行く親子連れに書生下駄を履いた学生がホームから客車に乗り込んで来るざわめきの一時。
髭を生やした駅長さんが懐中時計を見ては発車の合図の笛を吹く…、列車は汽笛を鳴らしながらゆっくり蒸気を吐き線路の向こうへと消えてゆく~、直立不動の駅長は見えなくなるまで見送りながら指差し合図でホームを確認をしてまた静かな一時に戻って行く…。
そんな光景が目に浮かぶような郷愁さえも感じる駅です~。
勿論、無人駅なので誰もいませんが有志やボランテイア方々のお陰で清掃もされ綺麗に保たれています。
ホームは単式で2面2線ですが、元は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有しましたが真ん中の1線を撤去しています。
島式ホームの端にはタブレット受けが残されているのも懐かしいです。
また、駅舎側のホームの柱には戦時中の米軍機からの機銃掃射を受けた痕跡もあります。
構内には鬼灯やアルミ缶風車にハローウインなどのイベント飾りも残っていて、事がある度に人が集まるコミュ二ティ―作りも盛んに行われているようです。
- 施設の満足度
-
3.5
- 施設の快適度:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.5
- 緩い坂や階段は普通に有ります~
クチコミ投稿日:2023/12/15
いいね!:0票