1. ホーム
  2. 国内旅行
  3. 近畿地方
  4. 兵庫県
  5. 神戸
  6. 神戸 観光
  7. 和田岬砲台
  8. クチコミ詳細
神戸×
旅行ガイド
観光
グルメ
ショッピング
交通
ホテル
旅行記
Q&A

和田岬砲台

名所・史跡

和田岬砲台 施設情報・クチコミに戻る

江戸末期に勝海舟により設計、建設され、唯一内部が見学できる砲台です。

  • 5.0
  • 旅行時期:2023/12(約2年前)
hijunoさん

by hijunoさん(非公開)

神戸 クチコミ:81件

毎月一回の見学で、時間も決まっており、予約が必要です。三菱重工の神戸造船所の構内にあり、砲台の中以外の撮影は一切禁止でした。砲台周りも周りの建物が映ってしまう可能性があるため、撮影が禁止です。集合場所からバスで二人のガイドさんのアテンドで砲台へ行き、詳しい説明をしてもらいました。
幕末に江戸湾や大阪湾周辺の海防のために和田岬、川崎(湊川)、西宮、今津に砲台が建設されました。海外の砲台を見学し、要塞の堅固さを学んだ勝海舟が設計しました。
川崎(湊川)と今津の砲台は取り壊され、西宮の砲台は内部が焼失しているため、外側の石槨のみが残っているだけで、この和田岬砲台だけが、内部も保存され、見学が可能になっています。1階は井戸や弾薬庫があり、二階や屋上にも砲門が造られています。
二階は大砲の重さに耐えるよう、一階には1辺48㎝の大きな欅の柱や大きな梁がめぐらされ、頑丈な作りです。造られたときは、西洋式の漆喰を使い、目立たないように黒色や鼠色にしていたようです。石材も瀬戸内海の花崗岩を使用、3000トンもの花崗岩でできています。高さもおよそ11,5m、横も15mと見上げる大きさです。
大正末から昭和初期にかけて、また平成21年から26年にかけても大修理が行われています。平成の大修理では部材をとりはずし、種類などを分類し細かい修理を行っています。国や兵庫県、神戸市の補助で三菱重工株式会社が調査工事と修理工事を行っています。砲台の周りも星形の土塁が造られており、現在は土塁はありませんが、南北約70m、東西60mのもので、幕末期に沿岸の防備の必要性に迫られていた緊張が感じられます。砲門が海岸のみならず、四方にめぐらされていたのは、国内での争乱にも備える意味もあったそうです。大砲が使われなかったため、砲台は役に立ちませんでしたが、建物内部が現代に保存されて、かえって良かったとおもいました。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
見ごたえ:
5.0

クチコミ投稿日:2023/11/22

いいね!:2

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

PAGE TOP