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西宮家

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角館の歴史と文化そして現在は途絶えてしまった伝統工芸の「角館春慶塗り」が見ることができます。

  • 4.5
  • 旅行時期:2023/04(約3年前)
Lily-junjunさん

by Lily-junjunさん(男性)

角館 クチコミ:27件

「あきた角館西宮家」は、「新潮社記念文学館」と向かい合わせにあり、また、近隣にも観光スポットがかなりあるので、効率的に観光を楽しむことができます。
角館には二つの武家屋敷通りがあります。「西宮家」は、田町にあるもう一つの武家屋敷通りです。「西宮家」は佐竹本家の直臣である「西宮織部」を祖として、長い歴史をつないできた家柄です。現在の建物は明治後期から大正時代に建てられたものです。「西宮家」には、五つの蔵と一つの母屋があります。入口のすぐ左側には、「前蔵」があります。「前蔵」は、大正8年(1919年)に建設された2階建ての蔵で、お茶会、句会、各種サークルの発表や展示をするコミニュテイ空間です。その奥に「ガッコ蔵」があり、古くから「がっこ」(漬け物)を貯蔵するのに使われた小さい蔵です。春から秋にかけて、「がっこ」(漬け物)の販売を中心に農産物も販売しています。営業時間は、10:00~16:30です。「ガッコ蔵」の前には、「母屋」があり、レトロな雰囲気の中で、飲み物や甘いものを楽しむことができる甘味・お食事処です。その隣にあるのが「文庫蔵」です。「文庫蔵」は、西宮家で最も古い蔵で明治27年(1894年)に上棟した二階建ての蔵です。現在は途絶えてしまった「角館春慶塗り」や西宮家に伝わる文化遺産の収蔵品など多数が展示されています。特に、「文庫蔵」の扉は、昔の栄華を思わせる重厚感があり、存在感が抜群でした。
「文庫蔵」の奥には、大正8年(1919年)頃に建設されたレストランの「北蔵」があります。蔵独特の落ち着いた雰囲気の中で、地元角館産の低農薬米と地元新鮮野菜を生かした、オリジナルメニューで、舌づつみを打つのは間違いありません。そして、最後に、「北蔵」の奥にある「米蔵」です。「米蔵」は、「西宮家」で最も大きな蔵です。天井に目をやると太い梁が印象的で、重厚で、頑丈な造りの蔵です。「米蔵」は、物産販売のスペースで、2階には、イートインスペースもあります。まだ、「新潮社記念文学館」と「西宮家」しか見てないので、何とも言えませんが、角館の歴史と文化そして伝統を肌で感じ取ることができる場所ですね。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
アクセス:
3.5
JR「角館駅」から徒歩8分ほどの至近距離です。新潮社記念文学館の真向いにあります。
人混みの少なさ:
4.0
平日で、また、枝垂れ桜の花はほとんど花が散っていたので比較的楽に見ることができました。
見ごたえ:
4.5
蔵に保存されている武具、伝統工芸品など素晴らしいものばかりで、悠久の時の重みを感じました。また、蔵を最大限に活用しているように思えます。

クチコミ投稿日:2023/10/18

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