兵庫大仏のほかにも、文化財が沢山あるお寺でした。
- 5.0
- 旅行時期:2023/10(約1年前)
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by hijunoさん(非公開)
神戸 クチコミ:71件
唐の留学を終え、兵庫の大輪田の泊に上陸した最澄が805年に開山したと伝わっている、天台宗のお寺です。有名なのは兵庫大仏で、1891年の明治24年に建立されていますが、1944年に戦争時において金属回収令によって解体されてしまいました。1991年に再建されていますが、解体された大仏の金属を当時の住職が回収して保管した金属も使われているのとことです。重量はおよそ60トン、座った高さは11m、下からの高さは18mもあります。文化財も多く、平家一族が帰依したこともあり、平清盛廟があり、十三重石塔の供養塔があります。また本堂は東山の歴代皇族墓陵「月輪影殿」にあった九条家の拝殿だった建物で、1953年にお寺に移築されています。幕末、外国人との紛争で起こった神戸事件で責任をとり切腹した瀧善三郎の慰霊碑もありました。また新聞の父と呼ばれたジョセフ・ヒコの英文の碑は日本初の物といわれているそうです。また、商人で、幕末の志士の援助をし、維新後は伊藤博文と神戸の発展に尽くした北風正造の碑もありました。こちらのお寺は京都の粟田にある清蓮院門跡の旧院家(いんげ)とよばれるお寺でもあります。門跡は親王が門跡に就任することが多いですが、親王が幼少のおりにその知識や礼儀作法などを教える役割が院家とよばれるところで、江戸時代から二百数十年にわたって、その院家をになってきた由緒あるお寺でもあります。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2023/10/08
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