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網走監獄の歴史は網走の歴史であり、北海道開拓の礎にもなっていたとは、、、、知らなかったな~ 一見の価値あり!

  • 4.5
  • 旅行時期:2022/09(約2年前)
nichiさん

by nichiさん(男性)

網走 クチコミ:7件

入場料は1500円

正面には赤い煉瓦の大きな門。
正門です。
通称「赤レンガ門」です。
右側が看守の部屋。
左側は囚人に面会に来た家族が申しこみと待合室に使いました。

その奥に見える建物は庁舎です。
明治45年に建てられ、国の重要文化財に指定されています。
刑務所管理部門が入る建物でした。
網走刑務所に関する様々な歴史や展示がされていました。
ミニ映画も上映されており、網走刑務所の設立に関して、そして囚人たちが北海道開拓にいかに重要な役割を果たしたか、色々知ることができました。

左奥にあるのが、網走刑務所職員官舎です。
官舎長屋と言われていた建物です。
明治45年から昭和50年まで、176戸網走川沿いに立ち並んでいました。
中は人形が置かれ、当時の生活が再現されていましたが、1軒9坪の1LDKと狭いスペースに家族が生活していました。
必要最低限のものだけ置かれた家だったようです。

その隣には、休泊所がありました。
受刑者が塀の外に出て作業し、戻れないような時に建てられた簡易の宿泊所です。
狭いスペースで寝起きして、食事は中央で立って戴きます。

北海道開拓の大きな礎になった、札幌と網走を結ぶ中央道路の建設にあたり、明治24年4月から11月までの8ヶ月間に、延べ1,000人以上の受刑者が投入され、工事の進行に伴い、次々と休泊所を建てては移動していきました。
動く監獄とも言われ、タコ部屋という言葉の語源になりました。
過酷な環境だったのですね~

大きな農園をかかえていた網走刑務所ですが、日本で唯一水田を持つ刑務所だたそうで、受刑者が働いた農園がありました。

一番の見どころは、舎房です。
この建物は国指定の重要文化財に指定されています。
真ん中に中央見張り所があり、5方向に舎坊が伸びています。
5本の廊下がココから真っすぐ見ることができます。

浴場も見どころの一つ。
大勢の受刑者が寝食を共にする刑務所では、皮膚病などが流行りやすく、衛生面から入浴は必要なものでした。
また、受刑者にとって、作業後の入浴は楽しみの一つでもあったようです。
15人単位で脱衣から着衣まで15分。
その15分は、手前の浴槽に3分、洗体3分、奥の浴槽に3分、洗顔3分。
と決まられており、受刑者は皆一定方向(前)を向いて号令に従って入浴していたようです。
当時は、6月から9月まで月5回入浴、他の月は1回入浴と定められていました。
少ないですね~
この頻度で衛生が保たれていたんでしょうか?
1日で約200人の受刑者が入浴していました。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)

クチコミ投稿日:2022/11/20

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