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ゲスの極みであった石川啄木。。。面白かった~

  • 5.0
  • 旅行時期:2022/09(約3年前)
nichiさん

by nichiさん(男性)

釧路 クチコミ:7件

建物は、旧釧路新聞社の社屋だった建物です。

明治41年に建造されましたが、昭和40(1965)年に取り壊されています。
当時東北海道唯一のレンガ造りの洋風建築物として建てられたそうです。

中はカフェと石川啄木の博物館。
これが最高に面白かったです。

石川啄木はこの釧路新聞社の記者だったことは有名です。


「たはむれに母を背負いて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」
で有名な詩人、石川啄木がいかに人としてクズだったのか。。。ここで知りました。
今で言う「ゲスの極み」ですね。
ノンフィクションの小説を読んでいるようで面白かったです。

10分ぐらいお邪魔する予定でしたが、1時間近く滞在することに。。。

それは、石川啄木の生き方。
詩人としては高校受験でも勉強した「一握の砂」のような代表作のある、すごく偉大な方なのでしょうが、人としてはかなり問題アリですね。
今で言う「ゲスの極み」です!

釧路新聞の記者と言うのは76日間だけだったようで、それも驚きなのですが、そのわずかな期間に妻子がある身でありながら、小奴と言う芸妓を筆頭に、何人もの女性と恋仲になっています。
そのお相手は、薬局の受付だったり看護師だったりお寺の住職の娘だったり、手当たり次第です。
看護師と小奴が鉢合わせしてもめごとになったこともあるようです。
ココには啄木の愛人たちの多くの写真が飾られていました。
数多くの女性とややこしいことになったことも記録に残っていました。

借金まみれにもなっており、その理由が遊郭通いです。
妻子ある身で最低ですね。
生涯で約60人の知人から借金をし、その金額は1372円50銭。
現在の貨幣価値に換算すると、約1500万円。

あと、浮気日記があり、奥さんにばれないようにローマ字で記されていた日記でした。

他にも多くの逸話やエピソードが紹介されていました。


こんなどうしようもない啄木ですが、もちろん詩人としては天才。
奥様は別れることもなく、そして啄木は多くの友人にも恵まれていたようです。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)

クチコミ投稿日:2022/11/09

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