車で標高580m地点までは行ける
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- 旅行時期:2022/10(約3年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
札幌 クチコミ:1139件
札幌市内から眺めると、西方に続く山塊のうち、山頂にテレビ塔が幾つも建っているのが目印の山です。同山塊の中でも、藻岩山、手稲山、三角山くらいは札幌市民であればどれか判別はつかなくても、知ってはいるでしょう。手稲山には手稲オリンピア、手稲ハイランドのスキー場があって、過去には冬季五輪のスキーの会場となるなど、札幌のスキーのメッカとなっています。手稲山(山頂)は、札幌中心部から直線で約13kmで、札幌市民が近所でスキーをしようとすると、手稲山、ばんけい、札幌国際、オーンズ、フッズ、藻岩山(やや子供向け)が手ごろなところでしょうか。
また、観光で訪れる札幌の代表的な山と言えば藻岩山で、観光バスや市電・ロープウェイ、あるいは有料の登山自動車道(藻岩山観光自動車道)で訪れることかと思います。藻岩山は山頂近くまで車で行けるのを知らない方も案外いるかもしれません。
そして、手稲山もあまり有名ではないと思いますが、手稲山の標高1023mのうち、標高580m付近の手稲ハイランドの麓までは車で行くことができます。580m地点では、藻岩山のように展望台があって展望が利く訳ではありませんが、視界の開けたスキー場のゲレンデに立てば、遠方に札幌市内、そして石狩湾などが眺められます。そして、山頂はもっと展望が利きますが、冬期以外は山頂まで行くゴンドラは動いていません。
夏場ももっと観光開発しても良いかもしれませんが、札幌中心部に近く、時間など比較的容易にアクセスできる藻岩山と違って、手稲山の方はちょっと離れています。また、山頂展望も、手稲山の方が確かに石狩湾や増毛山塊(樺戸山地)もよく見え、ダイナミックで高度感のある景色ですが、藻岩山山頂(標高531m)でも結構、高度感が楽しめ、何より街が近く、夜景がきれいに見えたり、市街地のランドマークが見つけやすかったりします。なので、手稲山山頂を夏場の観光地にするのは、距離のほかに物資輸送やメンテナンスも考えると割に合わないのかもしれません。
夏場は、手稲山山頂までは自分の足での登山となります。主な登山ルートは3つとされますが、このうち北尾根コースは、どうせハイランドのスキー場のところに出て合流するので、1合目から登るか、5合目から登るかのような違いとはなりますが、より登山を楽しみたい方や、自家用車以外の公共交通機関で登山口までアクセスする場合は北尾根コースを使っていくことになるでしょう。ほか、南側の平和の滝のところから登るコースがありますが、平和の滝付近の標高でおおよそ250mと、ハイランドの580mに比べ、高度差があります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2022/10/27
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