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北海道立近代美術館

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秘仏 聖徳太子像と中宮寺 半跏思惟像の共演「国宝・法隆寺展」

  • 5.0
  • 旅行時期:2022/09(約3年前)
Ake Bingaさん

by Ake Bingaさん(女性)

札幌 クチコミ:224件

「国宝・法隆寺展」が9月3日から始まり、初日に行きました。
昨年、聖徳太子が亡くなり1400年目を迎え、法隆寺の法要や東博・奈良博の特別展に行く予定を立てましたがコロナ禍で断念し寂しい思いをしましたが・・・
今年の初めに太子御遠忌1400年を記念する展覧会の最後の地として道立近代美術館があったことを知り・・・嬉しく、心待ちにしていました。
 聖徳太子坐像は法隆寺聖霊院に安置され、毎年3月22~24日に開催されるお会式の時にだけ開扉される秘仏で、山背大兄王や恵慈法師など4体の侍者像と共に5体揃ってのお出ましで、お堂では見られない後ろ姿もしっかり見られます。 また、聖霊院内陣を彷彿させる「蓮池図屏風」を後ろに展示する演出も素晴らしく、少し離れたところには椅子もありゆっくりと拝見できました。
 一方、中宮寺のご本尊「菩薩半跏思惟像」は、展覧会場の最後のフロアで柔らかい照明に包まれ中央に1体だけの展示で、360度ぐるっと歩き回り見ることができます。 見る側の立ち位置により上からの照明の角度が異なるので 表情が変わり柔和な微笑みが美しかったり 涙を流した顔にも見えたり・・・何とも悩ましい美仏ですが、それぞれに好きな角度を見つける楽しみもあると思います。 
以前東博の特別展で拝見したことが仏像好きになるきっかけとなり、中宮寺を訪れ拝観したこともありますが、まさか札幌に来てくださる日が来るとは・・・本当に夢のような展覧会です。
 ほかにも、夢違観音や天寿国繍帳など見応えのある寺宝の数々が見られました。
最後に購入した図録は、小型で軽く、値段も2,000円で求めやすく、コンパクトに良くまとまっていると思います。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
展示内容:
5.0

クチコミ投稿日:2022/09/11

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