国内最速の航海速力30ノットで疾走する舞鶴航路を呉へ向け車載し、フェリーの醍醐味と本懐を遂げる
- 5.0
- 旅行時期:2022/08(約3年前)
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by 織田グレイシー道さん(男性)
舞鶴 クチコミ:13件
GWに敦賀便で小浜線経由で舞鶴鎮守府に来た時はレンタル自転車で昭和レトロな外観のフェリーターミナルの建つ前島埠頭へ来たのだが、今度は呉鎮守府で進撃する都合上ダイレクトに舞鶴航路を車載利用し、遂にカーフェリーの醍醐味と本懐を遂げることに成功した。
何せ国内最速の航海速力30ノットは空母ニミッツ級並みの速力で、オープンデッキから見る波頭の移動がまるで韋駄天ような速さにびっくりしたのだ。
これこそが戦艦武蔵建造の三菱重工長崎造船所の誇る画期的技術の電気駆動・二重反転・スクリューポッド推進器の威力であった。
小樽に接岸していた「あかしあ」は以前、海軍ゆかりの港めぐり遊覧船から眺めた船だった。
それを今度は自家用車を載せて舞鶴まで移動できるのだから、航空護衛艦「ひゅうが」同様に北海道で再会を果たすことができた。
1万八千トンの巨体の中は三階建ての車輛甲板で、この日は満載状態だけに乗用車は最下層の車輛甲板にスシ詰めとなった。
客室までの移動にエレベーターも設置され、流石に三千トンそこそこの青函フェリー「はやぶさ」とは船体のスケールが違っていた。
舞鶴航路の「あかしあ」と「はまなす」は敦賀航路の「すいせん」「すずらん」より2.5ノット速いが、船内設備は敦賀航路の方が新しくいささか古さを禁じ得なかった。
また敦賀航路よりも更に沖合を航行してるため本州沿岸では能登半島すら望めず、外洋を航海してるようで僚船の行き合い以外に津軽海峡横断のような見せ場が少ない航路である。
しかも舞鶴湾が日没後の入港ゆえ、風光明媚な舞鶴湾が望めない時間帯なのがいささか残念である。
そんな舞鶴航路ではあるが、復路はオープンデッキで夏の風物詩「成吉思汗セット」を存分に堪能した。
ご丁寧な事に焼き方まで教授してくれて、今までの我流の焼き方よりも遥かに美味しく頂けたのだ。
PS.余談だが、前島埠頭フェリーターミナルでも舞鶴もとい関西でもレアな「成吉思汗定食」が頂け、道民のソウルフードを食すことができ非常に有難かった。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 2.5
- 国内最長航路で車載だけに往復8万近く吹き飛ぶ
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- フェリー接岸時はにぎわう
- 乗り場へのアクセス:
- 5.0
- その気になれば東舞鶴駅まで徒歩でも行ける距離
- 車窓:
- 4.0
- 余りにも沖合なので積丹・奥尻以外は陸が望めない
クチコミ投稿日:2022/08/27
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