2022/08/10 - 2022/08/15
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織田グレイシー道さん
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「嗚呼、令和の北前船に乗って大和のふるさと呉海軍工廠に行きたい」
という心の叫びを実践すべく、国内最速最長の新日本海フェリー舞鶴便に乗船した。
流石に気分が高揚します。
GWに敦賀便を利用して舞鶴鎮守府へ行った経験を基に、今度は自家用車を車載して舞鶴から呉へ自力運転で駆け抜けようと決意し、清水の舞台から飛び降りるような出費を惜しまずに念願の舞鶴便に乗船した。
到着地の舞鶴でもGWに行きそびれた五老岳へ走り舞鶴湾の絶景に感動を覚えそれを原動力にして同じ日の午後に呉の灰ヶ峰からも呉湾の絶景を両立できたのは、フェリーの真骨頂たる車載を実践した賜物であると確信している。
船上のオープンデッキで自ら焼く夏の風物詩たる成吉思汗は格別で、正しい焼き方を伝授して貰ったのは文化遺産級の財産になった。
それ以来、自宅でその焼き方を実践してるのは言うまでもない。
舞鶴便は敦賀便のように沿海から離れてるため津軽海峡のようなスペクタクルな景観には乏しいが、2.5ノット速い航海速力30ノットの威力を体感でき、敦賀便とは一味違った魅力があった。
三菱重工長崎造船所で建造された1万八千トン、30ノットのスペックで戦艦武蔵のDNAを受け継ぐ「はまなす/あかしあ」の二重反転ポッド推進器の卓越した軍艦なみの航海速力の推力を体感でき、貴重な経験となったのは言うまでもない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
小樽港に接岸した「あかしあ」
舞鶴の前島埠頭での再会となる。 -
この日はトラック満員御礼に付き、乗用車は船底の第一甲板へ誘導されるが、F-15のエアブレーキのようなこの開閉機構は航空護衛艦「かが」や「ひゅうが」にもない貴重なモノである。
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敦賀便より内装デザインの古さを感じるが、それでもなお豪華なアトリウム
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「はまなす」の案内所
武骨だがなにしろ広くてデカい
複数人の用件が対応可能 -
「はまなす」のエレベーター
実用本位のプラント設備のようで何しろゴツい(特に内部が)
その分大量輸送可能 -
「はまなす」のデッキプラン
船形が戦艦武蔵のように筋骨隆々としてタイコンデロカ級巡洋艦のような「それいゆ」や「ふくおか」とは対照的 -
「はまなす」の経路図
部屋数が膨大で空間も広い -
「はまなす」の廊下
古めかしいが、天井も高く廊下も広い -
車載なら寝台形式のツーリストAの料金込みである、もちろん爆睡可能
「せっつ」を凌ぐ空間の広大さ -
奥尻沖三千メートルの急深の海域を南下する「あかしあ」の舳先
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巨大なファンネルとサイドデッキ
後部デッキ以外は30ノット爆走により風速が強いため立入禁止 -
奥尻沖からの新日本海の旭日
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無人島の渡島大島
島のすぐ脇の海ですら水深千メートルを超えるから、この地点の直下だと優に駿河湾なみの水深三千メートルはあることだろう -
佐渡沖で僚船「はまなす」との行き合い、互いに30ノットだから相対速度110キロ、流石は戦艦武蔵のDNAおそるべし。
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予定より20分遅れて21時40分に舞鶴港到着、夕方なら舞鶴湾の絶景が拝めただけに惜しい。
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翌朝、宿を出て舞鶴の五老岳より俯瞰した美し過ぎる舞鶴湾の水路。
新日本海フェリーはこの狭隘な水路を巧みに操船して行き来してるのだ。 -
呉から戻った3日後の舞鶴前島埠頭に建つ昭和レトロなフェリーターミナル。
だがしかし食堂の成吉思汗が何気に絶品だったりするから、空虚なサッカースタジアム風な敦賀のフェリーターミナルより気に入ったのは言うまでもない。 -
次は、3日前に佐渡沖で出会った「はまなす」乗船である。
開口部や錨から噴き出す錆びが冬の日本海の時化と闘った証でもある -
復路はトラックがそこそこなので最上段の第三甲板から乗船。
船底より楽チンである。 -
佐渡沖から眺めた船尾部、敦賀便より若干船体がスリムな気がした。
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そしてお約束の新潟沖の行き合い。
行きの乗船した「あかしあ」で「はまなす」と殆ど同じ船。
相対速度110キロの通過は伊達ではない。
流石は戦艦武蔵のDNAおそるべし。 -
これが冬の日本海だとこの様な荒波になり、30ノットの爆走も手伝って船体がしなり、床からの強烈なピッチングのGが下半身に襲い掛かって千鳥足となり歩行すらままならなくなる。
もちろん酔い止め剤は必須。 -
そしてやはり謎の巨大コンテナ船OOCLに遭遇
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通過ポイントはこの通り
その時間を狙ってデッキへ躍り出ると思わぬ絶景に出くわすのが船旅の醍醐味である。 -
これが新日本海フェリー夏の風物詩、粋なはからいである。
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ここのオープンデッキは焼肉仕様、利用しない手はない。
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自ら焼き上げる成吉思汗の味はなまら格別ぢゃ
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奥尻島接近
敦賀便にはない手前のホイストブームがいささか目障りだった。 -
奥尻島最高峰の神威岳
航空自衛隊のレーダーサイト基地があり、ベレンコ中尉のMiG-25函館亡命事件でも大活躍したが補足後にロストもした。 -
北海道南西部の重鎮・羆の巣窟、狩場岳を遠望
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言わずと知れた積丹半島の神威岬である。
積丹半島には知床のような遊覧船がない代わりに、安全で巨大な新日本海フェリー(特に新潟便)で岬を遊覧できるのである。 -
中央に光るは積丹半島の積丹岬灯台である
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大変レアな新潟航路「らいらっく」との行き合い。
船体の速力は「はまなす」より遅いがその分、内装が立派だったりする。
あちらはIHI(現JMU)建造で、戦艦大和のDNAを継承する。
飯豊に行く機会があればぜひ車を運搬して乗船したい。 -
余談になるが、以前に小樽ターミナルで撮った「はまなす」の模型である。
二重反転ポッド推進器はメインスクリューの後方に対向するように配置され(しかも舵の機能も兼ねて)、逆ねじれ・逆角度そして逆回転することでスクリューのタンデム化と整流化そして高速化を図ったものである。 -
その後、敦賀航路に出向した「はますに」乗って帰った時に獲得した船長サイン入りの御船印
そんな「はまなす」「あかしあ」も2025年を以て引退するようです。
後継船は東京九州フェリー「はまゆう」「それいゆ」に準じたダウンサイジング船になり、戦艦武蔵のような威容と航海速力30ノットの爆走は見納めとなります。
内装は武骨な分、寝台の堅牢さと広大さは特筆に値するものがありサウナもミスト式なので名残惜しい限りです。
そして船窓から見た波頭の異常なまでの移動速力は本船以外では海上自衛隊の艦艇でしか体感できない貴重な光景でした。
幸いなことに三便乗船することができたのも何かの縁で、かけがえのない思い出になってくれる事でしょう、特にオープンデッキでの成吉思汗が。
お疲れ様でした「はまなす」そして「あかしあ」
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