仏師の変遷
- 3.0
- 旅行時期:2022/01(約4年前)
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by はちのすけさん(男性)
京都駅周辺 クチコミ:130件
京都駅から河原町五条界隈の寺町に行く途中にあった。あった、と言っても河原町高倉の現地には説明版があるだけだ。仏所は造仏所の略とされ、仏師が仏像を生産した工房があった。奈良時代から平安時代にかけて巨大寺院との結びつきの中で仏像は生産されたが、定朝の出現で変わり始めた。定朝は藤原道長の庇護を受けて平等院などの仏像を手掛けるが、生産手法として寄木造を導入。パーツを別々に同時に多人数が作ることで、飛躍的な大量生産を実現した。これにより、一人の仏師を頂点に多くの職人仏師たちが働くスタイルが定着し、全国に数多くの仏像を産出した。その定朝の仏所があったのが、この七条仏所跡だ。造仏の産業革命で変革した仏教の一側面を物語る場所だが、今は面影はない。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2022/01/17
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