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粟生線

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一見通勤路線、しかし廃線も検討される山岳路線

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/10(約4年前)
おけいはんさん

by おけいはんさん(男性)

神戸 クチコミ:22件

神戸市北区の鈴蘭台から三木市内を経由して小野市の粟生までの29.2kmを結ぶ神戸電鉄の路線。主に昼間時に1時間に2本運転される鈴蘭台~西鈴蘭台間の区間列車を除き新開地~粟生間の列車が概ね1時間に1本、新開地~三木もしくは小野間で1本運転。新開地と粟生を結ぶ列車は、上りは準急、下りは普通だが鈴蘭台で後からの準急三田行きが接続しているダイヤで、神戸市中心部への速達化が図られています。
路線は一部区間を除き単線。東播地方の山岳部を縫うように走る路線で急カーブも多い。鈴蘭台を出るといきなり50%の急勾配を登っていき、粟生線最高標高の鈴蘭台西口駅を経て、西鈴蘭台駅を過ぎると一気に山を下ります。ここも神戸市内?と思うような車窓が現れたかと思うとニュータウンが見えたきたりと、飽きさせない。三木市の緑が丘駅あたりを過ぎると再度50%の急勾配を駆け上がり、唯一の駅員常駐駅の志染を過ぎると再び50%の急勾配を下ります。小野を過ぎると田園地帯を走り、新開地から70分、終点粟生に到着。加古川線や第三セクターの北条鉄道の乗継はかなりスムーズ。
一見、神戸都市圏の通勤・通学輸送を担う郊外線のように見えますが、車社会の広がり、ニュータウンの高齢化、競合する神戸三宮への神姫バスによる高速バスに押されるなどで、1992年をピークに輸送人員の減少が止まらず、現在は700万人/年を切っている模様。このため、幾度となく廃止問題が浮上しています。特にこれまで赤字を賄ってきた有馬線もコロナ禍影響で厳しい状況であり、神鉄も継続が難しい認識を示しています。しかし、本当に廃止してしまって良いのか。なんとか存続問題を片付けて欲しい。

施設の満足度

4.0

コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
3.5
乗り場へのアクセス:
5.0
車窓:
4.0

クチコミ投稿日:2021/10/30

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