期間限定の国宝・重文・現代美術の競演
- 3.5
- 旅行時期:2016/07(約9年前)
-
-
by 実結樹さん(女性)
今出川・北大路・北野 クチコミ:26件
創建450年を記念した大徳寺聚光院の特別公開は約1年間にわたり2017年3月26日まで行われています。
本堂の国宝である狩野松栄・永徳親子による障壁画四十六面や庭園「百積庭」。
重文の千利休ゆかりの「閑隠席」「枡床席」などをまじかに鑑賞できます。
また、現代美術の巨匠:千住博画伯の手になる襖絵「滝」も初の一般公開だそうです。
予約は「京都春秋事務局」のサイトからネットで時間指定でできます。
予約をしなくても空きがあれば当日でも可能なのですが、私が行った時は祇園祭のハイシーズンだったこともあり、当日飛び込みの人は1時間以上の待ちだったようです。
出来るなら予約して行かれることをお勧めします。
拝観料は2,000円とチョッと高めですが、20人程のグループ単位で40分間にわたり丁寧に説明して貰えます。
狩野松栄・永徳親子による障壁画はパンフなどで見ると金箔が鮮やかで華やかですが、実際は照明の関係で本物らしく落ち着いた色合いです。
狩野永徳が下絵を描き、千利休が整えたと伝わる方丈庭園は苔むした風情。
千利休のお墓もあるくらいの塔頭なので、ゆかりの茶室も見応えがあります。
が、、、千住博の襖絵「滝」は、私的にはどうしても馴染めませんでした。
構想から完成まで16年間を費やした大作との事ですが、こういうお寺にあの「青と白」の大胆な構図はどうも、どうしても、しっくり来ない感じです。
千住博画伯は私の好きな現代画家ですが、羽田空港を彩る画風には共感しても、あの大徳寺聚光院では“浮いてしまう”以外の何物でもないように思いました・・・。
発注してしまった以上、お寺も仕上がって来た作品を受け入れざるを得ないのではなかったのではないかと勝手に心中を察したのですが、私の感覚は間違っているという意見が多いことを祈ります。
この特別拝観で千利休のお墓は参拝できません。
また、内部の写真撮影は禁止です。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 予約はした方がいいと思います
- 見ごたえ:
- 4.5
- 修復なった国宝障壁画、千住博画伯の「滝」が初公開です
クチコミ投稿日:2016/11/15
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する