我が青春をもう一度
- 4.0
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by アジア好きの晴れおじさんさん(男性)
米沢 クチコミ:8件
薄いペパーミント・グリーンの建物は震災の復旧工事が終わり、扉を閉ざしたまま、陽光を浴びて無言で佇んでいました。
左右対称のデザインは、ルネッサンス建築様式の特徴なのだそうですが、バランスのとれた姿は、見る者の心を落ち着かせてくれます。
敷地内に大きな石碑があったので、碑文と案内板を読んだら、有名な青春の詩がこの学校の非常勤講師によって英文から和訳され、当時の校長が世に広めた経緯が記されていました。
詩を要約すれば、「理想の喪失が老いを招き、情熱を失うと精神がしぼんでしまう」ということで、還暦オジサンの私には、喝を入れられたようなインパクトがありました。
ちなみに「ルネッサンス」は、再生や復活を意味するフランス語だとのこと。
「我が青春をもう一度」と、100年以上前に造られながら輝きを失わない文化財の前で、自分で自分にエールを贈りました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2016/06/12
いいね!:3票
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