札幌農学校の輝く歴史が感じられます
- 4.0
- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by T04さん(非公開)
札幌 クチコミ:80件
札幌のシンボル「札幌市時計台」です。周りをビルに囲まれているため貧相に見えてしまうからでしょう、「日本三大がっかりスポット」などとも形容されますが、明治前期にこれだけ立派な洋風建築物が存在し、札幌という過酷な気候の場所で保存されてきたことは驚くべきことです。この「札幌市時計台」は元は札幌農学校の演舞場、つまりは開拓使の学校だったわけですから、建物正面入口など数か所には開拓使の徽章である赤い五陵星が輝いています。この五陵星、天を支配する北極星を表わしたものです。この五陵星の存在も、この建物ならではです。ちなみに、現在の札幌市の徽章も、この五陵星をモチーフとしてデザインされたようです。さて館内1階は、札幌農学校時代から始まる時計台の歴史資料などが展示されています。有島武雄や新渡戸稲造など、錚々たる顔ぶれの卒業生に札幌農学校の歴史を感じます。2階は演武場らしい空間ですが、中央部分は現在は長机と長椅子で埋められ、その左右にはいくつかの史料などが展示され、奥の部分中央には時計台の心臓である機械室、そして時計台の時計と同じハワード社によって1928年に制作された時計機械が展示され、そこではガイドさんによる説明も受けられます。建物、五陵星、卒業生、そして時計そのものも、札幌農学校の輝く歴史が感じられました。あっ、時計の維持・保存に尽力された井上清さんの業績も紹介されていました。忘れてはならないですね。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 大通公園から程近く、地下鉄出口からも遠くはありません
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 曜日や時間にもよtっては見学者は多いですが、ツアー客の滞在時間は長くはないので、見学に支障をきたすようなことはないと思います
- 見ごたえ:
- 5.0
- 今や札幌の象徴、見ておく価値はあると思いますし、札幌農学校の歴史も学べます
クチコミ投稿日:2016/04/25
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