19世紀の激動の琉球を見つめてきた司官の生家跡です
- 4.0
- 旅行時期:2015/09(約10年前)
-
-
by ケロケロマニアさん(男性)
那覇 クチコミ:360件
現在はアパートの片隅にある小さなスポットですが、宜湾朝保はいわゆる”琉球処分”の直前に司官を務めていた人物で、1823年に首里に生まれていますので、所謂琉球王国の歴史関連のスポットが多い首里エリアの中では、少し異色のスポットと言えるかと思います。1868年の明治政府成立以後、1871年には維新慶賀使の副使となって上京した後、尚泰を琉球藩主にするとの命を受けて帰国したそうですが、この時期の琉球はある意味、”日本化”の歴史が一段と進んでいったという時代で、それに尽力したこの人物は、その後の日本国沖縄県としての現在の礎を築いた、という意味で、更にその後の米軍統治時代も含めて考えても、重要な役割を果たした人物なのだなあと、改めて感慨に耽ってしまいました。色々な歴史スポットが目白押しの首里エリアですが、特に近代史を見つめる上で、ここは必訪スポットの一つだと個人的には思います。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/10/14
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する