新時代の京都の象徴

5.0
旅行時期：2015/03（約11年前）

by bluejaysさん（男性）

京都駅周辺クチコミ：7件

1200年の歴史の中で、古いものと新しいものが共存するのが京都である。室町時代の建築物の隣に、江戸時代の建築物があっても少しも不思議ではない。だとしたら、江戸時代の建築物の隣に平成の建築物があって、何がいけないのか。
京都は何をするにも仏教会や市民団体が景観にうるさく、新しいものを造るのには勇気がいるが、よく圧力に負けずがんばってくれたと拍手を送りたい気分だ。新しいものをその時代ごとに生み出しているのが京都であり、新しいものを作ってはいけないというほど馬鹿げた話はない。
「新駅ビルは賛否両論」と言われた設計の原広司氏曰く「新しいものには何でも反対するのが京都人だから、賛否両論なら上上だ」。
西陣出身のエッセイスト入江敦彦氏曰く「新京都駅を気に入らない人は、大概よそさん」。
「京都は木造建築以外禁止にしろ」などと、京都の人が言うわけがない。