かわいらしい木造洋風建築教会には、貴重な見どころいっぱい!
- 5.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
-
-
by こあひるさん(女性)
鶴岡 クチコミ:3件
国指定重要文化財となっている、赤い塔屋と白い壁がかわいらしい教会は、明治36年、フランス人のダリベル神父によって建てられました。
高さ23.7m、正面の巾10.08m、主棟奥行23.75m、木造瓦葺きの天主堂は、フランスのデリヴランド教会をイメージして建てられたと言われ、バジリカ型三廊式ロマネスク様式の教会建築物で、東北地方ではこの様式最古のもの。
設計は、宣教師として活躍しながら、佐渡の両津教会や京都の旧聖ザビエル教会(現在は明治村に移築)など日本の教会堂を数多く手がけたパピノ神父。
教会内に入ると、身廊は畳敷きとなっています。
副祭壇に安置されているのは、明治36年に教会堂献堂記念として、フランス・ノルマンディー州デリヴランド修道院から贈られた「黒い聖母マリア像」。世界的にも珍しい「黒い聖母マリア像」は、国内ではこの教会でしかみられません。
またステンドグラスではなく、「貼り絵」と呼ばれる手法の窓絵も見どころ。薄い透明な紙に描かれた聖画を外側から貼り、さらにその外側にガラスを設け、二枚のガラスで挟んだものです。高価なステンドグラスに代えて使用したと考えられますが、現在、この種の窓絵は、日本においてはこの教会でしかみることができません。
小さな天主堂内には、貴重な見どころがいっぱいあります。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
クチコミ投稿日:2014/05/29
いいね!:4票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する