東日本大震災の津波到達地点を示す石碑が各地に出来ています。
- 5.0
- 旅行時期:2013/05(約13年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
宮古 クチコミ:245件
岩手県の三陸沿岸では、これまでの津波記念碑や教訓石碑が各地で見られますが、今回訪れてみた宮古市周辺では、東日本大震災の大津波到達地点を示す石碑が新たに建てられているのに気付きました。
宮古市以外でも、沿岸各地で建てられているのではないでしょうか。
東日本大震災の津波の大きさ恐ろしさがよく分かる石碑だと思うので、海辺を訪れる時には気をつけて見てみては?
下記に、今回見つけた碑をご紹介します。
一つ目は、重茂半島(おもえ・はんとう)の姉吉(あねよし)の集落。
岩手県道41号重茂半島線から外れて、姉吉海岸へと下りて行く坂道の途中にありました。宮古市街地から車で行くと小1時間。
これまでの大津波を記念した『…此処より下に家を建てるな』の碑文で有名になった石碑より、さらに50mほど坂を下って行った所にあります。
カーブになった道の脇にひっそりと立てられていたので、見落としに要注意。
これは、地元の姉吉観音讃仰会 南地区自治会が建てたもののようで、碑の正面には『平成二十三年三月十一日 津波到達地点』、側面には碑の建立時期らしき日付が『平成二十四年七月』と書いてありました。
ちなみに、姉吉での東日本大震災時の津波の遡上高は40.4mだったそうです。
二つ目は、JR山田線や三陸鉄道の宮古駅近く。
駅から直進100mほど先の交差点にある岩手銀行入口そばにありました。
これは国際ロータリー・クラブが提唱・設置支援をしたもののようで、碑の正面には『2011年3月11日 津波到達点』と書かれていました。
宮古市街地に侵入した津波は、閉伊川(へいがわ)河口の5.2mの防潮堤を超えましたが、宮古駅前は海水が路面に広がった位だったそうです。
三つ目は、被害が大きかった田老(たろう)地区の三王岩近く。
田老港の≪JFたろう製氷貯氷設備≫そばの崖には、以前の大津波の到達地点を示すプレートがありますが、それとは別に東日本大震災の大津波の到達地点を示す碑が出来ていました。
碑の場所は、三王岩や田老港が見下ろせる岩山の坂道。
上記の製氷所そばから坂道を車で上って行くと道端にありました。
ここは、周辺の港の景色がよく見えるので、田老を襲った津波の高さがよく分かり、驚愕しました。
これは国際ロータリー・クラブが提唱・設置支援をしたもののようで、碑の正面には『2011年3月11日 津波到達点』と書かれていました。
田老港に侵入した時の津波の高さは19mを超えていたそうです。
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 2.0
- 宮古駅前の石碑を除いては、交通の便はいいとは言えません。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
- 一つ一つの石碑は小さいですが、津波の恐ろしさを現代の人々、そして後世に伝えるモニュメントになっていると思います。
クチコミ投稿日:2013/06/01
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