この熊野神社があるのは、宮古市の中でも大きな漁港になっている鍬ケ崎(くわがさき)地区。
JR+三陸鉄道宮古駅から浄土ヶ浜...
続きを読むへ向かう道筋で、≪道の駅・みなとオアシスみやこ≫がある地区と言えば、ピンと来る人もいるのでは?
この熊野神社は、天保5年(1834年)の火災で古文書は失われているものの、元和2年(1616年)には初代神主がいたことから、それ以前からの歴史がある神社とされています。
漁業の神として信仰されているこの神社は、港そばの小高い丘の上にあります。
この地区を歩いて回りたい方は寄ってみるといいですよ。
上記の火災後、嘉永年間(1848年~1853年)に再建されたという本殿は決して大きくはありませんが、風格ある造り。
柱などの見事な彫刻も見て行きましょう。
参道となっている石段を上る途中に東日本大震災の津波到達地点を示す石柱が立てられているのを見ると、その高さとともに、周辺にはまだ震災後の更地が残っているのにも驚かされます。
境内には震災鎮魂の碑もありました。
私はこれまで見る機会が無かったのですが、7月18日、19日の縁日には、神輿が鍬ケ崎漁港から船に乗せられて宮古湾内を一周する曳き舟と言う行事も行われるそうです。
この頃に宮古を訪れる方は、事前に観光情報をゲットして行ってみるのもよさそうです。
閉じる
投稿日:2020/10/26