河原林少尉戦死の地

熊本市の植木町に残る、西南戦争の史跡の碑です。
官軍の第十四連隊の旗手、河原林少尉が味方を逃がすため、戦死された地です。...  続きを読む
その際に薩摩軍に軍旗が奪われ、当時の乃木少佐が奪還を試みたとされています。
道路沿いに案内板があり、その上に石碑が建てられていました。
現在は住宅地となっていますが、西南戦争の様子が思い起こされるよな史跡でした。  閉じる

投稿日:2016/12/05

西南戦争のとき、乃木希典率いる歩兵第14連隊は、熊本城に入るよう命じられたが、薩軍が先に城を包囲したため入れなかった。そこ...  続きを読むで乃木は、薩軍の後方を攪乱しようと考えたが、日が暮れて暗闇の中、密かに送られた薩軍と衝突した。
敵の方が数が多く不利と見た乃木は、退却することを決意し、河原林雄太少尉に連隊旗を持たせ先に撤退させたが、その後乃木が集合場所に着くと、河原林の姿は見えなかった。乱戦の中、河原林少尉は投刀塚で戦死し、連隊旗を奪われたのである。乃木はこのままでは生きてはいられないと、敵中に攻め入り連隊旗を奪還しようとするが、慰留され断念する。
1912年９月13日に明治天皇が崩御すると、乃木は自宅で静子夫人と共に殉死した。彼の遺書には、軍旗を奪われたことへの言及があった。  閉じる

投稿日:2015/04/02