白浪五人男
名所・史跡
3.35
白浪五人男 クチコミ・アクセス・周辺情報
ピックアップ クチコミ
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満足度の高いクチコミ
幕末に描かれた人気歌舞伎演目に登場する盗賊集団の人形です!
4.0
- 旅行時期 2023/07
- by hiroさん
『白浪五人男』は、”白浪”(盗賊の異名)である盗賊の首領「日本駄右衛門」・女装の怪盗「弁天小僧菊之助」・神出鬼没の盗賊「忠... 続きを読む信利平」・元小姓の最年少盗賊「赤星十三郎」・元漁師の船強盗「南郷力丸」の5人が主役となる「石川五右衛門」および「鼠小僧」と並ぶ日本屈指の盗賊として描かれた歌舞伎の人気演目のひとつ「青砥稿花紅彩画」(全3幕9場)の通称です。 この『白浪五人男』が初公演されたのは、幕末の徳川幕府第14代将軍・徳川家茂の時代である1862年(文久2年)とされ、「浅草寺」の東門(二天門)から北東方向に徒歩8分程度(約550メートル)となる当時の浅草猿若町(現:台東区浅草6丁目)にあった江戸三座のひとつに数えられる歌舞伎興行の芝居小屋「市村座」となります。 また『白浪五人男』の作者については、歌舞伎作家として幕末から明治期に活躍した「河竹黙阿弥」であり、『白浪五人男』の初公演当時は2代目「河竹新七」として現在の「仲見世通り」および「伝法院通り」が交差する一画の裏手部分となる台東区浅草1丁目に位置する建物「仲見世会館」の脇付近で暮らしていたとされています。 その様な縁もあり浅草エリアとなる隅田川・右岸側(西側)を南北方向に通る「馬道通り」の浅草二丁目交差点から西側方向に「浅草六区通り」および「ホッピー通り」に通じる5差路交差点まで(約300メートル)の東西方向を結ぶ「伝法院通り」の内、「馬道通り」から「仲見世通り」まで(約100メートル)の区間で構成されている「伝法院通り東商店会」の各所に歌舞伎『白浪五人男』に登場する盗賊集団の人形(5体)が設置されています。 以前より「伝法院通り」を通るたびに『白浪五人男』の5体の人形を気にしながら素通りしていましたが、今回は浅草エリアを訪れた際に5体の人形すべてを写真撮影して廻り楽しむことができました。(歌舞伎に興味のある方を中心にフォトスポットとしてお薦めできます。) ちなみに歌舞伎『白浪五人男』は、”浜松屋の場”(2幕目第1場)における「弁天小僧菊之助」の見顕し口上、さらに”稲瀬川勢揃いの場”(2幕目第3場)における盗賊集団5人が舞台の花道に揃って横1列に並び順番に口上を述べる場面が見せ場のひとつになっています。 歌舞伎『白浪五人男』に登場する5人の盗賊については以下の通りです。 「日本駄右衛門」は、江戸時代中期の延享年間(1744年から1748年)に実在した遠江を拠点に東海道沿いの諸国を荒らしまわった尾張出身の浪人で盗賊の「日本左衛門」(本名:濱島庄兵衛)がモデルとされており、演目の中では人殺しなどの非道なことはしない盗賊集団の舵取り役である首領として貫禄のあるキャラクターとして描かれています。 「弁天小僧菊之助」は、盗賊集団5人の中で唯一の架空人物で幼いころに鎌倉・江ノ島の弁天様の見習い小僧をしていた設定のキャラクターであり、演目の中では美貌を生かした女装姿で相手を油断させる盗賊集団の中心核として描かれています。 「忠信利平」は、「日本駄右衛門」と同様に江戸時代中期に実在した盗賊で「日本左衛門」の手下をしていた「忠信利兵衛」がモデルとされ、幼いころから盗みを繰り返す神出鬼没な盗賊のキャラクターとして描かれています。 「赤星十三郎」は、江戸時代前期の明暦年間(1655年から1658年)から延宝年間(1673年から1681年)のころに実在した元・鳥取藩士で父親の同僚を斬殺したのち江戸で辻斬強盗をしていた「白井権八」がモデルとされ、前髪立ちの美少年の下級武士から盗賊になったキャラクターとして描かれています。 「南郷力丸」は、南湖(現:神奈川県茅ヶ崎市)の漁師の息子として生まれたのち手に負えないほどの悪事をはたらき「忠信利兵衛」とともに「日本左衛門」の手下として盗賊になった「南宮行力丸」がモデルとされ、船盗人など数々の悪事を重ねてきたキャラクターとして描かれています。 そのほか『白浪五人男』の5体の人形が設置されている全長約300メートル「伝法院通り」は、魅力的な店舗が集結しているので浅草エリアの観光スポットとしてもお薦めできます。 閉じる
クチコミ・評判 2ページ目
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三社祭を高みの見物
- 5.0
- 旅行時期:2019/05(約7年前)
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白波五人男を探してみては?
- 4.0
- 旅行時期:2018/11(約7年前)
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伝法院通りにいる
- 3.5
- 旅行時期:2018/09(約7年前)
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白浪五人男は歌舞伎狂言作者、河竹黙阿弥の代表作「青砥稿花紅彩画」、通称「白浪五人男」のことである。その歌舞伎に出てくる五人... 続きを読む男の人形が伝法院通りにいる。白浪五人男は
とは盗賊の首領・日本駄衛門、弁天小僧 菊之助、最年少・赤星 十三郎、元漁師の船強盗・南郷 力丸である。このうち、すぐ分かるのが日本駄衛門で路上にいる。そのほかはまわりの店舗の庇などにいる。外国人旅行者などが写真を撮っていた。お勧めの点は、5人の人形は丁寧に作られていること、これらを見ていると「青砥稿花紅彩画」の舞台が思い出されること、歌舞伎についてあまり知らない人でもこれらを見ることにより歌舞伎について興味を持てるようになること、特に河竹黙阿弥や青砥稿花紅彩画、歌舞伎に関心のある人にとっては訪問する価値があることである。 閉じる投稿日:2018/09/28
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浅草が江戸時代から娯楽の殿堂であることを分かりやすく教えてくれるオブジェ
- 3.5
- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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フォトスポットになっています
- 3.0
- 旅行時期:2018/01(約8年前)
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色々な場所に人形が置かれており面白い
- 3.5
- 旅行時期:2018/01(約8年前)
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弁天小僧はいたけれど、残り四人は雲隠れか
- 2.0
- 旅行時期:2018/01(約8年前)
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大きな人形です
- 4.5
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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伝法院通りは白波五人男を探しながら歩くのがオリエンテーリングみたいで面白かったです
- 3.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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五人衆勢ぞろい
- 3.0
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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5人さがしました
- 4.0
- 旅行時期:2015/10(約10年前)
- 0
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5人探してみよう
- 3.5
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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外国人観光客の記念撮影スポット
- 3.0
- 旅行時期:2015/04(約11年前)
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探してみるのも楽しいです。
- 3.5
- 旅行時期:2013/07(約13年前)
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道の真ん中にありました
- 3.5
- 旅行時期:2013/07(約13年前)
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伝法院通りに潜む歌舞伎で有名な盗賊たち
- 3.5
- 旅行時期:2013/04(約13年前)
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