天王寺七坂は、大阪市天王寺区の上町台地西側(夕陽丘地区)にある7つの坂の総称で、愛染坂は北から数えても南から数えても四番...
続きを読む目。坂上には愛染さんと呼ばれる勝鬘院と隣に大江神社があります。この辺り一帯は「夕陽丘」と呼ばれ、西に大阪湾を眺める絶景の場所であったらしい。社寺仏閣や料亭・出逢い茶屋(逢い引き場所)等が立ち並んでいました。
大江神社は、豊受大神、素戔嗚尊、大己貴命、少彦名命、欽明天皇をお祀りしている。松尾芭蕉(まつおばしょう)が元禄七年(1694)9月9日に大坂入りし、同月26日、当神社南隣にかつて存在した「料亭浮瀬(うかむせ)」にて句会を開いたことにちなみ、文化十四年(1817)に建立された。芭蕉を含む四名の各句が石柱の四面に刻まれている珍しい句碑です。因みに芭蕉の句は「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」ですが、当地で作句したものでは無いそうです。
愛染さんで親しまれている愛染堂勝鬘院は、縁結び・良縁成就・夫婦和合・商売繁盛のと何でも来いですね。とりわけ愛染祭りが有名で、宝恵駕籠パレードは南地を練り歩いていましたが、今は実施されていません。多宝塔が国の重要文化財で必見です。
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投稿日:2018/12/31