『新橋演舞場』は、1925年(大正14年)に新橋芸妓の技芸向上・披露の場として建設されたのが始まりで、第二次世界大戦(東京...
続きを読む大空襲)による焼失・復興などを経て、現在の建物は1982年に事務所ビルとの複合施設として建てられたものです。
劇場部分は、幅広いジャンルの舞台公演に対応できるように最新鋭システムを導入されており、「歌舞伎」、「新喜劇」、「ミュージカル」などが公演される劇場となっています。
2005年には客席部分の改装が行われ、1階席から3階席までの総座席数が1,428席で椅子席の他に1階の両脇が桟敷席(靴を脱いでカウンターの付いた掘りゴタツ式のゆったりとしたボックス席でお茶のサービス付)があります。
『新橋演舞場』へのアクセスは、「東銀座駅」(東京メトロ・日比谷線、都営地下鉄・浅草線)の6番出口より徒歩5分程度、「築地市場駅」(都営地下鉄・大江戸線 )のA3番出口より徒歩3分程度となります。
今回は、「市川右近改め三代目・市川右團次 襲名披露、二代目・市川右近 初舞台」公演の「壽 新春大歌舞伎・昼の部」(開演:11時、終演:15時)の観劇でした。
昼の部・演目の通し狂言「雙生隅田川(ふたごすみだがわ)」の原作は、近松門左衛門による人形浄瑠璃で、発端・序幕、二幕目、三幕目、大詰と全て通し演目構成でした。
歌舞伎観劇初心者ですが、「三人宙乗り」や「本水の中での大立廻り・鯉つかみ」の場など見ごたえがある斬新な舞台演出で楽しむことができました。
歌舞伎観劇の際は、必須アイテムである「イヤホンガイド」を開演前に借りることをお薦めします。
貸出料金は、700円になりますが補償金として別途1,000円を支払ます。(補償金は、観劇終了後の機器返却時に戻ってきます。)
今回借りた「イヤホンガイド」の機器は、前回『歌舞伎座』で貸出していた機器より機種が古いのが原因かどうか分かりませんが、ノイズが少し気になりました。
「イヤホンガイド」の解説内容については、上演中の絶妙なタイミングで端的に解説してくれるのでとても便利です。
食事については、劇場に入場した際に1階お弁当販売所でお弁当を購入し幕間に客席で食べました。
劇場内には、売店の他に食事処もあるので当日開演前に予約や事前のネット予約をすると幕間の時間に合わせて食事か用意されているので便利です。
今回観劇した座席は、1階席後方の舞台上手側(舞台に向かって右手)でしたので「宙乗りの場面」では、途中から2階席の部分に隠れてしまいましたが、花道の全体を見渡すことができました。
2階・3階席の下手側(舞台に向かって左手)の座席からは、1階花道が見えにくいようで1階花道を映し出すモニターが設置されていました。
『新橋演舞場』は、斬新な舞台演出の公演や多様なジャンルのキャストによる公演で、幅広い年齢層が楽しめる劇場です!
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投稿日:2017/02/11