花背の美山荘は元々ここ峰定寺の宿坊でした。
美山荘に泊まったからには参拝は必須です。
翌朝9:00、宿から5分ほどの平...
続きを読む坦な道を歩き寺の門をくぐります。
寺務所の受付で入山料400円を支払います。
仁王門の戸を開けて400段の苔むした石段を上って本堂に向かうのですが、その前にお寺の方(奥様?)からひとしきり入山に当たっての心構えのレクチャーがあります。
① 観光目的ではNG、修行の心積もりで登ってほしい
② 15:00で閉門してしまう
③ 雨の日は(前日降っても)足元が危ないので入山はNG
④ 子どもや団体客はNG
⑤ 本堂に着いたら靴を脱いで静かに上がり、山の空気をゆっくり吸って、自然の気を体一杯に取り込むこと・・・
財布とハンカチだけを入れる為の布製のポシェットを渡されて、それ以外の荷物(カメラも携帯も)置いて行くように指示されます。勿論写真撮影はNGです。
杖を必ず持参し、降りる時は先ず杖を突きながら注意して歩くようにとの忠言もありました。(怪我をしても救助が困難なので安全管理は自己責任でと)
本堂への階段は比較的歩き易く整備されています。
いつもながら「これを造った人が居るんだから、上らせて貰うだけで息切れがしていては申し訳ない」と思いながら一人階段を踏みしめます。
でも、色々変化に富んでいる道なのでそんなに大変だと思わないうちに本堂に着いてしまいます。
清水の舞台のような崖に張り出した造りの御堂です。
急に視界が開けました!
今迄の道のりが鬱蒼とした木立の中だっただけに、目の前の広々とした空と木立の景観の素晴らしさにそれだけでもここまで来た甲斐があった!と思いました。
本堂は850年くらい前の創建当時からのものだそうです。
寺には重要文化財も数多く残っている歴史と由緒のあるお寺だそうです。
今までメディアの取材を受けたことは一度も無いそうです。
このお寺に来る人はあまり居ないのでしょう。
美山荘に泊まって朝一で来たせいもあるのでしょうが、お参りを済ませて帰るまで誰一人とも会うことはなく、完全貸切状態でした。
最寄りのバス停は京都バス「大悲山口」で、そこから2㎞、歩いて30分です。
私は美山荘の方に宿まで送迎して貰ったのですが、お寺には駐車場もあるので車で来れば問題はありません。
出町柳行きの帰りのバスは11:00なので、お宿をチェックアウトする前に参拝する時間も十分取れます。
[2016/7/16(土)祇園祭宵山の日]
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投稿日:2017/02/26