稜線と言うには、とてつもなく広く平坦な道のりが続きます。
旭岳~黒岳の大雪の主稜部からトムラウシ方面の大雪の中央部へ続く...
続きを読む高原です。
そのため、旭岳~黒岳に比べてアクセスがちょっと大変。
通常、黒岳石室や白雲小屋、忠別小屋、ヒサゴ沼避難小屋などを利用しないと、訪れるのは難しいです。
山小屋を利用せずに日帰りで訪れたい場合は、高根ヶ原分岐を利用して高原温泉ルートを活用するとよいですが、高根ヶ原を途中までしか味わえないため、欲求不満気味。
相当、体力と精神力を使いますが、黒岳から上がって、高根ヶ原を満喫し、五色岳、化雲岳を経由し、天人峡にその日のうちに降りるという荒技をやりましたが、高根ヶ原の草花や雄大な景色は堪能できました。
ただし、途中の景色の良い場所で寝ている人や忠別沼で風景を楽しみながらおしゃべりに興じている団体などがいましたが、残念ながらそのような余裕はありませんでした。
おまけに足裏にはマメができて、爪は変色する有様。
代わりにテントや寝袋など、泊りの用具は持たずに荷物を軽減できました。
7月中旬。
チングルマ、コマクサなどが咲き、山には残雪が多く、青空、緑、雪の白のコントラストが美しく、きれいな景色を見たいなら最もおススメできる時期です。
高根ヶ原においては、雪渓はなくなっていました。
(白雲分岐直下や五色~化雲の稜線ルートにところどころ残っていました)
登山道上の足下にもコマクサが生え、可憐な花を間近で見ることができます。
携帯電話は高根ヶ原では比較的電波表示が立って、通じやすい方でした。
キャリアーはドコモのガラケー。
特に高原沼の大雪高原山荘を見下ろす辺りが一番よく通じたようです。
同キャリアーにおいては、ルート上、黒岳~北海岳~白雲避難小屋では圏外。
また、忠別岳~五色岳~化雲岳もほとんど圏外だったようです。
山に強いと思われるauだと、もう少し通じると思います。
7月中旬~下旬は前述のように草花がとても美しい時期です。
そのため、山小屋は早い時間に到着していないといっぱいなようで、白雲小屋には、忠別、ヒサゴ、白雲の避難小屋ではテントを持参してこないと宿泊できなくなることがあるとの張り紙がしてありました。
仮に山小屋に宿泊しないとしても、天気急変時など山小屋は心強いもの。
森や大きな岩陰などがない高根ヶ原では、雷雲などがやってきたらひとたまりもありません。
とても長丁場のルートなので、山小屋の場所と距離は確実に押さえておきたいところです。
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投稿日:2016/07/27