釧路駅から釧路側下流方向へ徒歩10分ほどの栄町は釧路一の繁華街ですが、繁華街と言っても飲み屋ばかりで、食事をする店となると...
続きを読む選択肢が少なくなります。ラーメン店はよく目に入るのですが…
栄町で食事のできる店を捜していて偶然目に入ったのが、この店でした。店内写真を見ての通り居酒屋ですが、メニューを見ると釜飯がメインで食事もできそうです。カウンターに着席して鮭釜飯を注文すると、店のご主人は「炊きあがるまで30分かかりますが…」との事。一瞬、躊躇しましたが30分待つ決心をして着席しました。他のお客が少なかったので、炊きあがりを待つ間、ご主人が話相手になってくれました。
店のメニューに「ザンギ」があるので、私が網走で食べた「網走ザンギ丼」の話をすると、「ザンギ」は釧路が発祥地の鶏の唐揚げ料理で、網走ザンギはそれをサーモンの唐揚げにアレンジした最近に開発された料理との事。そこで本場のザンギを賞味すべく、この店の「ザンギ」を注文しました。帰宅してから調べると「ザンギ」の語源は中華料理の鶏の唐揚げの「炸鶏(ザー・ジー)」が鈍ったそうです。この店のザンギは2度揚げしているそうで、外はパリパリ、中はジューシーで美味かったです。
ザンギを食べ終わった頃、釜飯が炊きあがりました。釜飯も美味いですが分量はお茶碗一杯くらいで、夕食にするには少ないです。やはり居酒屋で飲んだ時の最後の締めの為の料理でした。まだ胃袋に空きがあるので、次に「きのこのホイル焼き」を注文。塩味が効いておかずとしては美味しいのですが、白い御飯はないかと聞くと「釜飯の釜で炊くので30分かかります」との事。やはり居酒屋であって、純粋に食事をするのは無理なところがありました。
しかし、気さくなご主人と会話がはずみ、地元の観光情報をいろいろ聞けて楽しい時間を過ごせました。次に行く予定の帯広の名物料理が「豚丼」である事と、その有名店の名前をご主人に教えてもらいました。
追記:2014年8月に再訪しましたので、料理の写真を追加します。「お好みキャベツ」はキャベツを玉子でとじてとんかつソースで味付けした料理で、要するに小麦粉抜きのお好み焼きです。メニューの中には炉端料理には不釣り合いな中華料理が数点あり、麻婆豆腐を注文しました。こちらのマスターの父君は陳建民の弟子の中華料理人だったそうで、今は隠居した父君から多くの中華料理のレシピを受け継いだそうで、「今後は父の料理も取り入れていきたい」との事です。
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投稿日:2012/09/12