嵐山の奥にある小ぢんまりとしたお寺です。建物はお寺には見えませんが、明治に廃寺になった後、京都府知事が別荘を寄進して再興し...
続きを読むたそうです。現在は大覚寺の塔頭になっているようで、受付で拝観券のセットを販売していました。
場所は二尊院の北西に位置しています。二尊院から北西に進んでいけば看板が出ていますから、道に迷うことは無いと思います。
廃寺になった位ですから一般的な知名度はさほど高くは無いのだと思いますが、歴史は古いです。こちらに平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王と、その寵愛を奪った白拍子の仏御前が隠棲したとのことで、平家物語にも唄われています。
境内は小ぢんまりとしていますが非常に風情があります。紅葉の名所としても知られているので紅葉を愛でに行きましたが、行って大正解でした。美しい紅葉と、狭いながらも苔むした庭を散紅葉が覆い、何とも言えずに美しい光景を楽しめました。また、建物も茅葺の風情のあるもので、紅葉とのコントラストが素晴らしかったです。建物の内部にも入ることができ、清盛や祇王、仏御前の像が祀られていました。
嵐山の中心部から離れますが、一見の価値はあります。是非訪れてみてください。
閉じる
投稿日:2020/12/04