この件が起こる以前、ベトナム航空は結構お気に入りの航空会社でしたが、だいぶ評価を落としました。
クアラルンプール発・ハノイ到着便にて出発遅延。空港やベトナム航空からの明確なアナウンスがなく、日本語が話せるスタッフも無し。英語が話せる日本人の乗客達がスタッフに問い合わせるも、「詳細は調査中。でも問題無い」の繰り返しでした。
そして、約2時間後に出発が決定したとの事で乗客には空港内での食事券が配布されましたが、食事が出来る空港内店舗はバーガーキングとヌードル店の2店舗だけ。VN680便の乗客（ベトナム航空のメール回答より約180名）が殺到し大混雑。時間と混雑を理由に私たちは店に食事を断られました。（しかも、一人20リンギット上限=ヌードル店では何故か麺類が食べられない金額だったのはご愛敬）　
食事のクレームを含め、ベトナム航空のスタッフの発言は二転三転。他の乗客の方が間に入ってくれて、とりあえず我慢。その後、他航空会社への振替便対応もなく、2～3度の出発延期の連絡（もうすぐ出発します詐欺(笑)）を経て、約8時間後の翌AM3時過ぎに別機を他空港から用意してやっとハノイへ出発できました。
しかし、当然ハノイ発の日本帰国乗継ぎ便（セントレア・関空・成田　各便）は出発した後であり、早朝から深夜までハノイで過ごす羽目に。そこでもまた悶着が・・・。入国ビザの関係(有料・自己負担との事）や日程の都合で入国できない方々は空港で過ごすか、日本語が話せないベトナム航空スタッフと各々で帰路について交渉をしておりました。私たちベトナム一時入国組の中でも、成田帰国予定の方たちは預入荷物が別機にて運ばれてしまい大変不安がられておられました。英語が話せる乗客の方々がベトナム航空スタッフに何度も繰り返し対応内容の確認をしておりましたが、約束が守られることは無く、終始その場しのぎの発言と対応には最初から最後まで不信感と怒りを包み隠さないような状況でした。遅延理由も乗客の誰一人説明されていない始末で、ちなみに私たちは帰国後の問合せで機体トラブルだと知りました。
ベトナム入国後、ベトナム航空が指定契約したハノイ市内のホテルにて帰り際にトラブルもあり、それも含め日本帰国後にベトナム航空日本窓口に確認の依頼をお願いしました。が、数度のやり取りの後、最終回答として日本国内の窓口では一辺倒の対応しか出来ない、ベトナム本国の顧客相談窓口（ネット）に自分自身で英語で連絡して貰うしか無いとの内容。日本国内の責任者でスーパーバイザーであるという女性スタッフは頑張って本国とメールにてやり取りをしてくれていたようで感謝しておりますが、業務範囲外の内容である事及び権限が無く、また、日本にはカスタマー対応が出来る窓口や上司が全く存在しないという説明を受けました。残念ながらこの1ヶ月間は全く無駄になってしまいました。
今後は海外窓口に対し連絡を入れる予定です。

海外での仕事が多い私としては、このようなトラブルや対応は海外で普通にありますが、当時、妻の不安そうな表情が忘れられず、恋人や家族同伴の方の参考になればと思い口コミを書かせて頂きました。あと、ベトナム航空のいい加減なスタッフたちに正当なクレームを伝えてくれ、また、助けて頂いた多数の日本人乗客の方々に、妻共々再び感謝させて頂きます。