道の駅巡りダイエット 北関東と南関東の狭間編

2017/07/14 - 2017/07/14

2月に旅行から帰国し、体重計に乗ったら86kgオーバーと言うとんでもない数値を計測。
自他共に認めるジョージクルーニーを自称しているのに、このままではむしろ麻薬に溺れていた時代のボーイジョージになってしまいます。
年末に結婚式を控えていた身、このままではマズイので重い腰ならぬ重い腹を上げてダイエットに取り組む運びとなりました。

ダイエットの方法はサイクリングを中心に体を動かすことに。居住地が関東地方と山間部ではないのはガチンコサイクリストではない私には幸いです。
目指せ60kg台、サイクリングに出発でございます！

エリア 春日部(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

我が愛車はかれこれ一年半も車検整備中。その間、親父の車を借りているのが幸いしました。
愛車は到底自転車なんて乗せられませんが、親父車はワゴンタイプなので自転車を乗せられます。
地元近辺のサイクリングから気分転換で少し遠出したサイクリングもできるようになりました。

遠くに見える牛久大仏様を越えて本日の出発点に向かいましょう。

先ずやって来ましたのはオートバックス坂東店です。もともとオイル交換をする時期だったのでお願いしました。
立ち話でサイクリングの話になったら、オイル交換に時間もかかるし閉店までに引き取ればサイクリングする間に車を預かって下さる事になりました。
オートバックス板東店さん、ありがとうございます！

オートバックス板東店を出発し利根川沿いに出て北東へ約15km、『道の駅 さかい』に到着です。
ストイックに減量のためだけのサイクリングをする精神力を持ち合わせていないので、道の駅巡りをテーマにサイクリングを重ねております。

道の駅 さかい 道の駅

道の駅では所在地茨城県境町のゆるキャラ、ラッコとミンクのハーフである『サカイタチ』。え？イタチはどこから？？
出身はなんと茨城ではなくアメーリカ（アメリカではなくアメーリカだそうdesu）の外人さんです。

流行りに乗ってゆるキャラ作ったけど作りっぱなし感満載の境町ウェブサイト。
http://www.town.sakai.ibaraki.jp/sp/page/page000490.html

道の駅 さかい 道の駅

そもそもなんでアメリカ押しなのか、と言うと境町の主要産業にお茶があり、ブランドである『さしま茶』を1859年以来浦賀に来航した黒船に売りつける縁があるからだそうです。

この道の駅でおやつとしましょう。
さしま茶の緑茶と地元産小麦を使った小麦まんじゅうに並び、明らかにまんじゅうとミスマッチな午後ティー。
なんでもこの『午後の紅茶 ミルクティードルチェ』は上記噂のさしま茶を使用しているそうで、道の駅の店員さんに薦められました。

道の駅 さかい 道の駅

写真を撮りそびれましたが、利根川を渡り茨城県から千葉県へ越境します。
ちなみに野田市は千葉県民がこよなく愛するチーバくんで言うと鼻先の部分。西には利根川を挟んで茨城県、東には江戸川を挟んで埼玉県と言う立地。
千葉県は房総半島房総半島と言われますが、北東は利根川、北西は江戸川、南西は東京湾、南東は太平洋と四方を水に囲まれている島です！半島じゃなく全島です！（Salaam説のみ、一部飛び地除く）

千葉県立関宿城博物館 美術館・博物館

誰からも賛同されない説を力説しましたのはご愛嬌。

さて、野田市の観光要素と言うとこの関宿城です。
…が、この城郭は1995年に再建された物で、しかも当時の概観や位置関係は全く関係ない模造建築物につき歴史的価値はあまりありません。
って言うか、当時の資料があまりにもなさ過ぎて、実際はどんなんだったのかよう解らんそうな。

千葉県立関宿城博物館 美術館・博物館

野田市LOVEな方には恐縮ですが、関宿城の写真を撮ったら江戸川を越えてさっさと「彩の国さいたま」こと埼玉県へ越境でございます。
ちなみに「彩の国さいたま」は埼玉県のキャッチフレーズですが、Wikipedia先生に「県内外に浸透する事はなく」と酷評。必然ですが残念すぎる…。

道の駅さかいから関宿城経由で走る事約7km、『道の駅 ごか』に到着。
先程埼玉県に入りましたが、ここは再び茨城県は猿島郡五霞町。今でこそ江戸川の支流みたいになっちゃってますが、江戸時代に治水されるまでは権現堂川と言う川がこの地域では利根川の本流でした。県境が変な形になっているのはそれの名残なのかも知れません。
詳しくはタモリさんに聞いてください。

そして道の駅がスポットに登録されていない4travelさん…。

ラーメン 一番星 グルメ・レストラン

五霞町のゆるキャラ『ごかりん』が出迎えて下さいました。
公式プロフィールには「?らしい」や「?のようです」と明確な情報が少ない、愛くるしい見た目とはうらはらに謎めいたミステリアス女子なキャラクター。
頭に乗っているのは薔薇の花だそうな。うーん、ミステリアス。

http://www.town.goka.lg.jp/page/page000584.html

なるべく寄った道の駅ではその道の駅のオススメを買い食い。
こちらは五霞名物の『八つ頭コロッケ』150円（税込）。
じゃがいもではなく特産品の里芋やつがしらを使用していて、心なしかねっとりとした食感が楽しいね。意外とじゃがいも以外でもおいしく作れるんだ！と新発見。

ここでもしっかりスタンプを押しておきましょう。

私の中で道の駅は三種類に分類されます。
1. 体験施設充実テーマパーク型
2. 特産品等近隣アピール型
3. 地元民重視スーパーの延長型

こちらは3ですね。
観光客等外部に対するアピールはほぼなく、道の駅を鉄道の駅に例えると幕張でも佐原でもなく志津みたいな？余計解らないですね。

10kmほど走って道の駅ごかから次の道の駅『まちの駅みちの駅 アグリパークゆめすぎと』に到着しました。
ここまでの道はほぼ国道4号線を南下する道だったので交通量が多く、皆さんスピード出しまくりだったので写真はなし。

こちらの道の駅は裏が大きな公園のようになっており、幼稚園くらいのお子様が遊んでいました。噴水あり、芝生あり、のびのびと遊べる雰囲気ですね。

まちの駅 道の駅 アグリパークゆめすぎと グルメ・レストラン

こちらでもゆるキャラが！
でかでかと「すぎと」って書いているのでこのキャラクターは「すぎと」だと思っていたら杉戸町の「すぎと」だったようで、この子は『すぎぴょん』なんだそうです。
残念ながら37歳のおっさん一人、穴から顔を出して見知らぬ方に写真を撮ってもらう勇気は出せませんでした。

https://www.town.sugito.lg.jp/cms/index1478.html

まちの駅 道の駅 アグリパークゆめすぎと グルメ・レストラン

てっきりすぎぴょんがこの道の駅のゆるキャラなのかと思いきや、実は公式イメージキャラクターはこのスタンプにある『ぴかる』ちゃん。
ご丁寧に銅像まで作られていますが、ホームページ上にも「イメージキャラクター」としか記載がなく、謎。

石を投げればゆるキャラに当たる、ゆるキャラ乱立時代でございます。

http://www.pikaru.co.jp/

まちの駅 道の駅 アグリパークゆめすぎと グルメ・レストラン

アグリパークゆめすぎとの営業時間は17時まで。めっちゃ早く閉館します。
私もギリギリ滑り込みセーフ状態。むしろギリギリアウトだったのですが、スタッフさんに「スタンプだけだったらいいですよー」とお情け頂いた次第。私は皆様の優しさによって成り立っております。

当時は7月。自転車が走る田園地帯は稲特有の香りがむせ返るくらい充満。日本の初夏はこうだなくちゃ！

本日最後の道の駅は『道の駅 庄和』。先程のアグリパークから道の駅庄和までは約5kmと比較的短距離。
ただ近距離と侮るなかれ、舐めてかかると敵に欺かれます。私の敵はGoogleマップ。ルート検索に従って走ったら明らかに獣道な道ならぬ道を走るよう指示します。鬼！悪魔！Googleマップ！

道の駅 庄和 道の駅

こちらの道の駅でもつまみ食いです。
え？痩せる気？ありますよ、ありますよ。ダイエットは明日から。

道の駅庄和は春日部市にあります。春日部の名前を全国区に引き上げた立役者と言えばクレヨンしんちゃんこと野原しんのすけ（5才）。
町の看板をしんのすけに奪われた、前町の名物は大凧。こちらは江戸時代に繭の値段を占う遊びから始まったそうで、凧があがる=値段があがるってな具合だそうな。

道の駅 庄和 道の駅

初夏ですねぇ。燕のつば九朗がいました。

この時点で彼はまだまさかヤクルトがシーズン最多敗の96敗を記するとはつゆしらず。

道の駅 庄和 道の駅

スタンプを押しました。
道の駅にでかでかと飾られている大凧、めっちゃデカいですが、なんとこれは子供用！
毎年5月端午の節句に子供達が上げるんだそうです。

道の駅 庄和 道の駅

そろそろ終盤戦にしましょう。なんとしてでもオートバックス板東店さんの閉店までに戻らなければなりません。

5歳児に主役を奪われた庄和の大凧、実際にはこんなどデカく15m x 11mもあります！

庄和総合公園 公園・植物園

埼玉県を離れ千葉県に戻る頃には夕暮れ。雲一つない青空も好きですが、グラデーション掛かった空も美しくて好きです。正に自然の芸術ですね。

再び野田市に帰ってきました。

ああ、日が沈んでしまいます…。
この時期は日が沈んでも寒くないのでサイクリストには快適な気候。
野はらと田んぼのまち、野田と覚えてね。

そして野田市を離れます(笑)

古い鉄骨の橋って何か絵になります。

無事サイクリングを終了し、車も回収。後は帰宅するばかり。
道の駅を転々とするだけの旅行記になってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました！

途中道の駅で休憩している時間の一部を「休憩」扱いにしていなかったので、実際の走行時間はこれよりちょっと短いです。

走行距離 56.80km
走行時間 3hr 03min
総高低差 205m
失った水分 2785ml

疲れたー！
この後はワイフお手製のグリーンカレーで痩せた分を補充（笑）