2017/07/06 - 2017/07/06
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ずーくさん
この旅行記のスケジュール
2017/07/06
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2014年2月以来、3年以上ぶりの完全プライベートな東南アジア旅行。ASEAN全10ヶ国渡航まで残り2ヶ国となったところで、今回の行き先はタイとマレーシアだ。タイはすでに1回行ったけどノーンカイ(ビエンチャンの対岸の街)をちょこっと歩いただけなので、実質今回が初めて。そしてマレーシアはASEAN9ヶ国目となる訪問先だ。
今回の旅行最大の目的は、マレー半島を縦断する鉄道に乗車すること。バンコクからバタワース(ペナン島の対岸)まで走っていた夜行列車はもはや国境の街までしか行かなくなってしまったけど、そのかわりマレーシア国内の鉄道は電化されてかなりスピードアップした。タイの夜行列車とマレーシアの新型電車、その両方を楽しんでみたい。
【今回の行程】
●7/6(木):東京⇒(航空機)バンコク、バンコク市内散策、バンコク⇒(鉄道)
7/7(金):⇒パダンブサール⇒(鉄道)クアラルンプール
7/8(土):クアラルンプール市内散策、クアラルンプール⇒(航空機)東京
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ANA タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月5日の水曜日、仕事からいったん帰宅してシャワーを浴びて着替え、羽田空港へ。九州北部では大雨で被害が出ているようで、3月までその近くに住んでいた身としては心配でならない。
21:40、羽田空港着。出発準備にあまり時間をかけられなかったので、これから最後の詰めの準備が必要なのだ。まずドラッグストアで虫除けを購入。東南アジア旅行ではいつもそうだけど蚊の存在が気になる。今回はSCジョンソンのスプレーをお買い上げ。これが効いたのかは分からないけど、結局現地で蚊に刺されることはなかった。
そして両替もせねばならない。基本的に列車の中で過ごすことが多いので、あまり出費の場面もなかろう。まずは2000タイバーツ。そしてタイとマレーシアの国境の街パダンブサールに両替所がないと聞いていたので、300マレーシアリンギットも入手しておいた。
空いていたチェックインカウンターでチェックインを済ませ、22:15に110番搭乗口前のラウンジへ。夜の出発便の時間帯だから混んでるかな?と思ったけどそんなことはなかった。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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今日搭乗するのはタイ国際航空のTG661便、バンコクには早朝に到着する夜行便だ。TGを利用するのは2013年1月のラオス旅行以来だったか。機材は、かつてはジャンボ王国だった日本でもすっかりと希少価値が高くなってしまったB747だ。レジはHS-TGP、一時はレトロ塗装で飛んでいた機体だけど、ちょっと前に通常塗装に戻されてしまった。
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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今回は夜行便ということでビジネスクラス利用、しかし有償でビジネスクラスに乗るほどのお金はないのでANAのマイレージでとった特典航空券(往復60000マイル)。そしてせっかくのB747なので敢えてのアッパーデッキだ。
23:40、搭乗開始。乗り込むとさっそく客室乗務員さんに「アッパーデッキ?」と聞かれた。何事かと思えば、アッパーデッキの荷物入れは小さいから、キャリーケースはココ(1階のビジネスクラス区画)に入れていってほしい、とのこと。言われてみれば確かにB747の2階席は荷物入れが小さかった記憶がある。荷物は一度上げてしまったら開けるつもりがなかったからOKだったけど、頻繁に物を出し入れしたい方は注意されたし。その前にB747がいつまで飛び続けるか分からないけど。。。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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席はアッパーデッキの最後列。階段やギャレーに近くてあまり人気のない席のようだけど、実際にはあまり気にならなかった。むしろこのアッパーデッキ特有の眺めを楽しむにはここ最後列以外にあるまい。
頭上の荷物入れはご覧の通り、かなり平べったい。これではキャリーケースは無理だ。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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窓脇の荷物入れもまたB747アッパーデッキの特徴。でも大きい荷物が入らないのはこちらも同じ。
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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1世代前のシートではあるけれど、広さは十分。
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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リクライニングも電動だ。そして背中あたりの波型のボタン、これはもしやマッサージ機能なのでは?マッサージは苦手だから使わなかったけど、最近のビジネスクラスのシートにはこんな機能もついているのか、と感心。
普段ビジネスクラスを使わない僕のおのぼりっぷりがお分かりいただけるだろう。なにせビジネスクラス自体3回目、しかも毎回特典航空券なのだ。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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B747の安全のしおり。B747と書いてあるものは今のうちに撮っておかねばなるまい。
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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・・・などとはしゃいでいるうちに客室乗務員さんがウェルカムドリンクをサーブがてらご挨拶にきてくれた。翌日の朝食は和食をリクエスト。「寝てたら起こしてもいいか?」と聞かれたので起こしてほしいと頼んだ。着陸2時間前くらいに朝食だそうだから、日本時間で4時半くらいか。そんな時間に食べられるかな。
羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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2階席の乗客の搭乗が済んだのか、ドアクローズの前から早くもライトダウン。席は6割くらいが埋まっているようで、僕の隣も空いたままだった。窓側に移ろうかとも思ったけど、外の景色が見えるわけでもないし、このまま通路側席にいることに。
00:18にプッシュバック。アナウンスによれば飛行時間は5時間35分、バンコク到着は現地時間の4時とのこと。定刻は5時着だからかなりの早着だ。夜行便ならむしろ1時間くらい遅延してもいいと思っていたので嬉しいやら悲しいやら。
00:35、C滑走路から離陸。お休み前のジュースとナッツをいただいて、1時過ぎに就寝。朝食が来るまでにどれだけ寝られるだろうか。
ボタンを押せば倒れる背もたれ、伸びるレッグレスト。フルフラットではないけど160度くらいまで倒れるシートで、かなり快適だ。夜行便こそビジネスクラスの本領発揮だと思う。 -
(ここからバンコク時間)
肩に何かが触れるのに気づいて目が覚めた。見れば客室乗務員さんの手であった。時計は02:30を指している。3時間半ほど寝た計算だろうか。思いのほかしんどくないのはこのシートのおかげだろう。
朝食は松花堂弁当。この時間の食事にしてはかなり多い。けどせっかくなので全部いただく。その間にベルトサインが点灯し、機体が揺れ始めた。外を見ると機体のフラッシュライトが雲に反射しているのが分かる。巡航高度を飛んでいるはずなので、相当背の高い雲だったんだろう。そういえば出発前、「到着2時間前くらいに揺れる」とアナウンスがあったのはこれのことか。場所はベトナム・ダナン沖。 -
04:00、予告どおりの時刻にバンコク到着、04:10にはC3ゲートにスポットイン。正直もっとゆっくり目に着いてほしかったところではあるけれど、無事に着いたんだから喜ぼうではないか。ラオス旅行以来4年半ぶりのバンコクだ!思いのほか涼しい。33度まで上がったという前日の東京より過ごしやすい気温だ。
さすがにこの時間、コンコースは閑散としていた。なのできっと入国審査も・・・と思ったけどさすがにそうはうまくいかず、30分並んで04:50にタイに一歩踏み入れた。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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スマホは持っていないけどモバイルルーターが手元にあるので、まずはプリペイドSIMを買おう。通信会社のブースが並ぶあたりは早くも人だかりだ。
スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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今回利用したのは大手通信会社AISの7日間299バーツというパッケージ。今日中にはタイを出てしまうから7日分も不要だけど、一番手頃だったのだ。カウンターの人も慣れたもので、「コレ」と商品名を指差せばすぐにSIMを出してくれた。「試してみて」と言われるままにSIMを挿し、説明書に従ってAPN設定をすればアッサリ繋がった。速度もひとまず申し分なしだ。
さて、ここまで済んでもまだ朝の5時過ぎ。市内へ出るにもまだ早過ぎる。なので少しベンチで仮眠することにした。バッグをとられないように目の前で抱えて、しばしオヤスミナサイ。。。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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3時間も寝て08:20に起床。寝る場所が悪かったのか、エアコンの風があたっていて体が冷え切ってしまった。もう時間としてはいい頃合だろう。市内へ向かうことにする。
空港アクセス鉄道Airport Rail Linkの乗り場へは案内に従って。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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マッカサン駅まで35バーツ也。100バーツ札で購入して小銭を作っておく。
スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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改札を抜けると荷物検査台があった。最初気づかず通り過ぎてから戻って荷物検査を受けようとしたら「乗り場はその階段を降りて」と言われてしまったので受けずじまい。抜き打ちの検査なのか、はたまた真剣にやってないだけなのか。。。
電車はすぐにやってきた。でも空港までの乗客が降りた後誰も乗らない。車庫にでも行くのか?と思ってたら警備員らしき人が車内を確認、それが終わったのを見たホームの係員(これも警備員?)がOKサインを出してようやく乗車の運びとなった。テロもあったバンコク、あちこち神経質になっているのだろう。
08:35、空港駅発。プラスチック製のイスが硬い。そして空いていた車内も次のLat Krabang駅からどっさりと乗車してきて、数駅であっという間に満員になってしまった。まだまだ通勤時間帯、Airport Rail Linkは空港アクセスだけでなくて通勤の足としても活躍しているようだ。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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09:00、マッカサンに到着。乗り換え駅なこともあってたくさんの人が降りた。
マッカサン駅 (ARL) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ここで地下鉄MRTに乗り換える。MRTの駅は近くにあるけれど名前が違う。ペッチャブリー駅Phetchaburi Stationの案内をたよりに進む。
マッカサン駅 (ARL) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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これぞバンコク名物(?)の渋滞。バンコクはとにかく自動車利用が多くて、アジアの大都市の中でも通勤にかかる時間がずば抜けて長い。今になってようやく鉄道路線が増えつつあるけど、まだまだバスや鉄道が足りていないのだろう。
マッカサン駅 (ARL) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ここまで乗ってきたAirport Rail Linkに沿って、タイ国鉄の東本線が延びている。ここマッカサン駅の近くにあるのはアソーク停車場。駅舎はなくホームがあるだけの、実に簡素な停車場だ。この線路をずーっと行けば、カンボジアとの国境アランヤプラテートに着く。
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停まる列車はたったこれだけ。地下鉄やAirport Rail Linkがあるから、あまり実用的な使われ方はしていないように思う。
9時を過ぎてだんだんと蒸し暑くなってきた。地下鉄の駅へ向かおう。 -
MRTブルーラインのペッチャブリー駅。元は取れないかもしれないけど乗り降りしやすいし乗車記念にもなるし、ということで1日券を購入。券売機では買えないようで、窓口で「One day pass please.」。120バーツ也。「ブルーラインでしか使えないよ」と念を押された。えぇ知ってますとも。
ペッチャブリー駅 駅
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満員のMRTで09:15ペッチャブリー発。途中のスクンビット駅で車内が結構空いて、09:30終点のフアランポーン駅に到着。こちらも座席はプラスチック製だ。
掃除のおばさん「早く降りてー」はいはーい。 -
フアランポーン駅の近くに観光名所のひとつワット・トライミットがあるので歩いてみよう。ルーターとタブレットのバッテリーを温存するためにガイドブックだけを頼りに進んでみる。と言っても詳しいガイドブックは持ってこなかったので地図が粗々だ。
確かフアランポーン駅の南西側にあったはずなので、道沿いに進んでみる。右手には運河のような川。10分ほど進んでみたけど、寺院も見つからなければそれらしい案内も見つからない。こんなに遠かったっけ、ということでタブレットを取り出してみたら、やはり方向を間違えている。南西に進まなきゃいけないのに真南に来てしまった。戻らねば。
ワット・トライミットに向かってKhao Lam通りからCharoen Krung通りを進むと中華風の門が見えてきた。この先のYaowarat通りは中華街らしい。
門の奥に見えるのはプミポン国王(ラーマ9世)の肖像画。タイはまだ国全体が服喪中だ。牌楼 (中華門) モニュメント・記念碑
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ようやくたどり着いたワット・トライミット。
ワット トライミット 寺院・教会
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チケット売り場で40バーツ払って上へ。
ワット トライミット 寺院・教会
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ワット・トライミットのお目当て、黄金仏。東南アジアの仏像は目が特徴的だ。
ワット トライミット 寺院・教会
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参拝を終えて一休み。ここでFacebookを見てみたらちょっとした驚きが。前日夜に「これからバンコクへ」とFacebookに書き込んだら、現地駐在中の学生時代の後輩からランチのお誘いをいただいたのだ。バンコクにいるとは知らなかった。待ち合わせの場所と時間をFacebookで打ち合わせ。「適当に済ませるか」と思っていたランチも、まともな食事ができそうだ。
ワット トライミット 寺院・教会
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待ち合わせまでまだ時間があるので、せっかくMRTブルーラインの1日券もあることだし、高架鉄道BTSスカイトレインにも乗ってみたいしで、北のほうにあるMo Chitまで行ってみることに。
10:45にフアランポーン発。この時間のMRTは空いてるし、何より涼しい。1日券があればちょっと涼みに乗る、なんて使い方もできるのが嬉しいところだ。そんな使い方をする人が多いとは思えないけど。。。
11:20、BTSスカイトレインのMo Chit駅に隣接するMRTのChatuchak駅に到着。地上に出ればMo Chit駅は目の前だ。モーチット駅 (BTS) 駅
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MRTの駅より明らかに賑わっているBTSスカイトレインのMo Chit駅。
ここでもお土産がわりということで、BTSの1日券を買った。こちらは2路線あるBTSのどちらでも利用できて140バーツ。モーチット駅 (BTS) 駅
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BTSの列車がやってきた。線路の脇のレール(第三軌条)から電気を取り入れる方式で、電車なのにパンタグラフはない。その分架線がなくて上空もスッキリだ。
モーチット駅 (BTS) 駅
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ちょっと早いけど11:55に市中心部のChit Lom駅に到着。ここで後輩と待ち合わせ。
チットロム駅 駅
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日本語表記もある券売機なんかを眺めつつ後輩を待つ。
チットロム駅 駅
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会社の昼休みに駆けつけてくれた後輩と12:20に合流。「辛くないタイ料理が食べたい」とリクエストしたら、駅近くのモール Mercury Ville にあるタイ料理屋Savoeyに案内してくれた。チキンやチャーハンや野菜炒め(どれも正式な料理名は分からないけど)たくさん食べて1人300バーツ。昔話にも花が咲いて、思いがけず楽しいランチになった。
サヴォイ (ザ マーキュリー ヴィレ店) その他の料理
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職場に戻る後輩と別れて、僕は再びフアランポーン駅へ。BTSからMRTへ乗り換えるシーロム駅では、こんな「Thai-Japanese Bridge」を見かけた。恐らく日本のODAか何かで建設された橋なのだろう。東南アジアでは橋やらバスやら、日本が関わったものを多く見かける。
さぁフアランポーン駅に着いたら、いよいよ今回のメインイベント、夜行列車の旅の始まりだ。シーロム駅 駅
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2017年7月タイ・マレーシア
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