2016/08/31 - 2016/09/05
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きゅういとせろりさん
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ダイヤモンド・プリンセスを2014年に体験しクルーズの魅力にやられました。そして2年たってまたクルーズに行ってきました。
2度目ともなると慣れたもの、と行きたいところですが、船会社によって準備も印象も全く違うものとなりました。
私のようなクルーズ初心者が準備から下船まで、何をやったかを中心にちょっと詳しく書いてみました。そしてところどころは2年前のダイヤモンドプリンセスとの違いを書いてみました。
今回のはじまりは2016年の春。そろそろクルーズまた行きたいね、でも同じ船会社じゃつまらないね、と話がでて、イタリア船のコスタ・ビクトリアが2016年は金沢発着で手頃な5泊6日コースを夏は毎週行っていることに気がつきました。金沢は北陸新幹線開業でホットな街。しかも東京からも名古屋からも大阪からも2時間台。コスタはそこに目を付けたのでしょう。
値段は日数も少ないですが全体的にダイヤモンド・プリンセスの半額から1/3のお値段。内側部屋なら1日あたり1万円ちょっとです。早速旅行会社に行きましたが5月ではちょっと出遅れたようで夏の航海はほとんど満席でした。しかし、キャンセル待ちをしたら2週間くらいで内側部屋、8月31日の第一希望が取れました。なお旅行会社のHPで空席状況がわかります。それを見ていたのですが最後まで窓側の部屋はキャンセルが出ませんでした。
さて希望をどれくらい出せるかですが、船のどの位置(右左や前後、上下など)の部屋かは選べません。またコスタの場合夕食の時間(18時か20時か)を選びたい場合は1万円アップでした。私たちは前回の経験から20時希望。日本では18時ころの希望が圧倒的に多いそうで、1万円払う必要なしと判断。予想通り後日20時の案内がきました。
キャンセル料は90日前からかかるとのことでクルーズ保険というものまであるそう。入りませんでしたが。
寄港地でのオプショナルツアーは2ヶ月くらい前に封書で案内が来ました。申込はその日から1ヶ月前まで。ただ乗船後も申込可能です。ただキャンセル料100%、ということに注意が必要です。高価ですし、よく調べてから決めた方がいいようです。私たちは寄港地はすべて自由行動でオプショナルツアーは利用しませんでした。
船内の食事は基本無料なのですが有料のレストランもあります。今回は利用しませんでした。
クルーズチケットが届いたのはなんと出航5日前。スーツケース配送を頼んでいる場合はコスタ指定のタグを付けて、と案内があったのですが、届いたのが5日前の夕方では不可能。みなさんどうしたのかしら。
服装は夏なので日数+1枚と船内のフォーマル用などプラス3着くらいでした。2人で中くらいのスーツケース2個です。自力で金沢まで運びました。
まあ、細かい心配はいろいろあったのですが、それも準備の楽しみでした。
クルーズの概略は以下のとおりでした。下記はパンフレットの時間です。寄港地で全員乗船すれば早発し、遅れた人がいれば30分は待っていました。今回の外国の韓国は日本と時差がありません。
1日目19:00金沢出航
2日目境港9:00入港・18:00出港
3日目釜山8:00入港・19:00出港
4日目博多8:00入港・16:00出港
5日目舞鶴13:00入港・22:00出港
6日目金沢9:00帰港。
なお、金沢の乗船は出港の5時間前から、金沢の下船は到着の1時間半後まで、とそれ以上に乗っていることができます。
寄港地の観光はすべて自力での観光です。
こんな感じでした。それぞれこれから旅行記をアップしていきますね。
金沢:快晴32℃。乗船までレンタサイクルで観光 近江町市場で回転寿司、忍者寺、西茶屋街、九谷焼、兼六園。
境港:快晴34℃。レンタカーで出雲大社、古代出雲歴史博物館、出雲玉造温泉、八重垣神社。
釜山:雨25℃くらい。チャガルチ市場、国際通り観光。食べ歩き。
博多:晴29℃。バスの1日乗車券を活用。筥崎宮、博多駅ビル、連接バス乗車。
舞鶴:快晴35℃。徒歩で田辺城訪問と街歩き。
洋上で見る日の出、星空、流れ星、そして朝の虹はきれいでした。
レストランは20時からだったので出港風景を存分に楽しむことができました。
クルーズでは夕食は決まった席というのが普通ですが、この日本海クルーズでは毎日場所が変わりました。港ごとに乗船下船があるので調整が必要なのでしょう。朝食はブッフェが基本でフルサービスのレストランは1カ所だけでした。
さて、前回乗船のワンランク上のプレミアム船のダイヤモンド・プリンセスとの比較です。
今回乗船のコスタ・ビクトリアはカジュアル船に分類されるので、客層は普通の国内旅行と変わらない感じでした。
海外の方の乗船は3割くらい。アジアの方がほとんどでした。
内装はプレミアム船と変わりなくリッチです。
食事はダイヤモンド・プリンセスより見た目きれいで美味しかった印象です。
ただしレストランのテーブル間隔も狭く、食事のサービスも出てくる順番は適当。時間がかかったり早すぎたり。
船員さんやスタッフもみな元気で賑やか。毎日食事中のレストランでさえ音楽とダンスが毎日。
賑やかな船だなあ、という印象。
まあ、すべて「イタリアですから。」の一言で納得できます。
船のイベントは毎日寄港するせいか少なく、それがちょっとさみしかったかな。でも、毎日下船と食事と夜のイベントでいっぱいでのんびりするひまはありません。
スタッフは基本英語で日本語の話せるスタッフは日本人のみです。が、注文は指差しでOKだし、ほとんど困りませんでした。
天気にも恵まれ、波もなくおだやかな航海でした。
2回目のクルーズは別の船会社にしたこともあって毎日新鮮で楽しく、また別の船でクルーズしたいね、とすでに次回への夢が広がっています。
なお、コスタは2017年から日本に来る船が変更になり、基本的に「コスタネオロマンチカ」になります。コスタビクトリアよりひとまわり小さくやや建造年の古い船ですが、コスタの方曰く「落ち着いた雰囲気の船」だそうです。さて、どれだけおちついているのか興味いっぱいです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
コスタビクトリア 75200トン
イタリアのコスタクルーズのベテラン船。
1996年製ですが2013年に改装したばかり。
定員2394名。
一昨年乗船のダイヤモンドプリンセスよりやや小さいですがそれでもこの巨体。
一番の違いはダイヤモンドプリンセスが「プレミアム船」クラスなのに対してコスタビクトリアは「カジュアル船」クラスであること。でも外観もパンプの部屋やレストランの内装もどうみてもどちらも同じような豪華客船。さてどこが違うのか興味津々です。 -
さて、5月。旅行会社で目に留まったこのパンフ。
その値段にびっくり。5泊6日で5万円。こんなに安くていいのだろうか?
1泊1万円で3食付きショー付きの上いろんな港に連れて行ってくれる。
(パンフ、見まくったのでぼろぼろですみません。) -
値段表。一番安い部屋で見ると旧盆は10万円近いですが、8月終わりからは59800円と最低価格。(5万円は4人1室内側部屋でした。)
8月31日発に照準を定め、会社に夏休みを4日分申請。無事承認。
そして旅行会社で一番安価な内側部屋を申し込みましたが満室。キャンセル待ちをかけました。無事2週間後に空きが出たとの連絡がありました。満室でもなんとかなる、ということですね。
なお、金沢出航なので金沢までの新幹線の付いたプランも載ってましたがバルコニー付以上の高価格のお部屋限定でした。往復2万円プラスなのでお得です。(新幹線の金沢東京間の定価は往復2万8千円)
なお、上記金額に港湾税とチップ代で3万円くらいプラスされます。 -
そして2ヶ月前に旅行会社から送られてきたこの冊子。
よく読んで予習しました。
まさにクルーズガイド。
乗船のしかたから船内の施設、部屋の設備、下船のしかた、ありとあらゆることが記載されています。
船好きとしては各寄港地の着岸埠頭がわかったのは嬉しかったです。ただ境港のみ不明でした。(ネット検索で昔の寄港時の記録から推定しました)
寄港地の街までのアクセスバスの情報がなく、これは残念。 -
スーツケースの発送サービスの案内。
20kgまで。東京から往復で5900円。
利用しませんでした。
出港5日前までに荷物タグを付けて発送せねばなりません。
が、今回、荷物タグが届いたのはその5日前。
利用者はどうしたのかなあ? -
寄港地のツアー案内も入っていました。
出港の1ヶ月前までの申込です。でも空席があれば乗船後でも申し込めます。
全部ドル表記。それに高価です。
出雲大社往復で69ドル(約8000円)は安い方で、それに昼食が付いて博物館がプラスされたら109ドル(約12500円)。
できればバスや電車やレンタカーで自力で行ける範囲にした方がいいでしょう。
私たちはこのオプショナルツアーは利用せず、境港はレンタカー、博多はバスの1日乗車券、釜山と舞鶴は徒歩観光に決めました。 -
さて、それから2ヶ月がたち、いつまでたっても最終の日程表やクルーズチケット(まさにクルーズのキップ!)が届かず心配になってきたところで、出港5日前にようやく郵送されてきました。まあ、イタリアだから、だよね、と妻と2人で苦笑。
-
同時に入っていた荷物タグはこのようなA4にコピーした紙切れ1枚。
折って使う、とのことですが、大丈夫かなあ。さすがイタリア。
なお、上述のように荷物の発送サービスはこれをつけて送ることになっていました。 -
さて、夏の旅行の大敵は台風。なんとまさに出港当日の朝に超迷走大型台風が東京から金沢に突き抜ける予報。(台風10号:いったん沖縄に行って勢力を盛り返して巨大化)旅行会社に問い合わせたところ、遅れるかもしれないが運航中止は普通はない、とのことでした。そこでコスタビクトリアが何時どこに居るかを「ライブ船舶マップ(http://www.marinetraffic.com/jp)」で数日間追いかけて定時運行を確信。台風も東に逸れ速度を上げたので、出港前日の夜には津軽海峡あたり。行程に影響ありませんでした。なお、クルーズ最終日に福岡あたりから日本海に次の台風が来ましたがこの台風からも逃げ切りました。結果、ほとんどが快晴。風も波もなしの快適航海でした。
なお、船の位置だけならコスタのHPの「ウェブカム」でも見れますが、ライブ船舶マップは速度と24時間以内の分刻みの通過経路が地図上に出るのが便利。
(余談ですが飛行機版もありまして「フライトレーダー24」というのがあります。) -
ところで私たちは東京在住なので金沢までの交通手段も考えねばなりません。
一番安価な夜行バスにしました。KBライナー。3500円。北陸新幹線の1/4の値段です。
夜行バスだと、金沢に朝に着いて、半日金沢観光ができるメリットもあります。
注意点は、バスの床下トランクに預けられる重量制限です。たまに10kgまで、という会社があります。
満席でした。でも最近の夜行バスは新車ばかりで快適。各席にコンセントもありますし。 -
ちょっと本題からずれますが金沢半日観光です。
どうせ観光地金沢に行くのですから夜の出港まで遊ばねば、です。
ところでその間スーツケースをどこかに預けねばなりません。
クチコミで知ったのですが、金沢駅前のここの事務所でひとつ280円という破格値段で預かってもらえました。事務所の中には20個くらい預かり荷物が見えました。公式には掲示もHPにも記載なし。いつまでのサービスなのか不明ですがとてもありがたかったです。
北鉄金沢駅。井の頭線の電車が色を変えて元気に走ってます。 -
ニュータイプのシステムのレンタサイクルを試してみました。「まちのり」と言って、「サイクルポート」という駐輪場間の移動を30分以内に終えれば何回乗っても1日200円。
借りる手続きも支払いも機械相手に自動。
ちょっとコツが必要ですが便利なシステムです。
他の街でも広がってくれないかなあ。 -
朝食は近江町市場で回転寿司「もりもり寿司」。ここでおなかいっぱいにして、次の食事は乗船後のレストランで、ということにしました。
-
西茶屋街でお茶屋さんの見学。他、九谷焼の窯元を見たり、忍者寺行ったり、兼六園を散策したり。
そう、もう旅は始まっているのです。 -
ここで本題のコスタの話に戻ります。
金沢駅から金沢港までは臨時のバスが出ています。
往復500円で、きっぷは当日金沢駅西口に出ているブースで購入します。
「シャトルバス1日乗車券」と書いてあって当日のみ有効かと思ったら5日後の帰りにも使用可能とのこと。きっぷはなくさないよう注意です。
行列もなく、満席になったら出発させてるような感じでした。 -
金沢港のコスタビクトリア。
横浜・神戸・博多などの大きな港はきちんとした客船ターミナルがありますが、それ以外はこのような貨物埠頭からの出港になるのが残念。 -
なので手続きはこのような仮設の建物や倉庫テントの中になります。
スーツケースを預け、パスポートチェック。
スーツケースは後ほど部屋に運んでくれます。身軽に部屋に入れるようなサービスです。 -
乗船は14時から始まってますが、上級船室のお客さんから。
私たちのようなお安い部屋のお客は16時からに指定されています。
が、15時ちょっとすぎに到着して聞いてみると乗船可とのこと。
まあ、空いてましたし。
どうやら指定時間にかかわらずみなさん14時ころに乗船が集中していたようです。
乗船時に写真撮られます。片方は今後の乗船下船時の本人確認用。もうひとつは船内フォトショップの販売用です。
これは船内案内図。前後の色分けはわかりやすくていいです。 -
さて、船内を見ます。
びっくりの7層吹き抜けのアトリウム。 -
廊下もぴかぴか。
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前回のダイヤモンドプリンセスではバルコニー付きだったので、今回は内側の窓のない部屋にしてみました。一番下のクラスでも楽しめるかの確認、が今回の目的のひとつです。
まあ、ビジネスホテルのツインルーム同等。ただスーツケースはベッドの上でしか広げられません。なお、スーツケース置き場はベッドの下です。
クローゼットは幅2mくらい。十分です。扉はないですが。あとハンガーの数は人によっては足りないかも。なおハンガーはレールから外すのではなくハンガーの吊ってある部分を外すタイプ。
なお、ベッド上、右がレストランの席札。中央のカードが「クルーズカード」2枚と船内地図。
A4の紙は今日の船内新聞と寄港地の案内とツアーの案内など。
上段は有料レストランの案内。
クルーズカードはさっそくカギになりますし、案内所でクレジットカードを登録すると船内はこのカードで支払いになります。船内では現金利用は考えられていないようです。現金利用できなくもないですが、デポジットと言って150ドル最初に預ける、とか面倒です。 -
机は狭いです。幅20cmくらい。
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ポットとサービスの紅茶など。毎日補充されます。
あ、コンセントは日本式のものがありましたが、3つ又プラグなど持っていったほうがいいでしょう。 -
テレビはこのような航海案内も見ることができます。
けっこう細かく、ダイヤモンドプリンセスより立派でわかりやすいです。 -
前方と後方のライブカメラの番組もあって、窓のない部屋でも外の天気や明るさもわかります。これは便利でした。
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トイレとシャワー。
水圧も排水も全く問題ありませんでした。
シャワースペースもダイヤモンドプリンセスよりも広く使いやすかったです。
シャンプー・リンス・ボディーソープは自分で持ち込みました。
海外の物は日本人には合わないです。 -
ドアの前のポスト。
挿されてあるのは私たちの部屋の専属のメイドさんの名前。
いえ、もちろん担当というだけなのですが、専属と思うことにしました。
ベッドメイクやタオル取り替え、掃除に毎日来てくれます。
笑顔のきれいな大人の女性でした。
(制服はダイヤモンドプリンセスの方がかわいかったです) -
毎日、寄港地の外出から帰ってくるとタオルアートがあったり、このように飾り付けをしてくれています。
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さて、船では毎日船内新聞が配布されます。
私たちはメイドさんにお願いして毎日2部いただくようにしました。 -
たまに重要な案内もあります。
これは境港出港までに船上で行う出国手続きの案内。
これがあるので境港では早めの帰船が必要です。
なにせ出国の係官は境港の係官であって、全員の出国手続きしたら船を降りるのですから出航後はできないわけです。 -
これは釜山入国時の案内。
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これは福岡での入国審査の案内。これが全員終了しないと船から降りられないようです。(船に戻れない、と書いてあるのですが間違いかなあ?)
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さて、乗船してまず洋服をクローゼットに架けたり、引き出しに小物を入れたり、靴をだしたり。だんだん自分の部屋になっていきます。
続いてクレジットカードの登録。案内所に向かいます。
これでクルーズカードで船内の精算はすべてOK になります。
が、登録の機械は2つしかなくペンタッチで自分でやるのですが反応が悪くて皆さん四苦八苦。
(日本語のできない)船員さんの助けを借りてなんとか終了。 -
続いて避難訓練。これは法律で全員必須と決まっているそうで、受講したかどうかチェックされます。受けないと何回でも放送で呼び出しがかかってました。
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ここで、船内設備をまとめてみます。
プール。暑い季節なので毎日賑わってました。とくに寄港地から帰ったときはひと風呂浴びる気分。
タオルはプール脇にありますので部屋からもちだす必要なし。
部屋で水着に着替えたらTシャツでも羽織って向かいます。
塩水なので、上がったあとはシャワーできれいに流しましょう。
プール脇にシャワーがあります。
(「ミネラル分たっぷりのプールです」という案内には笑いました。) -
屋内プールはスパの中。1回も入りませんでした。毎日天気よかったので。
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ショップはあまり多くないです。
どちらにしろ私たちは高級品は興味無し、でした。 -
アトリウムの脇はバーゲン会場。
まあまあ安いです。
正面の木目板の間の入口がコスタの商品のショップ。
こちらではマグカップやマグネットなど自分用のお土産を数点購入しました。 -
図書館。まあ、なくてもいいかなあ。
部屋の隅にインターネットコーナーがありましたが誰も見かけませんでした。
おそらく通信料がバカ高いのだと思います。
寄港時に普通に地上の電波は入ります。 -
ブリッジ上の展望台。前方がよく見えます。ガラスの風防があるので風もあたりません。
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後方デッキ。喫煙所を兼ねているので煙いのが欠点。
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次にレストランです。
ブッフェレストラン。あまり広くないです。朝食時は満席のことが多いです。
これは早朝6:30の光景です。
コーヒーや紅茶は無料で、これはダイヤモンドプリンセスより格段に美味しかったです。さすがイタリア。
しかしコーヒーマシンは2台あったのですが、クルーズ後半は1台はこわれ、しょっちゅう修理してましたがついに直らなかったようです。イタリアですから。 -
ブッフェレストランが満席の場合は船尾の屋外のこちらへ。
自由にブッフェレストランから持ち出せます。
夜はムーディー。 -
そして屋外のプールの脇にもこのようなテーブルが。
自由にブッフェレストランから持ち出せます。
バルコニーでの食事の気分。
あと、プールの隅にはハンバーガーコーナーもありこれも美味しかったです。 -
夕食用のメインダイニングは2箇所。
ダイヤモンドプリンセスとちがってテーブルの間隔が狭く、座っている人がいると通り抜けるのも困難。なお、座席は船会社が適当に決めてくれています。クルーズでは普通は夕食は毎日同じ席とのことですが、この日本海クルーズでは毎日場所が変わりました。港ごとに乗船下船があるので調整が必要なのでしょう。
メニューは日本語もありますが文字だけではイメージ湧かないことも。
そこで次の写真のようにレストラン入口に実物展示があってこれは秀逸。
ただ人が溜まってしまって進まないのが難点。 -
こんな感じです。
-
メインの例。
食事自体はダイヤモンドプリンセスより美味しいメニューが多かった気がします。
量もやや多めだったように思います。
ただ、サラダなんかはまさに野菜をボウルに放り込んだだけの簡単なものでした。
また、食事の出てくる順番がめちゃめちゃでサラダからすぐにメインが出てきたり、サラダがメインのあとに来たり。間隔が長かったり早すぎたり、そもそも料理が来るのが遅かったり。怒っている人もいましたが、まあ、イタリアですから。 -
そしてコスタで特徴的なのが、毎回食事時にダンスが始まるのです。
大音響の音楽と共に。昔のディスコ調だったり、このようなマイムマイム状態だったり、スタッフが女性を誘って2人で踊ったりします。
妻も2回くらい踊ってました。かっこいい船員さんでちょっとジェラシー?
さすがイタリア。 -
夜食用のレストランもあります。メインはピザとラーメンです。若干ブッフェでケーキやサラダやフルーツがありました。このピザが美味しかった。さすがイタリア。
-
お部屋で食事をいただくこともできます。夜、この紙の欲しいものにチェックを入れてドアノブに掛けておくだけ。
-
内側部屋のこのテーブルではぎりぎり。でも飛行機の機内食よりは余裕です。
本来はバルコニーのある部屋でこそ、ですが、前回のダイヤモンドプリンセスで経験するのを忘れたのでやってみたかったんです。 -
メインダイニングの食事はクルーズ料金に入っているのでいくら注文しても無料ですが、飲み物は別料金でこれがまた高価なんです。
そこで、いろんな「ドリンクパッケージ」を販売しています。
毎日お酒飲み放題は1日あたり税サービス料込み40.88ドル(4500円くらい)と28.88ドル(3500円くらい)の2種。ノンアルコール飲み放題は1日あたり21.88ドル(2500円くらい)。それでも高価ですね。そんなに飲める人は居るのかなあ?
それ以外に飲み物ごとに5~9杯分で25%くらい割り引き、とかいうパッケージもありました。ビール1杯サービス料込みで700円、ジュースは600円くらいするのでまあ、お得といえばお得。 -
その中でなぜか破格に安かったのが「お姫さま&王子さまソフトドリンクパッケージ」。10杯分で税・サービス料込みで22.99ドル(約2500円)。
ノンアルコールカクテルも注文できます。そのノンアルコールカクテルは1杯850円(サービス料込)もするので、1杯250円はなんと70%引き!
大人もこのパッケージ利用可とのことですぐ購入。でもこのパッケージを販売しているバーが2カ所しか見つけられませんでした。
なお、夕食時にもノンアルコールカクテルの注文ができます。バーから運んでくるので時間はかかりますが食事はがぜん豪華になりました。(食事時にカクテルは邪道ということはさておき。)
前の写真では右の隅がこのパッケージの宣伝。 -
美味しかったノンアルコールカクテル。
-
コスタの特徴はダンスダンスダンス!
毎日パーティーがあるのですが、落ち着いたソシアルダンスを教えてくれるのかと思って行ったらこのようなディスコ調。
これは1日目の夜の「ホワイトナイト」。 -
これは2日目の夜の「オフィサーとダンス」
-
これは3日目のこの航海のメインイベント。
ヴェニスカーニバル。例の仮面も販売しています。
イタリア国旗の仮装やら大正風モガ、豪華なドレスやひょっとこまでみなさん楽しんでます。 -
4日目の夜は船長主催のカクテルパーティー。
これはメインの劇場なので座ってみるタイプ。
お酒も無料で振る舞われます。
パーティー後、船長と並んで写真を撮りたい方は1階。そうでない人は2階。
写真は待ち時間の撮影。
このパーティーのあとは同じ劇場でマイケルジャクソンショー。撮影禁止でした。
大音響で迫力はあるけど魅力はひとそれぞれ、かなあ。 -
5日目の夜は浴衣パーティー。
若い女子はほとんど浴衣、かな。
全体では1/4~1/5くらいかな?
それにしても盆踊りではなく浴衣でディスコ、って感じ。
あと、どのパーティーでも同じ曲が何回も。
一番印象に残ったのが「ガンダムスター!」と何回も叫ぶ曲。調べてみると韓国のヒット曲「カンナム・スタイル」でした。 -
親切だったのが、日本人による下船案内のこのステージ。
面白い方でした。下船で急ぐ場合どうするか、前日夜にスーツケースに全部服を入れてしまわないこととか実例を含めて解説。とくになんでパスポートを船が預かっているか、とかの理由を初めて知りました。毎日公海に出る=外国に出ているから、なんですねえ。
来年に日本に来る船が「コスタネオロマンチカ」で、「この船と違ってうるさくない、っと、落ち着いた大人の雰囲気の船です」と言っていました。 -
船は騒々しいディスコ調だけでなく、もちろん静かにくつろぐ場所もあります。
バーが数カ所。
コスタビクトリアでは通路に面したというか通路の横がバー、というのが多かったです。 -
バーではこんなコンサートがあり、通路に面しているので飲み物注文しなくても聞けます。
もっともバーで必ず飲み物を注文しなくてもいい、という話も聞きます。実際、前回のダイヤモンドプリンセスでは普通に演奏を聞くため、ショーを見るためだけにバーに行ったりしました。 -
こんな静かなダンスをしている日もありました。
-
さて船旅の醍醐味。日の出と日没です。
毎日船内新聞に日の出と日没の時間が出ますので、それより10分以上早くデッキに出るのがコツです。これは船首上部展望台から。 -
福岡到着の日には霧の中に豪華な2重の虹が出ました。
あまりのすばらしさに声もでません。たった5分で消えました。 -
日没は1回しか見ることができませんでした。
西の方が雲っている日がほとんどでした。
これは金沢停泊中。出港直前の日没。
松林に沈みました。 -
朝日に輝くコスタの煙突。
朝晩は光線の加減で特にきれいです。 -
さて出港時には港でお見送りのイベントがあることが多いです。
金沢、境港、舞鶴では出港イベントがありました。
これは金沢のお見送り。
大きな船の高いところから見ても見栄えがするように色布を大きく振っての踊りです。これはすばらしかったです。必見です。 -
境港は水木しげるロードで有名。
そう、歓迎のためにこの方たちが登場。ネコ娘もいました。 -
さて、寄港地の観光です。
最初の寄港地の境港では、出雲大社と玉造温泉に行きたい、という妻の希望で、時間を有効に使うためレンタカーを利用しました。
停泊時間が9時間しかなく、入港から下船まで順番があるので(自由行動の人はオプショナルツアー参加者の後)下船は2時間後、船の門限が出港1時間前(30分前と書いてあるのですが、出国手続きとかあるので早めに戻った方がいいです。)と見て実質6時間。レンタカーは楽天の安いプランで米子空港近くの営業所発着満タン返し不要でたった2700円+保険。営業所に電話してこのコスタ停泊埠頭での貸し出し返却できないか聞いてみると、それってどこのフェリーターミナル?と逆に聞き返され、後ろで若い女性の事務員らしい声で「ほら、あの大きな客船がたまに来るとこじゃない?」とか聞こえます。まだ数回しか寄港してない時期だったのであまりクルーズは地元で認知されてないみたいです。交渉の結果、境港駅貸し出し、米子空港近くの営業所返却、1000円でコスタ停泊の埠頭まで送ってくれることになりました。ところが後日電話があり、追加料金なしでコスタの桟橋での貸し出しで大丈夫です、とのこと。さらにその後同料金でコスタの桟橋返却でいいです、となりました。大感謝です。当日、テントの中にレンタカー屋さんのブースがあり、スムーズに手続き。すぐ発車。でも入港から1時間50分たってました。
なお境港は鳥取県、レンタカー屋さんも鳥取県の会社ですが、私たちが行くのは全部島根県。ごめんなさいです。
なお、境港駅へのシャトルバスもありましたが2kmくらいに250円と高価すぎ。境港の街歩きは若い方には徒歩をおすすめします。 -
出雲大社。昼食時間含め境港から1時間半もかかりました。
-
最初は予定になかった島根県立古代出雲歴史博物館。
ここはある意味出雲大社とセットで訪問をおすすめします。
古代の出雲大社の展示。たたらの展示や昔の一畑電鉄の車両や資料展示などもりだくさん。その後、玉造温泉で入浴し、八重垣神社訪問で1時間前帰着。
かなりタイトなスケジュールでした。 -
2カ所目の寄港地釜山は最初から遠出はあきらめ、市内徒歩観光。観光というよりスープ・お好み焼き・かき氷・焼き肉などの食べ歩きでしたが。
クルーズターミナルからチャガルチ・釜山駅を巡る無料バスが運行されています。
ロッテの免税店への無料バスもありました。 -
その焼き肉。
-
3カ所目の寄港地の博多は何度も来た街で前年も3回も来ているので今回はさらりと筥崎宮と博多駅の観光のみ。
街へのシャトルバスはなし。歩いて7分の国際客船ターミナルから普通の路線バスが福岡天神と博多駅に頻発しています。
私たちは500円のバス1日乗車券の利用でしたが事前調査が足りず、バス停探しや行き先確認、乗り間違いなどで時間を浪費しました。バスを効率よく使う場合は周到な事前調査が必要です。
この経験は翌年のシンガポール観光で生かされました。 -
あと、観光以外に、個人的興味で連接バス乗車体験。
-
この折れ曲がり感がたまりません。
訪問時は2ルート各2時間おきの試験運行でしたが、2017年夏からは20分おきのループ運行に大増発されました。 -
最後の寄港地の舞鶴も遠出をせず市内の田辺城見学のみ。
西舞鶴駅まで片道150円のバスが出ていたので片道利用。
お城のボランティアと思われる解説のおじさんが面白く、思った以上に楽しめました。兜冠ったりもできます。私はそのあと市内散策しながら船まで徒歩。
暑さのあまり最後はふらついてました。水分補給はしっかりとしましょう。 -
ここでの収穫はこの写真。
きれいですねえ。
ずっとここで船を見ていたら、何組かコスタの方にこの船をバックの写真撮影をお願いされました。
徒歩10分の「道の駅・ 舞鶴港 とれとれセンター」の観光だけと言う方も多かったようです。
京都市内まで行くオプショナルツアーもあったのですがどれくらいの方が利用していたのか。
なお、最初は天橋立観光を計画していたのですが、ちょうどいい時間の列車がなく断念。しかし臨時列車を運行していました。そして2017年はこのコスタ入港時間に合わせたかのようなダイヤ改正があり、観光列車まで運転されてます。 -
さて、最終日の前夜から下船までです。
フェアウェルパーティーでもあれば雰囲気もでるのですが、今回の日本海クルーズはどの港からも乗船できるので航海最終日という概念がありません。なので2人でゆったりバーでコンサートを聞きながらカクテル飲みながら、クルーズの毎日を振り返ることにしました。私はノンアルコールですが。
このあと部屋を片付け、スーツケースに「翌日着る服と手荷物を残して」荷物をしまい、0時までにスーツケースを廊下に出しておきます。下船時に楽なように、という計らいです。ここで着る服を全部入れてしまうと下船時に寝間着のまま下船する羽目になるという。 -
最終日の朝。朝焼け。
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船も金沢港に近づいてきました。
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客室は8時までに空けるようにお達しが出ています。
名残惜しいですが8時に部屋を出てブッフェレストランで最後の朝食。
なお、下船時間は10時以降15分単位で自由に選べます。
そして下船時間ごとの集合場所に集まり、しばらく待って下船です。 -
金沢駅への連絡バス。ここでみなさん感想の交換。
「寄港地が毎日あっていそがしかった」「船のイベントが少なかった」「賑やかな船だったねえ」「けっこう料理美味しかった」から、過去の別会社のクルーズ船情報の交換など。こういう会話が毎回レストランであると良かったのですが、今回はレストランが2人席だったので別の方と席がいっしょになることがなく、残念。 -
さて金沢から東京への帰路も高速バス。
入港の4時間半あとの便なので乗継ぎも余裕でした。金沢土産の買い物もゆったり。
「金沢エクスプレス」3列シートの豪華版。早割なら4500円。新幹線の1/3の価格。でも所要時間は3倍弱。
コスタで見た方もひと組乗車していました。
2台運行のように見えますが1台は高岡発の別路線の便です。途中から連なって運行していました。 -
新宿に着いたのは21時ちょうど。金沢入港から12時間たっていました。
昼間の高速バスは本当に暇。電車とちがって街の中走らないので景色がつまらなくて。でも寝るには快適でした。
写真はバスタ新宿にある東京の観光案内所。なんと23時まで空いているのに驚き。そして時代の流れでパンフの代わりにタブレット端末が多数。案内係の女性も着物姿。
観光旅行も国際化とネット化が激しいなあ、と感じます。
でも基本の旅の醍醐味の「体験」はいつでも同じ。
さて、次のクルーズはどの船でいつになるのでしょうか。
わくわくしながらゆっくりと資料集めしています。
長文のおつきあい、ありがとうございました。
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