スペイン＆ポルトガル　気ままな一人旅「セビリア編」

2017/03/17 - 2017/03/29

　スペイン西部の大都市。そして歌劇「カルメン」の舞台。ここにはコロンブスの棺もあります。マドリードを起点に地中海の海岸線を西へ進む旅。セビリアはスペイン最後の経由地です。

エリア セビリア(スペイン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今日はセビリアへ向かいます。まずは腹ごしらえから。それにしてもスペインの朝食は甘いものが並んでいますね・

　朝からフルーツたっぷりの朝食です。量はさすがに地元の方ほど食べられません。

　チェックアウトと一緒にタクシーを呼んでいただきました。歩けばバスターミナルまで１０分少々ですが荷物を抱えての移動は大変です。

　バスターミナルに到着。一昨日予約しておいたバスに乗ります。計画段階でＡＬＳＡがアルヘシラスからセビリア経由でラゴスまで走っていることは分かったものの、同社のＷＥＢページからはこの間が出てきません。やむなく予約の取れないローカルバスを探していたところ、次の路線が見つかりました。
http://www.grupovalenzuela.com/index.php?p=inicio
　このバスもセビリアのどこに到着するのか分かりません。ネットでいろいろ調べている内に英語の書き込みでプラド・サン・セバスティアンに着くことがわかり、この線に乗れなくても、カディス経由やＲＥＮＦＥ経由という手が残されているのでトライすることに。地元の人には当たり前のことが旅行者には高いハードルになります。

バス バス系

　アルヘシラスを出発し、高速道路を北に向かいます。日本では見られない広々とした車窓が広がっています。

　プラド・サン・セバスティアンに到着。早速市内の一日乗車券を買おうとしたところ全くそれらしきところがありません。ターミナル内のインフォメーションに一日乗車券と尋ねると外にあるインフォメーションとのこと。それらしき建物に入ると順番待ちの発券機？？？。やむなく順番待ちをして呼ばれた窓口で「一日乗車券」。窓口の女性がきれいな英語を話してくれたことが何よりの救いです。一日乗車券を買うためにこれほど手間を掛けたのは初めて。
　ようやく乗車券を手に入れ、次はホテル近くに行くバス乗り場を探していると、目の前をそのバスが出て行きます。ようやく乗り場が分かり、次のバスを待っていても、なかなか来ません。しばらくして電光掲示板に残り時間が出たと思ったら、途中でそのバスの存在が消えてしまいました？
　今日はこのバスに縁がないと思い、諦めてタクシー乗り場に。今夜のホテルは明朝早いバスのため、プラザ・デ・アルマス近くのホテルです。評判の良い★★ですが、タクシードライバは？？？。近くにいた他のドライバが場所を教えてくれました。旧市街の入り組んだ街の中です。

ホテル マドリッド セビリヤ ホテル

　チェックイン時刻より２時間近く早かったですが、このホテルも時間前に部屋に入れてくれました。
　荷物を置き、まずは昼食です。ヌエバ広場近くのレストランへ。タパスといえどもこれだけ食べればお腹は満腹です。この店は英語メニューがあり、一人でも気軽に入ることができました。

エンリケ ベセラ 地元の料理

　ヌエバ広場から「一日乗車券」を使い、トラムで先ほどのバスターミナルまで戻ります。

ヌエバ広場 (セビリア) 広場・公園

　トラムは路線が分かりやすく使いやすい交通機関です。

　プラダ・デ・サン・セバスチャンでトラムを降り、スペイン広場にやって来ました。

スペイン広場 広場・公園

　大きな建物があるだけですが、なかなかの眺めです。

スペイン広場 広場・公園

　次はセビリア大学です。かつてここは王立タバコ工場。歌劇「カルメン」の舞台になった所です。歌劇「カルメン」ではカルメンがこのタバコ工場から登場します。

旧王立タバコ工場（現セビーリャ大学） 建造物

　大学ですので、自由に構内に入れます。

旧王立タバコ工場（現セビーリャ大学） 建造物

　構内を歩き回りましたが、それらしき建物は・・・。

旧王立タバコ工場（現セビーリャ大学） 建造物

　つぎはカテドラルへ向かいます。トラムの停留所で初めて気がつきました。セビリアのトラムには架線がない！停留所毎にパンタを揚げ急速充電をしているようです。

　歩行者・自転車・トラムが共存している通りをカテドラルに向かって歩いて行きます。

　カテドラルに到着。ここにはコロンブスの棺があります。前回のポルトガルでバスコ・ダ・ガマの棺を見てきましたので、コロンブスは避けられません。

セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会

　カテドラルに着いて？？。入場する人の流れが見えません。係らしき男性に入口を尋ねると５時までだよとのこと。やってしまいました。途中で余りにのんびりとしすぎました。一人旅の悪い面が出たようです。やむなく次はサンタクルスへ。

　サンタクルスに来ました。狭い路地に土産物屋やレストランが並んでいます。そしてついに雨が降ってきました。

　傘をさしてホテル近くのセビリア美術館へ。

セビーリャ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　美術館で絵を見ている内に雨が上がり、早めの夕食をとりに今夜は中国料理店へ。スペインでは夜８時を過ぎないとレストランが開かないのですが、中国料理は別のようです。

　メニューにセットメニューがあったので、これをお願いしました。カテドラルからだいぶ北に来ましたが、それでも英語メニューがあったのがありがたいですね。中国レストランなら漢字でも見当はつきますが・・・。
　今夜のディナーは酢豚定食春巻き付きです。

　ホテルに帰って来ました。タブレットのＧＰＳ機能で入り組んだ旧市街も自由に歩けますが、これが無ければとてもホテルまで戻れません。
　明日は国境を越えポルトガルのファロへ向かいます。