2017/04/02 - 2017/04/02
40位(同エリア191件中)
アジア好きの晴れおじさんさん
- アジア好きの晴れおじさんさんTOP
- 旅行記186冊
- クチコミ288件
- Q&A回答8件
- 222,102アクセス
- フォロワー123人
羽黒山は、蜂子皇子(はちこのおうじ)が593年に開山した羽黒修験道の総本山。山伏が法螺貝を吹く姿は全国によく知られているところで、昨年、月山、湯殿山と合わせた「出羽三山」(でわさんざん)が、山形県で初めて「日本遺産」に認定されました。
特に信心深いわけでもない晴れおじさんですが、日本遺産になったからにはもう一度じっくり参拝しなければと、愛車を駆って残雪のある羽黒山を訪ねました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
月山新道(国道112号線)から脇道に入って暫く進むと、羽黒山の入口の大鳥居が見えてきました。
-
鳥居を潜った先には、
-
手向宿坊街があります。「手向」は地名で「とうげ」と読みます。
-
同上
-
さらに進んで左折すると、有料道路のゲートがあって、
-
通行料(往復400円)を支払います。
-
道路の両脇には積雪が残っていて、車のモニターに「外気温が低下しています」の表示が出ました。
-
駐車場に到着。
-
午後1時を過ぎているので、参拝前にレストハウスで昼食を摂ることにします。
-
二階の食堂に入ったら、柱に日本遺産認定を祝うポスターが貼ってありました。
-
片岡鶴太郎さんや
-
伊吹吾郎さんが訪ねていました。
-
寒いので、私も妻も温かい山菜蕎麦とおでんを注文。
-
窓から見える奥の売店は、冬季休業のままのようです。
-
外に出て案内図を見たら、本殿まで約3分と書いてあります。
-
杉の大木に覆われた道を歩いていくと
-
赤い鳥居の先に本殿と参集殿が見えて来ました。
-
右が参集殿、鐘楼の奥の左の建物が本殿。
-
雪のため本殿には外から行けず、
-
参集殿の中を通って本殿に参拝するようになっていました。
-
参集殿の入口を入ったら、奉納された山伏の像が法螺貝を吹いています。まさに羽黒山修験道の象徴的な姿。
-
靴を脱いでロビーに上がり
-
二階の渡り廊下から本殿に入ります。
-
本殿の入り口。
中は撮影禁止でしたが、広々とした立派な造りで、丁度、年配の御夫婦が申し込んだ祈祷が始まるところだったので、神職による御祓いの様子などを「かしこみかしこみ」拝見しながら、妻と家族皆の平安を祈願しました。 -
参集殿に戻る途中、階段踊場の壁に天狗のお面が飾られているのに気づきました。
黒い天狗の鼻が鳥のくちばしのようになっているのは、羽黒山開山時に三本指の烏(ヤタガラス)が現れて蜂子皇子を導いたという縁起に由来するものでしょう。 -
ロビーで、本殿の茅葺の葺き替えや五重塔の杮(こけら)の葺き替えの寄進を募っていたので、
-
妻が本殿に、私が五重塔に寄進することにしました。
-
ところで、杮(こけら)は柿(かき)と字が酷似していますが、「木片」の意味だとのこと。※実は年甲斐もなく帰宅してから調べて初めて知りました。
-
寄進の受け取りとして、それぞれ絵葉書をいただきました。五重塔は、珍しく雪を被った冬の姿。でも、これはこれで、なかなか風情があります。
-
帰り際に本殿の外観をパチリ。もう屋根の葺き替えの足場を組んでいるようです。
-
有料道路を下って暫く進むと五重塔参拝者の駐車場があります。
-
随神門から石段を下りていきます。
-
同上
-
朱色の橋から滝を見ながら少し行くと
-
国宝の五重塔が姿を現しました。
-
雪の残る参道を進んで脇にまわって
-
別の方角からもパチリ。
-
近づいて、もう1枚。
-
説明書きによると、10世紀に平将門が最初に建立して、現在の塔は建築様式から14世紀に建てられたと推測されるとのこと。
風雪厳しいこの土地に木造建築物が600年以上も建ち続けているのは、まさにサムシング・グレートの為せる業と言えるでしょう。 -
帰り道、庄内柿の畑が続く農道を暫く走って、
-
松ヶ岡開墾場に立ち寄りました。
明治維新後、3千名にも及ぶ庄内藩士が桑畑を開墾して養蚕を行った場所で、国指定の史跡になっています。 -
これまで2、3度来ているので、今回は、開墾の資料や農具が展示されている蚕室棟でなく、
-
庄内映画村の資料が展示されている蚕室棟に入ってみました。
-
庄内でロケされた映画の幟が飾られています。「おくりびと」も、そのひとつ。
-
撮影禁止の建物内部で一箇所だけ撮影OKの場所がありました。
それは、「おくりびと」の撮影に使われた棺桶が展示されている場所。 -
入館記念に入棺して撮影していかがとありますが、遠慮しておきました。
でも、出羽三山の参拝は、古来、「生まれ変わりの旅」だったとのこと。棺桶に入って一度死の体験をするのも、この旅に相応しいのかも知れません。
よろしかったら、一度試してみてください。
完
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46