2017.03 北海道ぴよぴよNo.7♪日高本線（日高門別まで）-ＪＲ線乗りつぶし-

2017/03/18 - 2017/03/18

ＪＲ北海道で乗りつぶし（完乗）で唯一残っている日高本線。
２０１５年１月の高潮の被害で『鵡川⇔様似』が代行バスによる運行となっています。
毎日のように新聞でＪＲ北海道問題がクローズアップされる中、本当に鉄路を残すべきなのか考えてみました。

２０１７年の日高本線の収支は売上約８千万に対して、経費約１７億と一般企業ならとっくに倒産しているレベルです。
にもかかわらず、北海道は静観気味で、沿線自治体は存続を希望し金は出さないけど口を出す交渉を続けています。
確かに鉄路がなくなると沿線自治体の魅力はなくなります。鉄路のなくなった道内の多くの市町村を見てもわかります。
先日、乗れなかったガリンゴ号Ⅱの発着する紋別市（門別ではない）も鉄路がなくなったため、公共交通は高速バスのみで、それならばツアーバスで行っても大差ないから、ツアーにした経緯です。鉄路があれば、ＪＲで行ったかもしれません。

道内は北海道開発局が予算を投入して無料の高速道路を整備しています。
日高方面も日高自動車道が整備され、苫小牧市内の沼ノ端西ＩＣから先は無料になっています。
維持管理費用を税金でまかなう無料の高速道路を走る高速バスと保線費用負担がＪＲとでは料金において勝負できません。時間もそんなに変わらないなら、誰だって安いバスを選ぶはずです。
『税金で無料の高規格道路を作れ！鉄道もなくすな！』でも、『俺は一銭も出さん』そりゃ無理がありますな。
いくら鉄道建設・運輸施設整備支援機構が１００％の株主だと言っても限界はあるでしょう。
現在検討されている上下分離方式が最適ではないでしょうか。恐らく上下分離方式でもＪＲ北海道は運行費で赤字です。でもそれは、経営安定基金で補てんしていくのでしょうから、結局のところは税金から負担することで変わりない気もしますが、ＪＲ線を残す以上自治体の負担も不可欠なものと考えます。

上記を踏まえて、日高本線は残念ながら一部区間で廃線になると思います。現状鉄道旅ができるのは鵡川まで。日高町が線路のダメージのない日高門別までの復旧に意欲的なことから、代行バスで日高門別まで乗っておくことにしました。さすがに様似まで行くと１日かかってしますので…。
『襟裳の春は何もない春』ですから(笑)

※かなり邪道な考え方ですが、日高門別以遠が廃線になるとＪＲ北海道完乗となります。（完乗ルールも主観的なものですから）

エリア 門別・日高(北海道)

この旅でのＪＲ乗りつぶし状況

距離11223.7㎞（前回比+51.3km）　
乗車率56.44%（前回比+0.25%）

※乗りつぶしオンラインより作成
http://www.noritsubushi.org/

左が今回初乗車区間。

右が今回の全乗車区間。

11:05札幌発新千歳空港行

日高門別まで行けるのは
苫小牧発05:47、07:58、12:23、14:32、16:56、19:07の６本のみ
早朝出かけるもの大変なので、お昼の列車に乗る予定です。

様似まで行くには苫小牧発05:47と07:58の２本しか日帰りできません。そうすると札幌発06:31です。

札幌駅 駅

途中北広島で
11:21北広島着
11:23北広島発苫小牧行
12:08苫小牧着

苫小牧駅 駅

苫小牧と言えば道内屈指の工業都市

12:23苫小牧発鵡川行

１８きっぷの時期なのでやや混んでいるかと思いましたが、さすがに代行バスだと人気がないようで、ガラガラでした。

日高本線は２時間に１本程度。
室蘭本線岩見沢方面は８時台の次が１３時台…。

車内は紫色のシート。

鵡川まで約３０分。

特段景色はありません。

12:52鵡川着

とりあえず、この駅到着をもって日高本線ぴよぴよ（盲腸線）到達とします。
マイルール♪
そして、データ上はＪＲ北海道完乗とはなりませんが、マイルールで完乗とします♪

微妙な塩梅ですが、ＪＲ北海道完乗の喜びに浸ります。

鵡川駅 駅

この先も鉄路は続きます。
おそらく、日高門別までは信号システムの整備をすれば運転再開可能なようです。

線路が錆びているのでしばらく列車が通っていません…。

雪が少ない地域ですが線路が雪で覆われています。

13:00鵡川発静内行（代行バス）

代行バスは基本的に国道を走ります。
しかし駅は国道沿いになく、バスは狭い道などを使って駅までアクセスします。
そして乗降は駅のみです。

これなら町の中心部を走る路線バスの方が使い勝手がよいのではないかと思います。

日高門別までの所要時間も４５分と列車の倍近くの時間がかかります。

13:45日高門別着

18きっぷを持っているので駅構内に入ってみました。

日高門別駅 駅

この駅までは低コストで運転再開できそうなので、その動向にはちょっと期待しましょう。

日高門別駅。
この駅も街の中心部にはありません。
駅付近には農協しかなく、飲食店および商店はありません。

それでも駅はＪＲが管理維持しています。
鵡川に戻る代行バスまで33分ありますがやることが全くありません。

海が近いようなので見に行こうかと思いましたが、途中住宅街になり私有地のようなので断念しました。

この先の駅まで行ってもよかったかもです。

14:18日高門別発鵡川行（代行バス）
15:02鵡川着

鵡川に着くとちょうど鵡川折り返しの列車が来ました。

鵡川駅 駅

ここをぴよぴよ（盲腸線）の終点にしてしまうのもなんだかなんだかです。

日高本線マーク。

15:10鵡川発苫小牧行

この列車は無駄に!?２両編成です。
そこそこの人が乗っていましたが、座れないことはありません。

15:39苫小牧着
15:48苫小牧発札幌行

鵡川から約20分で苫小牧に到着し、乗り継ぎ時間10分以内で札幌行があります。
室蘭本線追分方面もやや待ち時間ありますが東室蘭方面も接続しています。

苫小牧駅 駅

16:08南千歳着

南千歳駅 駅

ここからバスでワープします。
南千歳駅のバス乗り場は南口。

北口はアウトレットがあるので、かなりの人が使います。

でも、南口はかつての千歳空港（新千歳空港の前身）への連絡口。

バス停には左側にある扉を開けて階段を降ります。
まるで廃墟に続く階段です。

新千歳空港ま目の前。

南千歳駅から市内空港線バスで！

バス停は国道３６号線（サブロクセン）沿い。

朝日町７丁目で下車
徒歩３分くらいで到着。

左がパン屋で右がカフェ。

この日も３０分以上の待ち時間あり。

ルタオのパンケーキ。
店の規模の割にはパンケーキを焼く人と焼く場所が少ないので回転が悪い。
回転が悪い理由は混雑ではなく、非効率が原因でしょうか？

ドレモルタオ グルメ・レストラン

18:22千歳発札幌行

千歳駅(北海道) 駅

日曜日の夕方なので新千歳空港からの乗客で座れませんでした( ﾉД`)

次の旅図鑑
札幌路面電車
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VELTRAで紋別ガリンコ号Ⅱに乗るはずだったけど…。
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↓ＪＲ線乗りつぶし記録↓
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