2015/05/05 - 2015/05/06
142位(同エリア552件中)
Akrさん
恒例の飲み鉄二人旅。
今回は、保存車めぐりの関東遠征です。後編は行程2日目の模様をお送りします。旅のラストは、D51が旧型客車を牽く、臨時列車の「SLレトロみなかみ号」への乗車記となります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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-
さて、行程2日目ですが、今回の目玉の「SLレトロみなかみ号」は、水上からの上りを予約しています。午後の乗車なので午前中は、横川駅近くにあります、碓氷峠鉄道文化むらへ行ってみることにします。
高崎駅へ行ってみると、ちょうど、SLレトロみなかみ号が発車するところに出くわしましたのでさっそく見学に…
我々は、これの折り返しに乗ります。高崎駅 駅
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お見送り。
子供が泣くレベルの汽笛を盛大に鳴らして発車。
これはびっくり。 -
我々は、横川ゆきの信越線普通列車へ乗り込みます。
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30分ちょい揺られて、横川へ。
碓氷峠鉄道文化むらは、駅からすぐです。
写真に写っているバスは、軽井沢ゆきの代行バス。
かつての難所、横軽越えは長野ゆき新幹線開通と同時に廃線となり、鉄路が途絶えてしまいました。現在は、バスが碓氷峠を上り下りしています。横川駅 (群馬県) 駅
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碓氷峠鉄道文化むらへ到着。
中へ入ります。碓氷峠鉄道文化むら テーマパーク
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入口に券売機があります。
入場券を買います。大人500円。 -
実際の碓氷峠旧線にあった、碓氷第三橋梁、通称めがね橋を模した橋の下をくぐって園内へ。
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正面の機関庫の中は電気機関車の展示スペースになっています。
ゴールデンウィークだけあって、園内は家族連れが目立ちます。
大賑わいです。 -
かつての特急あさまとして活躍した、国鉄189系電車が迎えてくれます。
塗装も綺麗で青空の下でひときわ光る国鉄特急色。ヘッドマークも懐かしい。 -
碓氷峠は、横川~軽井沢間で最大66‰(パーミル)※1000m進んだときの高低差が66m。というとてつもない急坂により、補助機関車なしでは峠越えが出来ないため、すべての列車が補助機関車の力を借りる必要がありました。
碓氷峠を超える車両には、電気機関車と協調運転を行うための台車やブレーキを強化した横軽対策が施された車両しか通行できません。
車両ナンバーの頭に「●」印が横軽対策車両の目印でした。
今は、北陸新幹線が開通したとはいえ、この付近では、30‰という急勾配となっています。 -
なぜか、ヘッドマークは「あさま」で行き先表示は「そよかぜ」
「そよかぜ」は上野~中軽井沢間の臨時特急でしたね。
まあ、細かいことは気にせずに… -
機関庫内に入ってみましょう。
EF62が展示されていました。
この機関車とともに峠越えを行っていました。 -
双頭連結器です。
自動連結器(手前)と密着連結器(右)のふたつの連結器を備え、連結相手の車両に合わせられるようになっています。 -
昭和61年当時の横川駅の時刻表も展示されています。
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屋外スペースへ出てみます。
広大な敷地です。 -
EF58 172号機。
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EF65 P型とか。
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関門トンネル用のEF30まで。
碓氷峠とは縁もゆかりも無い車両がたくさん。 -
EF59のデッキに立ってみます。かなり広い。
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10系客車がありました。
日本初の軽量客車。 -
車内にも入れます。青いモケットに通路側の頭もたせ、懐かしい。
妻面の広告はなんと、「いい旅チャレンジ20000km」(笑)
懐かし過ぎます。たしか国鉄全線乗り潰す企画でしたよね?起点と終点で写真撮って送るとその路線完乗になるんっでしたっけ?商品とかも貰えましたね… 余談でした。 -
同じく軽量客車の10系寝台車。
これは乗ったことがないので見るのを楽しみにしてました。 -
激狭の3段開放B寝台。
ベッド幅も狭くて寝返り打ったら落ちそうです。
私は、ベッド幅も広くなった2段式しか乗ったことがありません。
昔の人は、この区画に6人も詰め込まれて移動していたんですね。
当時は、寝台に乗るだけで贅沢な時代だったんでしょうね。 -
碓氷峠鉄道文化むら、堪能致しました。
「国鉄分」を補給してまた、横川駅へと戻って来ました。横川駅 (群馬県) 駅
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かつては、賑わった横川駅も廃れましたね。
軽井沢側の線路は切られ、行き止まりに。 -
駅名標にも、軽井沢の文字は無く。
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高崎ゆきに乗ります。
帰りは、国鉄懐古趣味にうってつけの国鉄115系電車。湘南色。
これもいつまで乗れるか… -
昔ながらのボックスシート。
生地が張り替えられています。昔ながらの青いモケットだとなお良かったです。 -
横川を離れます。
窓を開けて、外の風を入れます。さわやかな5月の風と直に聞く列車の奏でるジョイント音。最高です。 -
高崎からは上越線で水上を目指します。
水上ゆきは混んでおり、席にありつけず、立ち席となりました。高崎駅 駅
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高崎から1時間ほど揺られて水上へやって来ました。
向かい側のホームには、これから乗る、SLレトロみなかみ号が停車中。
古い跨線橋に茶色の旧型客車が良く似合います。水上駅 駅
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この旧型客車は、保安基準(?)のためか半自動ドアとなっています。
そのため車両側面には「戸締め灯」が…
「旧客に戸締め灯かよ~」と思わず口に出ますがこれも時代の流れ、仕方ない事です。そんな事より、こんな車両が現役で走っていることに感謝しなければなりません。
むかしの客車は手動ドアで開けっ放しで走ってた事を知っている人もそのうち居なくなりそう。高校の頃は、発車してから飛び乗りとかやったなあ。 -
客車のドアです。
半自動化のための物々しい装備が追加されています。オリジナルを保ちながらも良く改造したものです。 -
機関車のほうへ足を向けてみます。
撮影する人たちで賑わっています。機関車の前には鎖が張られ、近寄れないようになっていました。 -
人が少なくなったのでこちらも1枚納めます。
D51 498号機。ヘッドマーク付き。 -
サボも良い感じです。
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車内へ入ります。
我々の席は、3号車のオハ47。 -
窓を少し開けて風を入れて、窓下の小テーブルに宴の準備。
発車前ですが、フライングするてっちゃん。
旧型客車には、冷房装置がありませんので窓を締切るとかなり蒸し暑いです。ビールが進みます(笑) -
なんかホームに居る。
こっち来た。ゆるキャラか? -
調べたら、水上温泉のイメージキャラクター「おいでちゃん」だそう。
一応、旅館の若女将という設定でいま、24歳だって。
身長は、185cm! でかっ
※画像は、水上温泉旅館協同組合さまのHPより引用しました。 -
地元の方に見送られていよいよ発車。
さっきの、おいでちゃんも居た(笑) -
撮影者にも見送られて、水上駅を後にします。
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軽快なジョイント音を山々に響かせてさっそうと走り出します。
上越線といえば、緑色に塗られた架線柱が特徴的ですね。私的には、この緑色架線柱を見るとボンネットの181系特急ときを連想させます。皆様はどうでしょうか? -
トンネルに入る時は、窓を閉めるようにアナウンスされます。
車内は、まるで夜汽車のムード。良い感じです。 -
沼田に到着。
車両点検のため少々停車します。沼田駅 駅
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上越線を淡々と進みます。
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利根川を渡り、
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渋川へ到着。
SLは、足が遅いので、普通電車を退避します。
115系電車が来ました。国鉄型同士で絵になります。 -
やがて、上越新幹線が寄り添って来ると終点高崎は近いです。
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水上から2時間弱で終点高崎へ到着。
SL&旧型客車の旅、堪能致しました。
ここから上越新幹線&東北新幹線であとは仙台へ帰るだけです。
旅も終盤となるとテンションが下がって来ます。 -
高崎からは、E4系MAXたにがわに乗ります。
E4系も東北筋から去ってはや、3年。高崎駅 駅
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塗装も塗り替えられました。
E2系のような配色。羽ばたく「朱鷺」も描かれています。 -
ここで越後湯沢からの編成と高崎始発の編成を連結します。
E4系同士の連結は初見。すこし見学してみましょう。
※この列車は、臨時でした。現在の運用でこういった運用があるのかは分かりません。 -
駅員が無線で運転手に連結までの距離を伝達するのは、盛岡駅でのはやぶさとこまちの連結作業でも見られます。
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連結。
子供のように見入ってしまいました(笑) -
乗ったのは、1階席。防音壁でなにも見えませんが、大宮までの30分ですから我慢します。あとこの区間は短いから、「休肝時間」とします(笑)
車内は、満席。 -
大宮到着。
すぐの乗り換えです。今度は、臨時のはやてに乗ります。大宮駅 駅
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はやては、E2系。
はやぶさが出来た今となっては、はやての存在が中途半端な感じがするのは私だけでしょうか?どちらも速達型全席指定列車なので統一したほうがすっきりすると思いますが… -
禁酒解禁(笑)
飲み方はじめ!ラストスパートです。悔いの無いように飲みましょう。 -
旅の思い出を振り返りつつ、酒が進みます。
乗り換え時間が短かったため、駅構内のNEWDAYSでビールとコンビニ弁当になりました。 -
そして仙台駅へ。
仙台駅 (JR) 駅
-
国鉄型の車両も激減し、もはや乗車する機会は無くなって来ています。
そんな二人の旅は、どうしても保存車を見に行く旅になってしまいます。
今回は、宇都宮、青梅、碓氷峠と広範囲に渡って見てまわりました。
わずか2日間の旅行でしたがとっても中身の濃い旅ができたと思います。
次回は、どんな所へ行くかまた、一杯引っ掛けながら考えようかと思います(笑)
最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました!
また機会がございましたらお立ち寄り下さいませ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- kimiさん 2017/03/15 14:43:07
- こんにちは
- 先日は、ご訪問くださり、ありがとうございました。
まだ、フォートラベルのしくみを掴んでおらず、失礼しました。
飲み鉄、共感できます。
実は、夫が乗り鉄です。あまり、出かける機会がないんですが、乗れば飲みます。
同じですね。
水上は、普通の電車で行きました。SLに乗りたかったです。
Akrさんの記事で、楽しませていただきました。
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