飲み鉄二人旅　保存車めぐり関東遠征とＳＬレトロみなかみ号の旅【前編】

2015/05/05 - 2015/05/06

ご覧下さいましてありがとうございます。

今回は、恒例の飲み鉄二人旅の飲んだくれ旅行記(笑)です。
国鉄懐古趣味なふたりが古き良き国鉄の残像を探す、保存車めぐりの関東遠征編となります。

レアな保存車を探しつつ、関東を右往左往しながらの飲み鉄旅。
締めくくりは、やっぱ、動いている物に乗らないとということで、D51が旧型客車を牽引する臨時列車、SLレトロみなかみ号
への乗車記です。

行ったのは、2015年の大型連休後半。
初夏のさわやかな風にふかれながらの、わが相棒、還暦爺のてっちゃんを連れ立っての、きままな乗り鉄記。

どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。

エリア 宇都宮(栃木)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

ゴールデンウィークも終盤の５月５日。
飲み鉄ふたり、いつもの仙台駅へ集います。

仙台駅 (JR) 駅

さっそく、コンコース内のNEWDAYSへ。
飲み鉄の三種の神器、酒、つまみ、弁当を仕入れます。

飲み方はじめ！

では、今回も行って参ります。

仙台から１時間。宇都宮へやって参りました。

宇都宮駅 駅

宇都宮駅から歩くこと20分。息も絶え絶えにたどり着いたのは、宇都宮駅東公園。

ご存知の方は、もうお分かりでしょう。
もう１両しか残存しないレアな車両を拝みにはるばるやって来ました。

宇都宮駅東口公園 公園・植物園

公園のはずれにぽつんと置かれていました。
国鉄EF57電気機関車7号機。所謂、ゴナナです。

大型の直流機関車で東海道線や上越線で活躍し、晩年はここ宇都宮に配置され、東北本線の旅客列車を牽いていました。15両作られましたが、現存するのはこの7号機のみ。貴重であります。

最後の活躍の場所、宇都宮でいまはひっそりと屋根の下で保存されています。
場所がわかりづらく、公園の奥のさらに奥にあるプールの片隅にありました。

てっちゃんは、かつては、急行新星を牽いてたんだって遠い目で語っていました。

※急行新星　かつて上野と仙台という今では考えられない短距離を結んだ寝台急行列車。10系寝台車で運転され、晩年は20系寝台車になりました。1982年廃止。　

無骨な顔立ちと大きなデッキが特徴。

むかしはここのデッキにも客車から溢れたお客が乗ってたんだそうです。デッキの上に角のように張り出したパンタグラフからアークが飛んで、スリル満点のデッキ乗車だったそうです。

車体から前方へ張り出したパンタグラフと大きなデッキが特徴的です。

「ゴナナ」を堪能したわれわれは、宇都宮駅へ戻ります。
駅構内の蕎麦屋で腹ごしらえ(まだ９時ですが・・・)

ゴナナとの出会いを祝して「乾杯」
何にでも理由つけて飲みます(笑)

喜多そば 宇都宮２号店 グルメ・レストラン

さて、新幹線で今度は大宮へ向かいます。なすのに乗る予定でしたが、少し行程が早まりましたので、やまびこへ乗ります。

宇都宮駅 駅

自由席満席。
デッキで20分ほど過ごします。

大宮到着。

この流れは、「てっぱく」だな。
と見せかけての・・・

大宮駅 駅

川越線乗車中。

高麗川。

高麗川駅 駅

そして拝島。

拝島駅 駅

青梅線へ乗り換え。
ロングシート通勤車なのでさすがに飲めません(笑)
飲み鉄封印中。おとなしくしています。

そして青梅。
(なんかこんなタイトルの歌があったような…)

神戸ですね。寒い寒い。スミマセン。

青梅駅 駅

青梅駅。

てっちゃんの無謀なリクエストを飲んではるばる大宮から２時間ロングシートの旅をしながら青梅へ。
目的は、言わずと知れた「青梅鉄道公園」なのでした。

別に引っ張るほどのネタではありませんが(笑)

青梅鉄道公園まではこんな感じ。
まあ、１０分も歩けば着くね！とか言いながら歩き出します。

坂だったのね…

途中で案内図を発見。

なんか公園へのショートカットルートがあるようですが、果たして行けるのか…
見た感じ、距離はだいぶ縮まりそうですが…

無難に正攻法で行くことにします。

だんだん気温も上昇。飲み物一切無し。
九十九折の道。
試される私たち。無言の行軍。

行けども行けどもゴールが見えない。

やっと着いた～
20分かかったぞ。

青梅鉄道公園 美術館・博物館

ちゃんと公園のＨＰに親切に「急坂あります」って書いてあったわ。
確認しない我々が悪い。
まあでも、無事に着いてなにより。

※青梅鉄道公園のＨＰより引用しました。

Ｅ１０形蒸気機関車。
これが見たかったそうです。

国鉄最大のタンク式機関車で奥羽線の板谷峠で活躍しました。
現存するのはこれ１両のみ(２号機）
車軸配置が、Ｅ型(機関車は軸数でＣとかＤとか付けられていますよね)
なにも知らない私は、Ｅ233みたくJR東のＥかと思いました(笑)

私は物心着いた時は蒸気はほとんど引退していましたので蒸気に関する知識レベルがかなり低いのです。

※タンク式とは、水、石炭を機関車本体に積載する機関車。一般的な蒸気機関車はテンダー式機関車と呼ばれ、機関車の後ろに炭水車と呼ばれる車両を連結しています。

ほかには…

旧型国電のクモハ４０。
最晩年は青梅線で活躍したそうです。床下から唸る吊り掛けモーターの音が聞こえて来そうです。

時間を決めて車内に乗ることができるので乗ってみました。
小学生が、運転台を見て「すげー、操縦席」と言ってたのを聞いて思わず苦笑するふたりでございました。(飛行機かよ)

０系新幹線もありました。
なぜ、前から撮らない。

車内にも入れます。
懐かしき、転換クロスシート。
むかしはこんな椅子で東京と大阪を行き来してたんだなあ。

そんなわけで、青梅鉄道公園を堪能しました。
帰りは、近道を発見。階段になっていて急ぐと止まらなくなります(笑)

なんとか麓まで来れました。
宇都宮から飲まず、食わずなので手近な中華屋へ飛び込みます。
まずは、ビール。

ビールが美味しい季節になりました。
(うちらは基本的に季節、気温にかかわらずビールは美味しいですが）

というわけで、ふたたび電車に乗ります。

青梅駅 駅

大宮まで戻って来ました。
青梅→拝島→川越→大宮というルート。今宵は、高崎へ泊まるので八高線で高崎へ出るという案も考えたのですが、荷物を大宮駅のロッカーへ預けて来たので大宮へ戻らざるを得ません。

大宮駅 駅

新幹線の時間があるので、寄り道。
小腹が空いたので寿司でもつまみましょう(笑)
というか、また飲むんかい。

この２人に乗り換え時間を30分以上与えては行けません。

築地玉寿司 ルミネ大宮店 グルメ・レストラン

高崎までは上越新幹線。
たにがわ号に乗ります。高崎までは30分ほどですので、ここの移動中は「休肝時間」(笑)とします。おとなしく移動します。

高崎到着。

なんか駅前が仙台っぽい。ペデストリアンデッキの形状とかもどことなく我が故郷の仙台駅に似ている感じが…
そういえば、大宮駅も「白い仙台駅」とか呼ばれてましたっけ…
昭和後期の駅舎の造りはこんな感じが多かったのか。

高崎駅 駅

今宵の宿は、高崎ワシントンホテルプラザ。
シングルしか空いてなかった。窓の外は、絶賛足場工事中。

高崎ワシントンホテルプラザ 宿・ホテル

外へ出て夕食。

今日一日の無事を祝しまして乾杯～。
今日何回目だ(笑)

アサヒスーパードライのエクストラコールド提供店でした。
キンキンに冷えていて美味い。

上州地鶏 軍鶏農場 高崎店 グルメ・レストラン

良い気分でホテルへ。
途中、コンビニで寝酒を仕入れます。

部屋で２次会。
(大変お見苦しい姿を全国に発信してしまいました…)

明日に備えて早めに就寝。


　【後編】へ続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• Tagucyanさん 2017/03/12 23:37:44

  青梅鉄道公園！

  Akrさま。
  
  旅行記読ませていただきました。
  鉄道運賃とビール代、どちらが高くついたでしょうか（笑）
  
  さて、途中で見慣れた景色が出てきたなあと思ったら、青梅線が出てきて、その後青梅鉄道公園が出てきました。
  実家からも我が家からも車で３０分ぐらいあれば行ける場所なので、子供の頃からなじみがあり、今もたまに家族連れで出かけます。断っておきますが車で。あの急坂、よく歩きましたね。そもそも、あんな山の上にあれだけの車両をよく運んだもんだと思います。
  
  そして、大宮から青梅まで川越線・八高線回りの往復。さぞかし時間がかかったことでしょう。生活圏が近い私には、ここを往復するという発想がありませんでした。灯台下暗しです。
  
  余談ですが、翌日の旅行記に「いい旅チャレンジ２万キロ」が登場。
  私、会員でした。（トシばれるー）

  Akrさん からの返信 2017/03/13 16:57:10

  RE: 青梅鉄道公園！

  Tagucyan さま
  
  メッセージありがとうございます。
  相方との二人旅は、酒代がかかるので大変です(笑)
  一人だと、夕食時に一杯と帰りの新幹線で飲む位で本当はあまり飲まないんですよ。
  旅のテーマによって飲んだり飲まなかったりですかね。基本、酒好きですケド。
  
  大宮から青梅の移動は、思いつきです。あとでネットで路線検索すると最短ルートは、埼京線→武蔵野線→中央・青梅線→青梅がヒットします。30分は早いようです。八高線に電車が走っててびっくり。キハ35時代に乗ったきりでしたから(笑)
  
  青梅鉄道公園も私はまったく知らなくて、相方がどうしてもって要望だったので行ってみた次第です。本当に山の上でびっくりしました。おまけに0系なんかは更に下に降りた所に展示してあって、どうやって運んだんだ？と疑問に思いました。自然に囲まれた良い所でした。
  
  チャレンジ20000km、会員だったんですね！景品もらえましたか？懐かしい。
  こういうネタ、大歓迎。大好きです。昭和の国鉄ネタ。
  
  また、この手のネタで盛り上がりましょう(笑)
  
  失礼しました！
  
  　-Akr-