エジプト　カイロへ

2015/02/07 - 2015/02/07

テロ真っ盛りの中東。
ちょっと怖かったけど、ピラミッドが見たくてエジプトに行きました。
まずは初日は首都カイロへ。

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはアラブ首長国連合の首都・アブダビ国際空港に到着。
現地時間午前４時半、日本は９時半です。
昨日の９時半にこの国のキャリア・エティハド航空で成田を出発して、３時半にアブダビ着。
エジプト・カイロ行の飛行機まで５時間待ち。

こんな時間では町に出ても何もなさそうだし、初めて来た町で迷子になって乗り継ぎ便に乗り遅れては一大事なので、しばらくここの待合ロビーで暇つぶし。
でも、タバコが吸えるのはよかった。
ヨーロッパだと建物内は全面禁煙なので、タバコすえないし。

さて、アブダビから約３時間のフライトで、カイロに到着。
考えてみれば、結局待ち時間も含めて２１時間もかかりました。
直行便があれば、１１時間くらいで着くのになあ。

まず、最初はオールド・カイロのうち、イスラム街と呼ばれる地域に行きました。
ハーン・ハリーリと呼ばれる市場をはじめとして築５００年くらいのお店や自宅が並ぶところで、とてもにぎやかなところです。

ちなみに「ディオ」の家もこの地域にあります。
「悪の帝王」にしては、ずいぶんにぎやかなところに住んでるものです。
「ディオ」というのは「ジョジョの奇妙な冒険」という人気漫画に出てくる悪役のことです。

かと思えば、自宅や商店の中には大きな建物があり、いずれも５００年から１０００年前の見ごたえのある寺院や廟です。
これらも、普通なら有名観光地になってもおかしくないほどのものです（ちなみにこれらの寺院や廟は大半は世界遺産。カイロには世界遺産が６００もあるとか）。

地元の方と数百年前からの建物がマッチしていて、とても雰囲気はいいです。

また近くにあるガーマ・アズハルは９７０年創建で、寺院であると同時に、世界最古の大学です。

その後はシタデルというカイロの宮殿へ。
十字軍の時代のイスラム側の英雄、サラディンの作った宮殿。
サラディンは第３回十字軍で、イギリスでもっとも人気のある王であるリチャード獅子心王と戦ったことで有名なイスラム側のスルタン（王）です。
戦争に強いだけではなく、内乱の耐えないイスラム地域をひとつにまとめ、また敵側にも情もある名将としてキリスト教世界からも賞賛された人です。
彼の家の紋章だった鷲の紋章は今でもエジプト国旗にも使われています。

サラディンがここに宮殿を置いたことでカイロはイスラム世界の中心として発展したのでした。

その中にあるのがムハンマド・アリ・モスク。
オスマン帝国の首都・イスタンブールにあるモスクに負けない規模のモスクです。

キリスト教の教会とは違った荘厳な雰囲気

モスクの中。
イスラム教では、人間ごときが神の像を作ることは許されない（偶像崇拝禁止）ということで、「神様」はどこにもいません。
日本のお寺などでは、普通に観音様などの神様仏様がおられますけど。

モスクから見たカイロの街並み。
大都会です。

夜の列車の時間まで多少時間があったので、ギザのピラミッドにも寄ってみました。
ピラミッド前の通りはお土産屋さんだの、観光ラクダやロバなどで大賑わい。

もう入場時間は過ぎていたので中には入れませんでしたが、入場口からは夕日の沈むピラミッドを見ることができました。

ギザ駅。
この駅からナイル河上流のアスワンまで夜行列車に乗ります。

アスワン行の夜行列車が到着。
たくさんの人と一緒に乗り込みます。

この列車は全車個室寝台です。
エジプト自慢の寝台列車。

狭い個室の中に二段ベッドがあります。

夕食は機内食のような食事が出されます。
夕食を食べてすぐ寝てしまったのと、飛行機移動と寝台列車の連続で疲れが出たのか、夜中に吐き気がしました。
１時間ほどで収まりましたが、前途多難です。